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現在ドイツ語の翻訳を行っているのですが、意味の分からない直訳しかできません。
ドイツ語が得意な方、長くて面倒な文章だと思いますが、どうかよろしくお願いします。
あと私はドイツ語を習いたてのため、お手間でないなら、できれば文章のつながりや文法の解説などもお願いします。

Es war eine Anlage in der Form eines Dreiecks, dessen Längsseite die Mantelmauer des Stadtgrabens bildete, während die beiden Seitenlängen ebenfalls mit einer 2 m hohen Mauer begrenzt wurden, vor denen sich ein Graben erstreckte, der nicht so tief war wie der Stadtgraben und auch immer ohne Wasser blieb. Auf einer Brücke führte die Reichsstraße über den Graben und dann zur nächsten
Brücke über den Stadtgraben. Diese Bastei wurde erst 1886 abgebrochen, der Graben zugeschüttet und die Mauern abgetragen. Dann wurde ein Parkanlage errichtet, die in ihren Ausmaßen genau der Linzertor—Bastei entspricht. In dieser Anlage steht eine recht alte Eibe, zwei Rotbuchen und die Kaiser-]ubiläums-Eiche aus dem ]ahre 1908, errichtet zum 60-jährigen Regierungsjubiläum des Kaisers Franz ]oseph; auf der östlichen Seite steht die 1991 gepflanzte Friedenslinde, der wir ein langes Leben und uns einen langen Frieden wünschen.

A 回答 (11件中1~10件)

Hayashi-Iekitaさん、Hut ab !


ただ、最初のAnlageは、まだ公園ができる前の話なので、城塞か
要塞だと思います。Nr.4の文は、「広さで」、を「その広さは」に
するだけで、日本語らしくなると思います。
自分が訳した、yamadaさんの他の文もぜひ説明してあげて下さい。
自分はとてもそんな根気はありません。
yamadaさん、Hayashi-Iekitaさんにちゃんとお礼を言いましょう!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
直訳になりがちな翻訳もちょっとしたコツで日本語らしくなるんですね。
どうにも古い文らしく辞書片手に解説していただいたものを参考にして頑張って翻訳してみます。
まったくその通りです。Hayashi-Iekitaさんにはほんとに感謝感謝です。
本当にありがとうございました。また次回質問することがあれば、その時はどうかよろしくお願いします。

お礼日時:2012/11/15 23:31

(第5文・続き)


C:auf der östlichen Seite steht die 1991 gepflanzte Friedenslinde,
先頭は小文字ですが、あらたに文章が始まるとして、「~上で」などを表す前置詞aufに
導かれた前置詞句が文頭に立つと考えます。主語が文頭に来ませんので、定石どおり、
述語動詞stehtが次に来て、それに主語のdie 1991 gepflanzte Friedenslindeが続きます。
stehtは、Aと同じく、立つなどを意味する動詞stehtの3人称単数現在形ですが、今度は、
単数の主語に合わせて正しい形です。文頭の前置詞句では、aufは、静止している場合、
後に名詞の与格を従えますので、支配を受ける、側や面を表す女性名詞Seiteは与格です。
また、単数形ですので、先行する定冠詞は、単数主格dieがderになり、修飾する形容詞
östlich(東の)は、定冠詞の後で、後続の名詞の性、数、格に合わせて、語尾にenが付き、
östlichenとなり、「(公園の)東側には」と訳します。主語は、女性名詞単数主格die Friedenslinde
(直訳すれば平和菩提樹)で、それに対応する定冠詞dieが先行し、1991 gepflanzteが修飾
します。平和菩提樹とはなにかが、よくわかりませんが、ネットでみた範囲では、戦没者
慰霊を目的として植えた菩提樹のようです(すなわち平和祈念)。1991は、時を表す対格で、
副詞的に用いて、「1991年に」となります。gepflanzteは、動詞pflanzen(植える)の過去分詞
gepflanztで「植えられた」の意の形容詞になりますが、定冠詞の付いた単数主格女性名詞
Friedenslindeを修飾しますので、性、数、格を合わせて、語尾にeが付きます。
以上をまとめてCは、
「(公園の)東側には、1991年に植えられた、戦没者慰霊の菩提樹があります」となります。

