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No.6
- 回答日時:
逆に考えた方がいいですよ。
相手から奪い合うのが世界標準だった。
日本や南国にはその風習がなかった。それだけです。
なぜ欧米や中国に城塞都市があるのか。
日本はお城だけが石垣で囲われているのか。
そこからして防衛の考え方が違うのです。
白人にしても中国人にしても一度戦争が始まれば一族皆殺しは当たり前。
西洋史を紐解いてみれば虐殺の歴史だということが分かります。
インカ帝国を滅ぼしたのも北米のインディアンを皆殺しにしたのも白人です。
奴隷貿易も然り。こんなのは教科書で習ったと思いますが、
ただ漫然とそういう暗記しかして来ないと、事実は見えて来ないでしょう。
近代に至ってそういう考えが無くなってきたというのが正解です。
輸送の手段が発達して奪い合う必要性がなくなり、
また民主化が進んで戦争という行為を無くそうという努力が試みられまた。
だから簡単に戦争にはならなくなったのです。
共産主義陣営も資本主義と共存した方が生活が豊かになると理解しましたし、
これからは南北格差の解決が問題視されるんじゃないでしょうか。
歴史学者の中には200年~400年後に宗教対立から
大きな戦争になる可能性があると指摘している人がいます。
No.5
- 回答日時:
歴史の事実を見ながら考えていきましょう。
第一次世界大戦の最中に勃発したロシア革命で
社会主義のソビエト政権ができると、資本主義
=民主主義・自由主義の強国は日本・アメリカを
含めた幾つもの国で干渉戦争・シベリア出兵を
します。
戦争というのは国の政権(権力)をもつ支配層
の人たちの利害対立でおこります。ではソビエト
政権と日米などの資本主義国の政権とではどんな
利害対立があっただろう。なぜ幾つもの国が、
一斉にロシア=ソビエトに進入したのだろう?
2つの点で説明をしたいのです。
(1) 社会主義国と自由主義(資本主義、帝国主義)
との違い。考え方の違いというよりもどういう
人たちの利益を守ろうとするかの違い。なお、
社会主義と民主主義の対立と表現する人もいるけれ
ど、そしてその言葉遣いの意味もわかるけれど、
正確にはどちらの側も「民主主義」(国民が国の主人
公であるという考え)を自認しているので、経済の
違いで社会主義と資本主義の対立とするのが最も
正しい。これは国の経済を国や地域でコントロール
するしくみか国の経済は一人一人の自由に任せると
いうしくみの違い。何に価値をおくかの違いでは
社会主義は人々の公平な生活に対して自由主義は
何よりも個人の自由を大切にする。また世界の中
でのありかたで言えば社会主義は世界中の民族が
平等に国をつくることを理想としたけれど帝国主義
は強国は弱い国を支配すべきと考えた。(この差は
大戦後のベルサイユ条約でくっきりと浮かぶ)
で、本題。だれの利益を守ろうとしたかの違い。
世界初の社会主義政権は一般の働く人々の利益を、
他の資本主義の強国は世の中の有力者(会社の経営者
など財産がある人々)の利益を守ろうとした。
というのは、社会主義の人々は有力者の金儲けこそ
が民衆を苦しめていると考えるのに対し、資本主義を
支持する人々は金儲けこそが国を豊かにし(ひいては
民衆の生活を良くすると教えた)。
だからお金持ちの金儲けを否定してロシアのお金持ち
の財産をうばったり、大戦中なのに勝手に戦争をやめて
戦争相手のドイツからお金をとらない、領土をとらない
世界中の民族は自分の国をつくる権利があるとした、ソ
ビエト政権を認められなくてつぶそうと強国は連合して
ロシア(ソビエト)に侵入、でもソビエトを倒せずに、
強国は引き上げていく。日本は最後まで残ったがそれで
もロシアの領土を奪えずに撤退した。
以上が第一次世界大戦中の社会主義ができたころの話。
(2) そして現代。
どの国も同じ。国の政権が長期化すると腐敗する。
社会主義の政権が長期化すると、資本主義の国と同じ、
時にはもっと酷い現象がおきる。
同じレベルで言えば政治家や高級役人たちによる税金の
無駄遣いと私物化。企業からの賄賂うけとりとえこひいき。
