性格悪い人が優勝

ヨーロッパでは、なぜ環境問題に対しての規制が厳しいのですか?

海面上昇によって北欧が沈んでしまうみたいなことをどこかで聞いたような気がするんですが…

また、ハイブリッド車ってガソリン車限定なんですか?ディーゼル車にも適応できるんですか?

詳しくわかる方がいたら教えてください

A 回答 (3件)

>ヨーロッパでは、なぜ環境問題に対しての規制が厳しいのですか?




 自動車に限定して回答します。少し長くなりますがご勘弁を。また、ハイブリッド車についての技術的な問題はわかりません。他の方にお願いします。

 第一の理由は「地球温暖化」です。地球の大気の温度は、太陽光線と地熱によって暖められていますが、大気中の特定の物質は、いわば地球に断熱材を巻くような効果があり、そうした物質が増えると、大気の温度が全体として上昇傾向になります。これがいわゆる「地球温暖化」で、温暖化が進むと、氷河が溶けるなどの事態から海面が上昇して標高の低い土地が沈む、全体として気象状況が激変するなどの問題が生じてきます。

 こうした特定の物質はいくつかあるのですが、そのうち特に注目されているのが二酸化炭素です。二酸化炭素の発生源も様々なですが、問題になっているのは、炭素を含む物質が燃焼して発生する二酸化炭素が、工業化の進展によってこの100年ほどのあいだに激増しているということです。つまり、人為的に温暖化の原因が作り出されているのではないかということです。

 ここ20年ほどのあいだに、この問題についての認識が世界的に深まり、多くの国では対応を検討するようになりました。二酸化炭素による温暖化がどの程度の気温上昇をもたらすのかについてはまだ議論があり、それほどの影響はないという主張もありますが、しかし、いずれにせよ二酸化炭素の発生を抑制するにこしたことはないのが確かなので、ヨーロッパでは二酸化炭素の発生抑制に早くから力をいれてきました。

 なぜヨーロッパが早くから力を入れてきたのかというと、一つには後から述べるように大気汚染対策に早くからとりくんできた実績があったこと、他の方が回答されているように、先進国として早くから二酸化炭素を排出してきた責任が認識されていることがあげられるでしょう。

 二酸化炭素の発生源はさまざまですが、工場や火力発電所、暖房器具と並んで主要な発生源のひとつが自動車のエンジンです。そこで、一つには自動車の環境規制を厳しくして高効率のエンジンを使い、走行量あたりの二酸化炭素発生を少なくすること、もう一つは自動車の走行量自体を削減することが取り組まれています。

 第二の理由は「大気汚染」です。石油や石炭を燃焼させると、鉛、窒素酸化物や浮遊粒子状物質(SPM)などの大気汚染物質が発生します。産業革命以後の工業化によって、最初は石炭、後に石油を大量に燃やすようになったため、ヨーロッパでは大気汚染が深刻となりました。人間にはぜんそくや肺ガンをもたらし、森を枯らし、湖の水は酸性がきつくなり魚がいなくなりました。このことに対する反省が、主に1950年代後半頃から強まり、ヨーロッパでは大気汚染対策が重視されるようになりました。このなかで、石油を燃やして走る自動車に対しても規制が強化されたのです。
 ここでの規制は、主に大気汚染物質の排出が少ない高級なガソリンを燃料に用いること、触媒装置などを車両にとりつけて排気ガスを浄化することなどです。

 大気汚染対策は、日本でも1970年代以降ある程度進められ、ガソリンの無鉛化などが進められました。しかし、特に「汚い」排気ガスを出すディーゼルエンジンについて触媒装置の取り付けを義務づけるなどの対策はとられず、今日に至る問題となっています。

 いっぽう、アメリカでは、地球温暖化の問題はあまり強く認識されていませんが、大気汚染対策は強化されています。これは、1970年代ごろにロサンゼルスなどで大気汚染が深刻化したことが直接のひきがねになっています。カリフォルニア州では数値目標を定めて電気自動車やハイブリッド車などの比率を高める政策がとられています。全国的にも確か十年まえごろに「大気浄化法」という法律が制定され、自動車についても対策をすることになっています。ヨーロッパだけが規制が厳しいとはいえないでしょう。

 日本の自動車メーカーは技術的には世界最高水準のものをもっていると思いますが、日本国内では規制が欧米より厳しくないため、日本販売モデルについては最高の技術を積極的に導入するインセンティブが低いといえるかもしれません。

 お役に立てば幸いです。
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>ヨーロッパでは、なぜ環境問題に対しての規制が厳しいのですか?



車の規制については分かりませんが、
「食料難」「貧富」「字の読めない国民」「年中裸の生活」「子供も稼ぎ手」「平均寿命45歳」「戦争中」このような国や集落はまだまだ世界にたくさんあります。
これらの国は「今日の食料(生活)のため」が目下の課題で、「21世紀の環境」を考えるほど国民の生活水準が高くないことは明らかですよね。
それにくらべ、欧米諸国ではなんでも手に入り、2,3日まともな食事をしなくったて生きていけます。
 
将来を見通し、先回りして地球全体を考えて行くのは先進国しかできませんし、使命でもあると思います。

エンゲル係数、すなわち「衣食住」の「食」の部分に追われ、今日、明日のことしか見通せないのは比較的「後進国」で、こういった未来を考えて今から準備し始める国は「先進国」と言えると思います。(精神、教育、金銭に余裕があるのですから。)

日本国民はどっちなのか・・。「今」しか考えられない人が少ないと感じたいですね。
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>ヨーロッパでは、なぜ環境問題に対しての規制が厳しいのですか?


日本の排ガス規制が欧州に比べてどうかはわかりませんが、ガソリン車の排ガスをきれいにする技術は日本が一番です

>また、ハイブリッド車ってガソリン車限定なんですか?ディーゼル車にも適応できるんですか?
今すぐにでも適応できると思いますよ。

ガソリンハイブリッドより、ディーゼルハイブリッドのほうが効率が良く環境にいいでしょうね
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