D:der wir ein langes Leben und uns einen langen Frieden wünschen.
これは、undまでの前半は、関係代名詞derで受けて、CのFriedenslind(平和菩提樹)を説明
する関係文でよいのですが、後半は、文の成分としてderとunsが与格で重複しており、
関係詞節としては、成立できず、破格の文章になっています。本来の趣旨に沿って、修正
すれば、例えば、次のような2文にすべきところです。
..., der wir ein langes Leben wünschen, und wir wünschen uns einen langen Frieden.
以下、これで説明することにして、次の2つに分解し、チェックしていきます。
ア)der wir ein langes Leben wünschen,
イ)und wir wünschen uns einen langen Frieden.
ア):主語は、wir(私たち)、述語動詞は、関係文につき、例によって文末にあり、動詞wünschen
(希望する)が主語に呼応して1人称複数現在形です。関係代名詞derの先行詞は、Friedenslinde
で女性名詞単数ですので、derは与格になり、Friedenslindeは、wünschenの与格目的語になり
ます。すなわち、次のein langes Lebenがwünschenの対格目的語です。Lebenは、ここでは
寿命の意味の単数中性名詞ですが、対格ですので、不定冠詞も性、格、数を合わせて、ein
が立っています。同様に「長い」の形容詞langeも揃って活用し、langesになっています。
「私たち」は、このテキストの範囲では、正体が不明ですので、そのままにしておき、直訳
すれば、「私たちは、戦没者慰霊の菩提樹が長生きするように希望します」になります。

イ):上の菩提樹の長生きにこと寄せて、平和を望むという趣旨です。主語、述語動詞は、
ア)と同じで、目的語が変わっているだけですので、問題ないでしょう。与格のunsは、私
たち自身を指します。対格目的語は、Frieden(平和)ですが、単数男性名詞ですので、不定
冠詞は、主格einがeinenになり、形容詞langeも不定冠詞の後で、男性対格の前に立ちます
ので、語尾がenになります。
以上により、Dは、「私たちは、自分たちが長く平和であるように希望します」が妥当なところでしょう。

A~Dを総合し、第5文の訳例として下記を挙げておきます。
「この公園には、イチイ属の木が1本、ヨーロッパブナが2本、さらに、当時のオーストリア・ハンガリー帝国の皇帝であったフランツ・ヨーゼフ一世の在位60年を記念して1908年に植樹されたオークの木が1本が立っています。また、公園の東側には、1991年に植えられた、戦没者慰霊の菩提樹があり、私たちは、この戦没者慰霊菩提樹の長命、さらに私たちが長く平和でいられるよう祈念します」

以上で解説は終わりです。当方の訳文は、第1文から第5文まで荒削りにつき、原文テキ
ストから逸脱しないように適宜、訳文を手直しするのは、お任せします。また、翻訳や解釈
で当方の誤解が断じてないとは断言できず、ノーミスは保証の限りではありませんので、
ご注意ください。例によって、細切れになりますが、次のご質問へお節介にあがります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
こんなに長い文章の解説を丁寧にして下さりどうもありがとうございました。
しかも一文一文丁寧に解説してくださったおかげでとてもよく分かりました。
どうにも古い文らしく辞書片手に解説していただいたものを参考にして頑張って翻訳してみます。
本当にありがとうございました。また次回質問することがあれば、その時はどうかよろしくお願いします。

お礼日時:2012/11/15 23:28

第5文:


In dieser Anlage steht eine recht alte Eibe, zwei Rotbuchen und die Kaiser-Jubiläums-Eiche
aus dem Jahre 1908, errichtet zum 60-jährigen Regierungsjubiläum des Kaisers Franz Joseph;
auf der östlichen Seite steht die 1991 gepflanzte Friedenslinde, der wir ein langes Leben
und uns einen langen Frieden wünschen.