もっと酷いことは、政権に反対する人々への虐殺。これは
日本でも戦前は普通にあった。政権の基盤が弱いときには
反対する人々に余裕がもてず必死で抑えようとする。基盤
が強いと今の日本のように国民に酷い政治をしてみんなが
不満をもってもあまりきにせずにおれる。
で、本題。ロシア(ソビエト)とアメリカは第二次世界大戦
では連合して日本やドイツと闘った。この時はソビエトロシア
とアメリカは同じ民主主義という価値を掲げて、日本・ドイツの
全体主義(一人一人は国家に奉仕することが大事)と対立。
でも本音はロシアもアメリカもこの戦争で日本・ドイツを
敗北させたあとは少しでも多く、他国の領土を奪い、また
自分の味方をする国を増やしたいという勢力争いを考える。
核兵器・宇宙開発の競争に全力を傾けていく。
そうして第二次世界大戦後、世界は東西冷戦とよばれる
アメリカを中心とした資本主義国とソビエトを中心とする
社会主義国の2大グループができあがり、ついには
アメリカのすぐ近くのキューバが社会主義国となりソビエトの
ミサイル基地がつくられようとし、ソビエトからキューバに
向けてミサイルを積んだ船が航行している最中に、
アメリカ大統領ケネディがキューバ攻撃を宣言。
世界中の人々が核戦争の始まりかと背筋をひやっとさせて、
展開を息をのんでみつめる。
数時間後、ミサイルを積んだソビエト船が引き返したと報道
されてほっとした。僕は小学生だったけど本当にほっとした
ことを覚えています。大規模戦争はおきなかったかわりに、
世界中のあちらこちらで代理戦争とよばれる小競り合いが
続きます。(本当は背後にソビエトとアメリカがいる)
いつのころからか考え方の違いではなくて両国の勢力争い
になった。
そして1990年、競争の無理が祟ってまずはソビエトが
崩壊、社会主義のグループは無くなった。今、世界で社会主義
の国はわずか中国・ベトナム・キューバだけ(ラオスも一応)。
勝ち誇った資本主義の強国はその後、急速に経済崩壊を始める。
(アメリカのリーマンショックに始まる日本やEU諸国の凋落)
日本では「失われた20年」などという言い方で長期不景気を
過ごしてきたけれど若い人たちにとっては気分も明るくなる
好景気を知らないのでこの世に生きる不安と苦しみばかりで
本当に気の毒。こうなったのは政権担当の政治家たちと有力者
の本当に馬鹿な放漫経済(だれが見ても先は破滅なのに好き勝手
していた)の結果。
たちなおれるだろうか。
個人的には社会主義の考えの良い所(民衆の生活を第一に考え)
資本主義の良い所(人々の自由を第一とする)を一つにする
新しい社会ができないものかと思っています。
今の自民や民主や維新などには絶対できませんけど。
No.4
- 回答日時:
主義が違うからそれを直接の理由として戦争をすると言うことはありません。
その手の戦争の理由は、国境とか資源、市場とかです。自分の国を豊かにしたいというのは、アメリカもロシア(旧ソ連)も同じ。自分の影響下にある国が増えれば、輸入できる資源も増えるし、自国製品が売れる市場も増える。民族自立という理由での戦争もありますが、支配国が独立を認めないのは、国境・資源・市場が理由です。
で、対立が起こると、小国は同じ主義の大国に助けを求めるので、大国同士の対立になります。キューバ危機などはそうですね。
これと違って、宗教の場合は、宗教の違いを理由として戦争が起こります。
古くは十字軍などがそうですね。イスラエルが今の場所に国を作ったのも、宗教が理由です。現在では国ができちゃったので、普通の戦争になってますが。
No.3
- 回答日時:
東西冷戦時代のアメリカとソ連の対立に絞って説明しましょう。
当時、アメリカは自由主義貿易圏の盟主であり、ソ連は共産主義貿易圏の盟主でありました。
自由主義貿易圏とは商品の品質・価格を各国が自由に決めて自由に貿易競争しましょうという原則ですが、共産主義貿易圏は品質も価格もソ連が決めるから、ソ連が決めたように貿易しましょうという原則です。
