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どうも英文の読解が苦手でうまく訳せません。単語力は自信があるのですが。入試問題など正解を導けません。

色々本を読んでみると「抽象」→「具体」など日本語(日本語の起承転結のようなもの)と違う論理展開があると気付きました。

日本語の読解力と関係があるとは思うのですが、何か英文の成り立ちが分かるようになる上でのヒントがあれば教えていただきたいのですが。

A 回答 (5件)

 読解力をつけるためには、まず、英文の構成の基本を理解することが必要です。



 すでに指摘されているかもしれませんが、「論文」という形式の英文ならば、「序論」、「本論」、「結論」とい3つのパートで構成されていることが普通です。そして、その「本論」の中にはたくさんの「段落」が含まれているのですが、それぞれの「段落」の関係を把握することが大切です。

 すなわち、「英文の中の各段落においては(たとえその段落がどんなに長いものであっても)主張されることは一つである」ということを理解することがとても大切なことなのです。

 そのような、各段落の中で作者が最も主張したいと思っていることを表す英文を「Topic Sentence」と呼び、各段落の中のそれ以外の英文は「Supporting Sentence」と呼びます。後者は「(主張の)根拠」や「(主張を証明するための)具体例」であり、「Topic Sentence」の補強をするものです。このことを理解すると、どんなに長い長文であっても、精神的に落ち着いて対処することができるようになるものです。

 例えば、次のような英文で考えてみましょう。

Topic Sentence(主張): English has always been and will be one of the most useful languages in the world.

Supporting Sentence 1(根拠): It has been used in almost all the countries for a long time, especially in the business world.

Supporting Sentence 2(具体例): When you go abroad for example, perhaps you can manage to make yourselves understood not only at the airport or in the hotel but also in the souvenir shops as well, even in non-English-speaking countries.

 場合によっては、次のような「反論」が続くことがあるかもしれません。

Supporting Sentence 3(反論): However, some people say that in the near future Chinese will probably take its place , especially in Asian countires.

 しかし、このような場合でも、一つの段落の中では「書き手が主張していること」はあくまでも一つしかありません。ここでは「English has always been and will be one of the most useful languages in the world.」という英文です。

 したがって、あなたが読む「論文」の中に(序論と結論の段落を除いて、本論の中に)5つの段落があるとするならば、作者は言いたいことを5つのポイントに分けて言っているということになります。その5つの「Topic Sentnec」をつなげていけば、作者がその「論文」の中で最も主張したいことが見えてくることになります。

 「論文」以外の「小説」や「新聞の記事」などを読む場合においても、この「Topic Sentence」という考えを生かすことによって、英文全体の要旨がある程度しいかりと把握できるようになります。

 さらにひとつひとつの英文の意味をより正確に読み取ることができるような語彙力と文法力、そして行間を読みとる洞察力を身につければ鬼に金棒となるはずです。

 ご参考になれば・・・。
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この回答へのお礼

解答有難うございます。私の読んでいる英文もまさにこんな展開なものばかりですです。どんな文章もこのように書かれているのですね。少し安心しました。自分が英文を書くときもこのことを頭に入れて書いたらいい文章にが書けますね。「Topic SentenceとSupport Sentencen」何か英文が読めるきっかけになりそうです。大変参考になりました。

お礼日時:2012/09/22 06:50

大学入試として回答します。


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すでに回答でてるとおり、
英文の構成、構造は簡単です。
僕が見た限り、
早稲田慶応の普通の学部も「簡単すぎ」です。構造面ではね。
(※国際系の学部はちょっと知らないけど)

回答でてるから、
これ以上書くこともないのですが、
あえてかくと、
とりあえず
z会「英作文のトレーニング 自由英作文編」
の始めのほうに目を通しておけば十分かと。

超端的に言えば、
「主張」と「そのサポート」、
このくり返し、この2本立てでしかない。
1段落内部の文同士、
および段落同士も
この関係にあります。

こういう事実を念頭に置いておくと、
段落それぞれの要旨や、
段落同士の関係(つまり論理展開)が
すいすい読み取れます。
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実際の入試に際しての初級的なコツとしては、
段落ごとに要旨をメモって
最後にそのメモを見渡せば、
文全体の論理展開も一目瞭然になるかと。
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この回答へのお礼

「主張」と「そのサポート」非常に端的に解答をいただいて有難うございます。今後英文を読む上においてインパクトの残る言葉でした。

お礼日時:2012/09/22 05:56

 起承転結で言えることって、結局一般論から個別の議論への演繹ですよね。

英語でもそういうのもあると思いますが、入試に出るような小論文ならもっと論点を絞っていると思います。
 この場合の定石は、a)まず一般論を言う、b)次に論点を絞る、c)その論点について議論して結論づける、です。a)はc)の伏線になるように考慮されています。
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この回答へのお礼

解答有難うございます。今後(a)「一般論」→(c)「議論して結論づける」このことを頭に入れて英文を読んでみます。

お礼日時:2012/09/22 06:03

はじめまして。


入試問題 というと高校か中学の生徒さんでしょうか?