第5文で、牛のなんとかが再登場です。一応、次の4つに分割します。
A:文頭のIn dieser Anlageから1908, まで
B:errichtetからJoseph; まで
C:auf derからFriedenslinde, まで
D:derからwünschenまで

A:In dieser Anlage steht eine recht alte Eibe, zwei Rotbuchen und die Kaiser-Jubiläums-Eiche
aus dem Jahre 1908,
文頭の前置詞句でいうAnlageとは、どうやら第4文で出てきたParkanlageを指すようです
ので、第1文で見たAnlageも含めて「公園」と訳すべきでしょう。この前置詞句のinは、
「~の中で」などの意の前置詞ですが、後に名詞の与格を従えます。したがって、この場合、
女性単数名詞のAnlageは与格で、先行する「この」の指示代名詞dieserが女性単数主格diese
から、与格のdieserになっています。和訳は、「この公園には」などとなります。そして、
主語が文頭に来ていませんので、述語動詞がこれに続いて、その次が主語になります。
すなわち、主語は、
eine recht alte Eibeから、die Kaiser-Jubiläums-Eiche aus dem Jahre 1908までで、
数からいえば、4本の樹木が並んで複数のところ、述語動詞stehtが、動詞stehen(立つ)の
3人称単数で、両者は衝突します。すなわち、主語が4本ならstehenのはずで、stehtなら、
eine recht alte Eibeのみが主語になります。ここは、3人称複数stehenとすべきをstehtとした
ミスプリとしておきます。eine recht alte Eibeは、イチイ属の木を意味する女性名詞単数主格
eine Eibeをrecht alteが規定する形で、さらにrechtは「かなり」などの意で副詞的に形容詞のalte
を修飾します。alteは、「古い」の意の形容詞ですが、原形altが不定冠詞eineの後で性と
格を一致させて、alteと活用しています。「大層、古い1本のイチイ属の木」となります。
次のzwei Rotbuchenは、2つ(zwei)とRotbuche(ヨーロッパブナ)に複数形語尾nが付いた
Rotbuchenになっています。2本のヨーロッパブナです。undは、接続詞で問題ないでしょう。
3種類の樹木を並記し、最後の成分、die Kaiser-Jubiläums-Eicheの前に置かれていますので、
これら4本の木は、同格であることがわかります。続くKaiser-Jubiläums-Eicheは、Kaiser、
Jubiläum、Eicheをハイフンで繋いだ合成語ですが、通常、合成語では、単語の間にsを
挟んで1語にしますので、Jubiläumseicheとなるところ、ネットで見ると、どうやら表記に
揺れがあり、Kaiser-Jubiläumseicheが主流であるものの、このような例も散見されるようです。次のaus dem Jahre 1908は、起点の「~から」などを示す前置詞ausが導く前置詞句で、ausは、
与格名詞を従えますので、次のJahr(年)は、単数中性名詞与格として、単数中性名詞主格
の定冠詞dasが変化したdemが立ちます。aus dem Jahrの組合せは、昔の名残でJahrがJahre
と今日でも慣用的に語尾にeが付いています。まとめると、この部分は、
die Kaiser-Jubiläums-Eiche aus dem Jahre 1908で「1908年が起源の皇帝記念のオークの木1本」に
なります。これは、次のBに関係しますが、当時のオーストリア帝国の皇帝、フランツ・
ヨーゼフI世の在位60年記念植樹のオークの木を指し、その素性が、あらかじめわかって
いますので、先行のイチイやヨーロッパブナの不定冠詞とは違い、定冠詞が付いています。
これらをまとめて、Aは、「この公園には、イチイ属の木が1本、ヨーロッパブナが2本、
さらに、皇帝記念の1908年産オークの木が1本が立っています」とします。

