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 日本語を勉強中の中国人です。下記の文にある「絶える」の意味がよくわからないのですが、どなたか教えていただけないでしょうか。この文の意味は結局、「誰でも疑っている」でしょうか。それとも「誰も疑っていない」という意味でしょうか。文の意味から考えれば、「誰も疑っていない」のような気がしますが、「絶える」の意味(絶える+ない=とぎれない、尽きない、ある)から考えると、「誰でも疑っている」という意味になってしまいました。困っています。

「それまでは物を生産するために働くことは最高至上の行動とされ、誰しもそれを疑ってみることは絶えてなかったことだった。」

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

結論から言うと、「誰も疑っていない」という意味です。


文章のつながりから考えても、この意味になります。
(物を生産するために働くことは最高至上の行動とされていた。それゆえに、それを疑う人は全くいなかった、という意味です。)

日本語辞書「広辞苑」を引くと、「絶えて」の項目のところには、「(下に打ち消しの語を伴って)すこしも。ちっとも。全く。全然」などと書いてあります。
一方、「絶える」の項目をみると、「続いているものが途中でぷっつり切れる意」などと書いてあります。
この場合の「絶えてない」は、前者の使用法です。
もしも、「誰もかれもが疑っていた」の意味で書くのであれば、「絶えてなかった」ではなく、「絶えなかった」とか「絶えることがなかった」と表記するところでしょう。
(否定の意味の助動詞「ない」を動詞につなげる場合には、動詞の未然に付けることになっています。「絶える」を否定するのであれば、未然形の「絶え」+「ない」=「絶えない」になります。)

日本人でも間違いやすい表記ですね。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。すっきりいたしました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/08/14 11:45

「絶えて」と「絶える」は別の言葉です。



絶えては副詞で、この文にあるように下に打消しの言葉を伴った用法です。
絶えて>すこしも、まったく、全然のいみです。

誰しもそれを疑ってみることは絶えてなかったことだった。
誰しもには強調の助詞「しも」がついています。

誰一人としてそれを疑ってみることは、これまで全くなかったことだった。
と言い換えることが出来ます。

質問文は洗練された立派な文章です。
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございました。よく理解できました。

お礼日時:2012/08/14 11:57

#6です。



申し訳ありません。
訂正があります。

×
「ない」を補助動詞として解釈なさっていますが、この文の場合は「無い」という意味を表わす動詞です。


「ない」を補助形容詞として解釈なさっていますが、この文の場合は「無い」という意味を表わす形容詞です。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。了解いたしました^^。

お礼日時:2012/08/14 11:56

あなたの予想された「絶える+ない=とぎれない、尽きない、ある」であれば、単純に「絶えない」という言葉で済んでしまいます。


ここでは「絶える」という動詞でなく「絶えて」で調べてみると、ご自分で納得できる答えがみつかると思います。
他の方がおっしゃっているように否定を強調することだというのが発見できると思います。

怪しい文章は何回も読んでみると「それまでは物を生産するために働くことは最高至上の行動とされ、誰しもそれを疑ってみることはなかったことだった。」だと流れもよく読みやすいから「絶えて」は必要か?もしかして強調するための?と予測できるかもしれません……わかりにくくてすみません。

でも声に出して何度も読むと何となくわかる場合があると思います。
(私がわけのわからない英語を勉強する時そう感じたことがあるだけですが)
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。「絶えて」という項目に新発見がありました。大変参考になりました。

お礼日時:2012/08/14 11:54

「絶える」+「て」は、そのまま意味をとれば、「途切れてしまって」の意味になりますが、普通は「ほとんど」「まったく」の意味で、「否定」の時に副詞のようによく使われます。

No.2、No.3の方がおっしゃるとおりです。
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この回答へのお礼

 ご丁寧に回答していただきありがとうございました。よくわかりました。

お礼日時:2012/08/14 11:52

この場合の「絶えて」は副詞で、


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E7%B5%B6%E3%81 …
の、
2 あとに打消しの語を伴って、否定の意を強める語。全然。一向に。
という用法に該当します。
「~、誰しもそれを疑ってみることは全然なかったことだった」という意味になります。

>「絶える」の意味(絶える+ない=とぎれない、尽きない、ある)から考えると、「誰でも疑っている」という意味になってしまいました。

「ない」を補助動詞として解釈なさっていますが、この文の場合は「無い」という意味を表わす動詞です。
つまり、「ない」は「絶えて」を否定しているわけではありません。
「絶えて」はあくまで「無い」という動詞を副詞として修飾しているわけです。

ご質問文は、長い文章にも拘わらず間違いもありませんし自然な日本語です。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2012/08/14 11:49

「~ことは~なかった」ということ。


「絶えて」の挿入が悪文に拍車をかけていますが、「とぎれとぎれ」とか、「時々」にしても無かったということ。つまり、継続的に無かったと言いたいのでしょうね。
それにしても、この用例は何という悪文でしょう。こんなものを読んでいると、正しい日本語が身に付かないのではないかと懸念いたしました。
それに、この用例の著者は、創世記のギリシャ時代を知りませんし、近代西欧事情も知りませんね。無知、無能の極致がこういう悪文を生み出しているのではないかと感じました。

日本語を学ぶのでしたら、是非、近代文豪の現代語訳をお勧めします。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。意味はよくわかりました。この本は日本語を学ぶというより、述べる思想を理解したいと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/08/14 11:34

これは強調表現です。


否定語の前に「絶えて」を置くと、否定を強調する意味になります。

「絶えてなかった」は「全くなかった」の意味です。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。よくわかりました。

お礼日時:2012/08/14 11:30

「絶えてなかった」の意味ですが、



「とても長い間、無かった。」

という感じですね。

疑われたこともあった。
その後は、疑われない状態がとても長く続いた。

というような意味を含んでいます。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2012/08/14 11:29

確かに「絶えて」を否定してるようにも読めるけど, 文意から


「絶えてしまい, なかったこと」
と解釈すべきでしょう.
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/14 11:28

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