No.7ベストアンサー
- 回答日時:
地理的に見れば、日本と同じぐらいの緯度にある国には原則的に四季があります。
アメリカのほとんどの地域には四季の違いがありますし、ヨーロッパでもあります。南半球であればブラジルとかアフリカの中緯度にはちゃんと四季の違いがあるわけです。しかし日本の「四季」と言う考え方は無かったりします。季節と言うのは単純に緯度で測れるようなものではなく、気候やそれに伴う風物があり、長い間に文化に変わるからです。
日本の場合北緯35度近辺に位置しているため、温暖湿潤気候の範囲であり、このあたりは四季の気温差がはっきりとしているのが特徴です。
しかし、日本の場合温度だけでなくはっきりとした気候の変化もあるために「四季」が文化になっているのです。
理由を言えば、日本列島が大陸の東側でその向こうは太平洋、そのために温暖な太平洋の海流(黒潮)があり、これが日本列島の左右を流れていき、同様に千島海流(親潮)が日本を冷やすように北から流れていく影響を受けていることと、同様に夏に強くなる暖かい太平洋高気圧と逆にシベリアで発生する冷たい高気圧がちょうど日本列島でぶつかりあう為に、季節による気温差だけでなく気候もはっきりと異なっているのです。
具体的に気候の変化を言うと、まず夏は太平洋の南側で温められた空気が高気圧となって日本列島を覆うぐらいになります。こうなると暑くて・湿度が高い日が続く「夏日・真夏日」それから熱帯夜になるわけです。そして秋になると太平洋上の熱気も下がる為段々勢力を弱めていきます。そうすると、シベリアにある冷たい空気が日本に入ってこようとします。9月から11月にかけて暖かい日と寒い日が交互にやってくるのはそういうメカニズムがあるからです。そして冬になるとシベリアで出来た冷たい空気が日本にまで下りてきて、特に日本海側では雪を降らせます。このときに太平洋高気圧は冷たい空気を押し戻す力はないのです。
春が来ると段々太平洋が暖められて太平洋高気圧が勢力を取り戻し、シベリアの冷たい空気を押し戻し始めます。この二つ、暖かい空気と冷たい空気がちょうど日本列島の真上で押し合いをするのが6月で、このときに降る雨が「梅雨」なのです。もちろん夏の後もシベリア寒気が戻ってくる途中で日本上空で押し合いをしますので、この次期を「秋雨」、といいます。
日本は島国で大陸の高気圧と太平洋上の高気圧がぶつかり合うところにあるため、四季の気候の変化がはっきりとしています。
世界中を見ても温度だけでなく、これほどはっきりとした気候の変化をもつ地域はあまりありません。なぜなら世界のほとんどの国は大陸にあるからです。大陸では気候の変化の要因があまりありませんので、日本のような激しい変化は無いのが普通です。
つまり冬は寒いだけ、夏は暑いだけ、あとは中国なら黄砂の季節、アメリカ中西部なら竜巻の季節があるぐらいなのです。
日本の場合、春には梅から桜が咲き、6月の梅雨にだけ咲くアジサイや、恵みの雨をもらって8月から9月に収穫し、秋は紅葉が広がって、冬は雪、などという同じ場所なのに季節ごとにまったく表情が違う自然を持つ地域というのは、世界的に見ても珍しいのです。
ですので春夏秋冬は多くの国でありますが、それが風物になるほど(四季の変化そのものをテーマにした作品ができるほど)の変化はなく、だから「日本の四季」というのが海外にもアピールできるのです。
No.4
- 回答日時:
No.3
- 回答日時:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%83% …
ケッペンの気候区分であれば、以下の
D 亜寒帯 Dfa Dfb Dfc Dfd Dwa Dwb Dwc Dwd Dsa Dsb Dsc Dsd
C 温帯 Cfa Cfb Cfc Cwa Cwb Cwc Csa Csb Csc
に所属する気候帯なら、大体は四季があると言っていいんじゃないでしょうか。
つまり、人口が密集しているような地域は、熱帯、亜熱帯以外なら大体四季あり、ということです。
よく言われる「日本には四季がある」という発言は、ちょっと世間知らずと言われる所以です(各国語でも春夏秋冬ははっきりあります。)
ケッペンの気候区分であれば、以下の
D 亜寒帯 Dfa Dfb Dfc Dfd Dwa Dwb Dwc Dwd Dsa Dsb Dsc Dsd
C 温帯 Cfa Cfb Cfc Cwa Cwb Cwc Csa Csb Csc
に所属する気候帯なら、大体は四季があると言っていいんじゃないでしょうか。
つまり、人口が密集しているような地域は、熱帯、亜熱帯以外なら大体四季あり、ということです。
よく言われる「日本には四季がある」という発言は、ちょっと世間知らずと言われる所以です(各国語でも春夏秋冬ははっきりあります。)
No.1
- 回答日時:
いろいろな地域の四季 [編集]上記のような変化は、地球上のどこでも見られる現象であるが、地域によって大きく異なる。
一般的には、緯度や海陸分布の影響を大きく受ける。両極を含む高緯度地域は気温が年間を通して極端に低いため、また赤道を挟む熱帯地域は年間を通して極端に高いため、1年の中で気温が上下しても生物の活動等に及ぼす変化があまり大きくない。そのため、住民にとっても植生の変化や動物の活動などの季節変化が比較的少なく感じられ、夏が無い、あるいは冬が無いとされたりする。一方で中緯度にある温帯や冷帯では、1年の中の気温の変化域が生物活動の変化と対応している部分が多いため、季節変化が感じられやすい。
季節変化という観点に立てば、熱帯地域では四季は感じられにくいほか、高緯度の地域では生物の活動に好適な温暖な期間が短いため、その移行期間としての春や秋が区別しがたい。これは文化的・気候学的な定義であり、天文学的には太陽高度(日照角度)の変化をもとに、地域に関係なく(北半球・南半球の区分はあるが)四季を定義している。
極地域、特に北極圏や南極圏では夏には白夜、冬に極夜となり日照時間の変化は非常に激しいが、年間を通して太陽高度が低いため、日照時間で考えるほど気温の変化は大きくない。
一方、赤道付近では日照時間の変化が小さいが、年間を通して太陽高度が高く、かつ熱帯では気温差の小さい均質な気団が横たわっているため、気温の変化は非常に小さく、ほとんど無いに等しい。いわゆる常夏の状態。ただし、四季とは関係の薄い雨季、乾季という変化が起こる場合もある。
また、緯度が高くなるにつれて、内陸にあるほど気温変化が大きく海洋に近いほど小さい、という海陸分布の影響を強く受ける傾向がある。
四季が顕著ではっきりと区別できるのは、中緯度にあって、かつ気団の勢力変化が大きい地域(おもに内陸や大陸辺縁部)である。例えば、日本は概ね北緯25度から45度に位置し、小笠原気団(夏)、シベリア気団(冬)、オホーツク海気団(梅雨)、揚子江気団(春、秋)という複数の気団の影響を受ける。
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