B:errichtet zum 60-jährigen Regierungsjubiläum des Kaisers Franz Joseph;
この部分は、Aのdie Kaiser-Jubiläums-Eiche aus dem Jahre 1908を解説する部分です。冒頭の
errichtetは、建てるなどの意の動詞errichtenの過去分詞で、ここは、樹木ですので、
「植えられた」がよいでしょう。次の前置詞句は、目的地などを表す前置詞zuが
導きますが、名詞与格を従えますので、目的の中性名詞単数Regierungsjubiläum(ここは、
趣旨から皇帝在位記念がよいでしょう)は与格で、先行して単数中性定冠詞dasの変化した
demが立ちます。さらに、このdemはzuと縮約してzumになっています。
また、Regierungsjubiläumを形容詞60-jährigen(60年の)が修飾していますが、定冠詞の後で、
次が中性名詞単数与格ですので、原形60-jährigは語尾enが付きます。このzuは、目的や
意図を表すと考えます。des Kaisers Franz Josephは、固有名詞の「フランツ・ヨーゼフ皇帝」
の属格で、前のRegierungsjubiläumにかかりますが、ご本人1名しかおりませんので、定冠詞
を付け、単数男性属格につき、主格derがdesになります。ただし、Kaiserは普通名詞です
ので、属格を示すsが語尾に加わり、Kaisersとなります。まとめると「フランツ・ヨーゼフ
皇帝の在位60年を記念するために植えられた」となります。
末尾のセミコロン(;)は、コンマかピリオドくらいに考えればよく、日本語としては、
ここで一旦、文を完結させ、Cであらたな文を続けます。

(字数制限の関係で、第5文を一旦、ここで中断し、C以降は回答をあらためます)
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Dann wurde ein Parkanlage errichtet, die in ihren Ausmaßen genau der Linzertor-Bastei entspricht.


第4文は、文頭のDannからerrichtetまでの主文と、主文中のParkanlageを説明する、
dieから文末のentsprichtまで続く関係代名詞節からなります。
主文の主語は、ein Parkanlage(公園)、述語動詞は、第3文と同様、受動態の助動詞wurde
で、主文の終わりにある過去分詞errichtet(建てる、設けるなどを意味する動詞errichten
の過去分詞です)と組み合わせます。文頭の副詞、Dann(それから)は問題ないでしょう。
例によって、主語が文頭に出ていませんので、述語動詞が2番目に来ています。
したがって、主文は、「その後、公園が造成されました」が訳例になります。
次の関係詞節は、先頭のdieが関係代名詞ですが、主文の先行詞Parkanlageが女性名詞単数
主格ですので、これを受けて性、数、格を一致させて、dieになっています。関係文では、
末尾に述語動詞が来ますので、該当する、一致するなどの意味の動詞entsprechenの直説法
3人称単数現在形entsprichtが立ちます。dieに続くin ihren Ausmaßenで、inは「~の中で」
などを意味する前置詞で、後に名詞の与格を従えます。ここでは、後続の男性名詞Ausmaß
(ここでは、サイズ、広さなど)と組み合わせて「広さにおいて」となりますが、通常、Ausmaß
は、この意味では複数形になるようですので、複数与格の形、Ausmaßenになっています。
さらに、これは、話題の女性名詞Parkanlageの広さですので、その所有代名詞ihrenで修飾
していますが、複数与格の前に立つことから、単数女性形主格ihreが数と格を一致させて、
ihrenになっています。次のgenauは副詞の不変化詞で問題ないでしょう。
「そっくりそのまま」などです。関係文の述語動詞entsprechenは、主語が一致する対象と
して名詞与格を取りますので、Linzertor-Basteiは、単数女性名詞与格になり、先行する
定冠詞は、女性単数主格dieが活用したderになっています。Linzertorは、都市を囲む城壁
に開いた入場門(Tor)で、町の名のLinz(リンツ)に派生する形容詞Linzerが付いて
いますので、門の方角がリンツを向いていたか、出た所の道路がリンツへ通じていたかの
いずれかでしょう。ここは、リンツ門としておきます。すなわち、Linzertor-Basteiは、
リンツ門に付設された稜堡(Bastei)になり、この関係詞節は、「(この公園)は、広さ
でリンツ門の稜堡にピタリ一致しています」でよいでしょう。
まとめると、第4文は、「その後、公園が造成されましたが、広さでリンツ門に付設された
稜堡のそれとピタリ一致しています」となります。 
                              (以下、最後の第5文へ続きます)
ところで、ここ何年かは、特許関係を除いてサナダムシ型構文(Banswurmsatz)を
見かけた記憶はありません。
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Diese Bastei wurde erst 1886 abgebrochen, der Graben zugeschüttet und die Mauern abgetragen.