少し難しいかもしれませんが、英文での理論の展開方法の一つである「学術論文での理論展開」について説明しますね。

私はアメリカの大学院を出ているため、英文での理論展開に則った学術的なペーパーは多数書いてきたのと
ライティングについての勉強を少ししたので、少しはお役に立つかもしれません。
ただ、私がご説明するのは学術論文の書き方についてですので、
それが新聞・雑誌、他の全ての論述形態にあてはまるとは限りません。

まず、英文の文章では日本でいう「起承転結」は使いません。

論文は「自分の主張を述べ、それが正しい事を読者に説得する場所」です。

なので、まず、自分の主張が冒頭(Introduction)に来ます。
本体(Body)は、なぜそれが正しいのかを、読者に納得してもらうべく論じていく場所です。
そして、最後(Conclusion)にて「ね、私が言ってること、正しいでしょ?」と、冒頭に書いた主張を再び述べて終了。

例えば、「最近はテレビ離れが進んでいる、何故ならつまらないと人が感じているからだ。」

と主張したいとします。

(Introduction) 最近はテレビ離れが進んでいる。 (過去と比べた具体的数値を出す)
     なぜならつまらないと人が感じているからだ。
(Body 1) なぜ、つまらないと人が感じるのか
(Body 2) なぜ、つまらないとテレビを見ないのか (ネットなどほかの媒体に移っている 等々を論じる)
          証明は続く・・・
(Conclusion) ね、つまらないから、テレビ離れが進むのよ。


単純な例なので、他の詳しい方からの指摘もあるかもしれませんが、これが英文の論理展開です。

入試問題でも様々な分野や論述形態の英文が出てくると思いますが、どういった文章が苦手なのでしょう?
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この回答へのお礼

非常に分かりやすい例を出していただいて有難うございました。最後の(Conclusion)の「ね、私が言ってること、正しいでしょ?」は私にとっては最高でした。英文を訳せるきっかけになればと思います。質問の件ですが、どういった文章と言うよりは、本を読むのがあまり好きではないので元々の読解力が無いのだと思います。

お礼日時:2012/09/22 06:21

大学入試に向けて頑張っている高校生でしょうか。




論理的に考える力は大学でも社会でも重要になってきます。

読書が好きな人はその力がついてる人が多いと思いますが。


抽象⇒具体とのことですが
そもそも評論文というものには「著者の言いたいこと」を述べるものです。

なので著者の考えを読者にわかりやすく説明する文章になっています。

いくつかの段落で構成されていると思いますが
意味のある段落で区切られており、すべての段落を遠して「著者の言いたいこと」を述べるのです。

例えばですが自己紹介を例にとって考えてみましょう。
相手に「私はコミュニケーション能力のある人物だ」という伝えたいことがあるとします。

しかしこれだけを伝えても相手からすれば「なんでそういえるの?」となりますよね。

そこで「私は部活の部長を勤めていましたからです」と答えるとします。

それでも相手にしてみては「だからといってなんでそうなるの?」となりますよね。

そこで「部長としてすべての部員を束ね、なんでも言い合えるような、団結して部活動のできるものにしました」などといえば
相手は「なるほど」となるわけです。

ここでの私の3つの言葉はすべて「私はコミュニケーション能力のある人物だ」という一貫したものですよね?

「部活の部長を務めていた」というのも「コミュニケーション能力のある人物」を説明するものであるし
「部員を束ねて・・・」というのも「コミュニケーション能力のある人物」を説明するものです。


つまり言いたいことがあって、それを読者にわかりやすく説明する必要があるのです。
例え話を用いたり、といったように。

よくある英語の長文というのは
最初の段落で著者の言いたいことを簡潔に述べます。
読んでいる人からすれば「なんでこういえるの?」となりますよね。
それを2段落から例え話や経験といった話を持ち出してわかりやすく説明するのです。

でもその話にしたって言いたいことは1段落目で述べているんですね。

だから読む人からすれば「これが言いたいからこういうたとえ話をいっているんだな」と頭で整理しながら
読んでいくことで、理解が深まるのです。


すべての文章が最初に言いたいことを述べるのでなく、
いきなり例え話から入ることもありますし、いろんな形があります。

「著者はなにを言いたくてこれを書いているのか?」を考えながら読めば、形にこだわらず理解していけるのではないでしょうか。


例え話などといった「著者の言いたいこと」を説明するものは
著者の言いたいことをわかりやすく読者に伝える補助的なものにすぎません。
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この回答へのお礼

「部活の部長」の話は大変分かりやすかったです。例えば6段落あってもそのひとつひとつに「筆者は何を言いたくてこれを書いているのか?」を考えて英文を読んでみようと思います。有難うございました。

お礼日時:2012/09/22 06:34

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