共産主義貿易圏では、どんなにオンボロで故障しやすくてデザインが冴えない割高な商品でもソ連に押し売りされるのです。そういう共産主義貿易圏に自由主義貿易圏の優秀な商品が入ってきたら、共産主義貿易圏の企業は全て倒産してしまいます。だから自由主義貿易圏の諸国は政治的に共産主義貿易圏から閉めだされてしまうのです。
逆に共産主義貿易圏の商品は自由主義貿易圏に入っていけない。門戸を解放していても、オンボロで故障しやすくてデザインが冴えない割高な商品は自由主義貿易圏では売れないからです。
主義の対立ではないんです。経済的利益の対立なのです。ソ連は、そんなに一生懸命働かなくても適当に働けば皆幸せじゃないかという思想であり、アメリカは皆が創意工夫で努力して競争すれば皆、良い商品を買えるから幸せじゃないかという思想です。どちらも一理ある思想ですが、2つの思想は競争することはできません。
例えばポーランドは、ソ連からアメリカの自動車を輸入してはいけないと強制されて、無理やりソ連のガラクタを買わされていました。ソ連のガラクタは、自由主義貿易圏では売れないからです。ソ連にとっては共産主義貿易圏に東欧諸国を囲い込むことが生存権にかかわる経済的利益だったのです。
しかし、そんな調子で第三国を共産主義貿易圏に囲い込まれるとアメリカとしては面白く無い。それはアメリカが締め出されることになるからです。
それが東西冷戦の本質なのです。アメリカもソ連もどちらも第三国に対して、わが陣営に加われと仲間に引きこむ争いをしました。日本はいうまでもなく自由主義貿易圏に加わった。
主義が違うだけでは誰も戦争などしません。ソ連はソ連でどうしても共産主義貿易圏の仲間を増やす必要があったし、アメリカも同様にどうしても自由主義貿易圏の仲間を増やす必要があったのです。
No.2
- 回答日時:
19世紀前半にフランスに トクヴィルという人がいました。
貴族だったもので、親戚はほとんど殺されています。
ナポレオンの後で、裁判官、国会議員、外務大臣もやったひとです。
デモクラシーって何なんだよとかイロイロ考えた人。
この人が予想したのが
「やがて、アメリカとロシアが世界でトップになり争う」というもの。
この考えには、ロシアが後で共産主義で政治をやるとか、そういう前提はありません。
20世紀前半のイギリス人、マッキンダーは
ユーラシア大陸の内部を統一した勢力(ロシア)とイギリスやアメリカさらには日本という海洋の国とがせめぎ合うと分析しました。これにも共産主義をロシアが採用するからという前提はありません。
アメリカとロシア(当時はソ連)が冷戦という名前の戦争を世界規模で行なっていたとき、ソ連は
現在のロシア、ウクライナ、カザフスタン・・・・・という15の共和国が一つになっており、モンゴルや東欧諸国も勢力下においていました。
つまり、マッキンダーが予言した ユーラシア大陸の内部で統一した勢力が成立すると海洋勢力とせめぎ合う、というのが実現されたのです。
また、トクヴィルの予言も実現したのです。
たまたまロシアが共産主義でやっていて、アメリカが民主主義(共産主義と比較するなら、資本主義といったほうがよいかも)でやっていただけの話で、○○主義というのは、争いの主要な原因ではない。
主義で戦争するというのであれば、ソ連と中国が武力衝突するわけがありませんし、中国とベトナムが武力衝突をする理由を説明できません。
第一次世界大戦や第二次世界大戦も説明できなくなってしまいます。
No.1
- 回答日時:
資本主義と社会主義の対立のことですね?
資本主義の国では自由に商売ができますが、社会主義の国では国が商売を管理しています。
もし社会主義の国が増えて行けば、資本主義の国で作った製品が売りにくくなります。
資本主義の国(特にアメリカ)は、資本主義の国の国民が「社会主義の方がいい」と言い出したら困るので、社会主義のことを悪く言います。
社会主義の国(特にソ連)も、社会主義の国の国民が「資本主義の方がいい」と言い出すと困るので、資本主義のことを悪く言います。
こうやて、自分たちが良いと思っている主義を貫くために、他の主義を悪く言い合います。それがエスカレートすると、「戦争で白黒つけよぜ」という話になってくるのです。
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