第3文は、Diese Basteiからabgetragenまでですが、3つの文から構成されていますので、
以下のように分けていきます。
A:文頭のDieseからabgebrochen, まで
B:der Grabenからzugeschüttetまで
C:und die Mauernから文末のabgetragen. まで
A:主語は、Diese Bastei(この稜堡)です。Dieseは、指示代名詞dieser(この)ですが、
女性名詞単数主格のBasteiにかかりますので、dieseとなります。wurdeは、動詞werdenの
3人称単数過去形ですが、Aの末尾のabgebrochenが動詞abbrechen(ここでは、取り壊す、
撤去するなどの意味)の過去分詞で、これと組み合わせて受動態になりますので、wurdeは
助動詞として働き、「この稜堡は取り壊されました」と訳します。そして、その取り壊しの
時期が次のerst 1886で示されます。
erstは、ここでは「漸く」の意味ですので、「1886年まではありました」がこの箇所の心です。
したがって、Aは「この稜堡が取り壊されたのは、漸く1886年になってからでした」が訳です。
B:主語は、der Graben(壕)です。これは、男性名詞単数主格ですが、前出ですので、
問題ないでしょう。このBでは、Aと同様、次のzugeschüttet(土などを注ぎ込んで
埋め立てるなどの意味の動詞zuschüttenの過去分詞)と組み合わせた受動態で、間に入る
べき助動詞wurdeを省略していますが、単純な文ですので、「壕は埋め立てられました」
で問題ないでしょう。
C:主語は、die Mauern(城壁)です。これは、女性名詞複数主格ですが、前出ですので、
問題ないでしょう。文章の構造は、Bと同じく、受動態で助動詞wurden(主語が複数です
ので、Bとは異なり複数形のwurdenとなります)が脱落して、末尾にあるabgetragen
(撤去するなどの意味の動詞abtragenの過去分詞です)に続き、「城壁は撤去されました」
となります。
以上まとめると「この稜堡が取り壊され、壕が埋められ、城壁が撤去されたのは、漸く
1886年になってからでした」が第3文の訳です。1886年には、オーストリー帝国の治下
ですので、中世城塞都市の城壁などは無用の長物なっているところが、まだあったという
感想で「漸く」と言っています。
以下、次回の第4文へと続きます。
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ゲップの出る第1文とはうって変わって、第2文は、AufからStadtgrabenまでのごく短い


単文です。主語のReichsstraße(昔の帝国時代の国道)、述語動詞のführte(この場合は、
道などが通ずるの意のführenが活用した3人称単数過去)に前置詞句が付いた形です。
文頭の前置詞句でAufは、「~の上で」の意で位置を指定する前置詞で、接触を伴って
乗っかる形ですが、この後には、名詞の与格を従えますので、単数女性名詞Brücke(橋)
は与格、その前の不定冠詞は、主格のeineからeinerに変化し、「橋の上で」などの意に
なります。主語が文頭にこないときは、2番目に述語動詞が来る一般則に従い、führteが
来て、その後に主語のdie Reichsstraßeが続きます。この国道は、当然、単数主格ですが、
女性名詞ですので定冠詞dieが付きます。続くüber は、同じく「~の上で」の前置詞
ですが、接触を伴いません。また、対格を従えますので、男性名詞単数der Graben(壕)
は対格となり、定冠詞は、denになって、「壕の上を」などとなります。壕をまたいで、
上方に橋がかかり、その橋の上を国道が通っている様子です。次のund dann「それから」
は、不変化詞で接続句として考えれば、問題ないでしょう。zurは、「~へ」などの目的
を指す前置詞zuに女性定冠詞dieの与格derが付いて縮約された形、すなわちzu+der
です。zuは、後に与格名詞を従えますが、Brücke(橋)は女性名詞につき、dieがderに
変化して、zuに続きます。このzuは、述語動詞のführenとともに「~へ通ずる」の意味
を与える熟語を形成します。すなわち、国道は、zu以下の場所へ通じていることがわか
ります。nächsteは、その橋の説明で形容詞nächst(次の)の活用形ですが、修飾するBrücke
が女性名詞で、また、前に定冠詞がありますので、単数女性与格の形になり、語尾にen
が付いています。über den Stadtgrabenは、上記のüber den Grabenと同じとお考え
ください。以上をまとめると、第2文の趣旨は、
「壕の上をまたぐ橋の上を国道が走り、さらに都市の防御壕をまたぐ次の橋に通じている」
となります。次回は、第3文です。             (続く)
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このテキストでは、Stadtgrabenは水を張れる大きな濠で、Grabenはそれより小規模な


Trockengrabenです。Grabenは、一般的には水のあるものを指すこともあります。
Stadtgrabenに関しては、wikiに載ってたFreistadtの記述です。
最初のAnlageはVerteidigungsanlageだと思うので、要塞で良いと思いますが、前後関係
どうですか?
Stadtgrabenは、小学館独和大辞典と、デューデン独独には載っています。
(どちらもピンと来ない訳でしたが)
中世の話が出てくるこのテキストを、クラウンだけで勝負するのは厳しいと思います。

Stadtgraben はやはり載っていませんでしたが、次の和独サイトは本当に便利なので
お勧めです。
正規ではありませんが、独和としても使えます。(新しい言葉に強いです)
http://wadoku.de/wadoku/
サナダムシ型構文とは、自分も聞いた事がないのでよくわかりませんが、ダラダラ長い
文の事じゃないでしょうか? でもこのテキストは、文の構造云々よりも、日本人にとって
特に初心者にはfremdな古い単語が多く、あの街に対する知識がなければとっつき
にくいと思います。
頑張って下さい! 
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http://de.wikipedia.org/wiki/Altstadt_%28Freista …

この街の話だと思います。自分はこの近くにしばらく住んでいました。中世のものなので、単語が現代的でなく、文も古めかしいのかもしれませんが、サナダムシというほどひどくないと思います。
オーストリアの田舎では、普通です。 また、原文が長くても、訳文では切って良いと思います。 自分は、No.1さんとNo.2さんの文をRespektして投稿しないでいました。 念のため、StadtgrabenとGrabenは別の物です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
こんなに長い文章の解説を丁寧にして下さりどうもありがとうございました。
ドイツ語を独学でやっているので、どうしても長文になると文の構造を把握できなくなってしまうのですが、解説していただいたものを参考にして頑張って翻訳してみます。
ご指摘のように長文になると訳が大変なので、どこか適切なところで切るように工夫してみます。
本当にありがとうございました。また次回質問することがあれば、その時はどうかよろしくお願いします。

補足
No.3の方への質問とかぶってしまうのですが、サナダムシ型構文というものを私は知らなかったのですが、こういった形式のドイツ語は今はあまり使われていないのでしょうか?
あと、StadtgrabenとGrabenの違いなのですが、辞書ではStadtgrabenが出てこなかったので推測なのですが、Grabenは水のある堀、Stadtgrabenは空堀ということで良いのでしょうか?
補足の質問ばかりで申し訳ないのですが、どうか教えていただけないでしょうか。

お礼日時:2012/10/15 02:57

長文ですので、分けていきます。

文体的には、主文に副文などが連なった、ドイツ語で
いうところのサナダムシ型構文(日本語なら、さしずめ牛のなんとかになるところで
しょう)の悪文で、今日日、とんと見かけない、レッドデータブックに載るレベルの
時代物のテキストでしょう。
まず第1文は、Esからかなり後のbliebまでですが、以下の5つに分解するとよいでしょう。
(1) 冒頭のEsからeines Dreiecks, まで:これが主文です。
(2) dessenからbildete, まで:(1)のDreieckを関係詞dessenで受けて説明する関係詞節
です。
(3) währendからwurden, まで:これが副文です。
(4) vorからerstreckte, まで:(3)のSeitenlängenが先行詞の関係代名詞節です。
(5) der nichtからblieb. まで:derで(4)中のGrabenを受ける関係代名詞節で、
Grabenを説明しますが、2つの文で構成されています。

(1):主語は、Esでこれより前のテキストで述べた、ある事物を指し、述語動詞war
(seinの単数第3人称istの過去形)で受けて、それがeine Anlageであると言っています。
Anlageは、文意にピッタリの日本語はなく、辞書にもありませんので、ここでは大意から
「遺構」か「造成物」というところでしょう。それがどんな形であるのか、それを
in der Form「~の形状で」で説明します。eines Dreiecksは、三角形das Dreieckの
単数属格、英語でいうところの所有格で、中性名詞ですので、末尾にsが付き、
「三角形の形の」の意になります。
「それは、形状が三角形の造成物でした」が訳例になります。
(2):関係詞dessenは、男性または中性の単数名詞を受けますので、ここでは、
Dreieck(s)が該当し、(2)は、「その三角形のLängsseite」を主語、末尾のbildete
(動詞bilden「形成する」の過去形単数3人称)が述語動詞になります。
Längsseiteは、この場合、三角形ですので、「長辺」としておきます。それが
die Mantelmauer des Stadtgrabens を形成したと考えます。
die Mantelmauerは該当する日本語がなく、「都市外壁」としておきますが、女性名詞単数
主格ですので定冠詞dieが先行しています。それを男性名詞Stadtgraben(都市防御の壕)が
単数属格として、上記と同様、末尾にsが付いて修飾して「都市防御の壕の都市外壁」に
なりますが、このままでは変ですので、述語動詞のbildeteと合わせて、(2)は「都市を
防御する壕の外壁となっていた」とするのが妥当なところでしょう。
(3):während以下は、(1)と(2)を受けて、「その一方で」と対比する内容です。主語は
die beiden Seitenlängen 、述語動詞は、begrenzt wurdenです。主語のうち、dieは
女性名詞Seitenlänge(辺の長さ)の複数形主格を示す定冠詞、beidenは、定冠詞の後の
形容詞ですので、単数主格beide(両方の)がbeidenとなり、「両方の辺の長さ」と
なります。ebenfallsは、「~もまた」の意の副詞ですので、問題ないでしょう。
次のmit einer 2 m hohen Mauerでは、mitは、英語のwithに当たる前置詞で、後に与格の
名詞を従えますが、それが女性名詞単数のMauer(都市の城壁)です。したがって、
不定冠詞einerは、女性形eineの与格で、また、後続の2 m hohen(2 mの高さの)では、
形容詞hoch(高い)が語尾にenが付いた形で不規則なhohenとなることがわかります。
begrenzt wurdenは、動詞begrenzen(境を接する)の過去分詞で、次のwurde(werdenの
単数過去3人称)とともに、受動態を構成します。
独文和訳すると変ですので、三角形であることを考え、翻訳として「その一方で両方の
短辺も同様に、高さ2 mの城壁が周囲を走っておりました」あたりが妥当かと思われます
(4):denenは、複数名詞の与格を先行詞として受ける関係代名詞ですので、(3)のSeitenlängenを受けています。先行の、場所を示す前置詞vor(~の前に)は与格支配
ですので、Seitenlängenの関係代名詞も与格のdenenになっています。
したがって、「他の両辺の前に」の意となります。この関係詞節では、主語は、
ein Graben(壕)、述語動詞は、erstreckte(動詞erstrecken(伸びている)の単数
3人称過去)です。「その両方の短辺の前には、1本の壕が伸びていた」が訳例です。
(5):derは、男性名詞単数主格の関係代名詞で、(4)のGrabenを受けます。最初の文は、
Stadtgrabenまでです。主語は、ein Graben、述語動詞は、seinの3人称単数過去のwar
です。また、so tief wieは、英語のas~asに相当する、いわゆる原級の表現ですが、
否定詞のnichtがあり、「それほど深く(tief)はなかった」の意味になります。
本来であれば、nicht so tief war, wie der Stadtgraben war とwie以下が1文に
なるべきところ、最後のwarが脱落しています(普通はそうするようです)。
「都市防御の壕ほどの深さは、ありませんでした」が訳例です。
(5)の第2文は、主語は、そのまま(4)のGraben、述語動詞は、文末のblieb(動詞bleiben
(とどまる)の3人称単数過去)です。auch immerは、副詞で無変化で問題ないでしょう。
「いつであろうと」の意です。ohneは前置詞で「~がない」、Wasserは水で、水がないで
同じく問題ないでしょう。すなわち、水がないままとどまるの趣旨ですので、「壕には、
いつであろうと水がないままでした」がよいでしょう。

以上をまとめると、最初の文は、おおむね以下のような翻訳になります。
「それは、形状が三角形の造成物で、その三角形の長辺は、都市を防御する壕の外壁を構成し、他方、他の短辺は、両方とも周囲に高さ2 mの城壁が走っており、その前を1本の壕が伸びていましたが、都市を防御する壕ほどの深さはなく、また、四六時中、水がない状態が続いていました」
過去形ですが、歴史的現在として、現在形の表現にしてもよいでしょう。
以下、不定期ですが、追加していきます。   (この項、以上)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
こんなに長い文章の解説を丁寧にして下さりどうもありがとうございました。
ドイツ語を独学でやっているので、どうしても長文になると文の構造を把握できなくなってしまうのですが、解説していただいたものを参考にして頑張って翻訳してみます。
本当にありがとうございました。また次回質問することがあれば、その時はどうかよろしくお願いします。

補足(もう一つ質問よろしいでしょうか?)
『サナダムシ型構文の悪文で、今日日、とんと見かけない、レッドデータブックに載るレベルの
時代物のテキストでしょう。』
サナダムシ型構文というものを私は知らなかったのですが、こういった形式のドイツ語は今はあまり使われていないのでしょうか?
他のテキストの翻訳も同時並行で勧めているのですが、確かにこのテキストは難しいように感じました。単語も全然辞書に載っていないですし。

お礼日時:2012/10/15 02:49

直訳とは意味は分かるが日本語として不自然な訳のことです。

初心者にそんな文を読ませるのは、大学の教養課程2年目でしょう。でも、それを切り抜けられなければ、大学を出たとは言えません。

その文章を読み解く鍵は、関係代名詞と受動態と熟語です。

関係代名詞が出てきたら、先行詞を探す。その際、性と数は先行詞に一致するから、探してみてください。格は関係節での役割に従います。

受動態は、werden+過去分詞ですが、過去形はwurde+過去分詞です。

Es warは「---があった」。
eine Anlageは女性1格。in der Formはinが3、4格支配の前置詞で、この場合、女性名詞Formが3格で使われている。
eines Dreiecksは2格。
dessenはDreieckを受けている2格の関係代名詞。
つまり、die Mantelmauerが主語で、des Stadtgrabensは2格で、それにかかり、dessen Laengsseiteをbildeteした。

単語の意味が全部、分かれば訳すことは、さほど困難ではないので、辞書で調べた意味を書いてくれますか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
ご指摘ありがとうございます。
次回の質問では自分の解釈も載せた上で質問するようにします。
独学でドイツ語をやっているので、どうしても長文になると文の構造がわからなくなってしまうのですが、解説していただいたものを参考に頑張ってみます。
本当にありがとうございました。また次回質問することがあれば、その時はどうかよろしくお願いします。

お礼日時:2012/10/15 02:43

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