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企業コンサルティングするという観点から資本コストの使い方を教えてください。一般的な計算方法についても教えていただけませんでしょうか。

A 回答 (2件)

コンサルにもいろいろなレベルがありますから、ここでは経営の根幹に係わる、戦略的な観点から見ます。



資本コストとは、資金調達をする場合にかかるコストですから、
■借入金に対しては、支払金利
■資本市場(株式市場)からの調達に対しては、配当金
となります。

従ってそれが高いか安いかの指標は、
■借入金額に対する利率
■時価総額に対する配当率
となりますが、よく使われるのは、利益に対する割合で、
■営業利益に対する利息率
■税引利益に対する配当率(配当性向)
です。

もっとオペレーショナルなコンサルでは、トランザクション時(資金調達時)にかかる諸経費が、こまかく計算されます。
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この回答へのお礼

早速のご解答いただきましてありがとうございました。ただ次の点についてよく分からないので、よろしければ追加で教えていただけませんでしょうか。

借入金など負債の利用コストに関しては、容易に理解できます。しかし、株式についての利用コストというのが、よく分かりません。そもそも株主資本コストとは誰が負担すべきものなのでしょうか。株主というのは企業の持ち主ですから株主が負担すべきものと考えるとやや話がおかしくなると思いますが、ここら辺に関してはどのように考えればよいのでしょうか。

お礼日時:2001/05/28 09:41

【お礼に対するお応え】


貴方の追加質問は、コストという概念そのものに対するものとなります。

ぼくはコストという概念は、資金の運用上発生する、利益に対峙する概念だと思います。ですから経営上のデシジョン・メイキングに関係してます。

確かに配当は株主が受け取りますが、経営者が資金の運用上、決定しなければならない事項です。借入金の金利も、銀行が勝手に押しつけるものではなく、企業に提示され、それを経営上有利かどうかを検討して、借金するかしないかが決定されます。経営者は、資金調達するかしないかを、資本コストを上回る投資リターンがなければ、調達するとは決定しないでしょう。

したがって利益もコストも、所有側ではなく経営(運用)側に軸足を置いて考えるべき概念です。

ところでこうした論理から、株主を会社の所有者と考えるのはおかしいという議論があるのをご存じですか?資本家もそれなりのリターンを期待するなら、株式投資は貸出金と変わらないと言う議論です。ですから貴方がご指摘のように、資本コストの議論は、悩ましい議論でもあるわけです。

参考URL:http://www.ccsjp.com/kaikei/kaikei210-1.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

>株主を会社の所有者と考えるのはおかしいという議論があるのをご存じですか?資>本家もそれなりのリターンを期待するなら、株式投資は貸出金と変わらないと言う>議論です。

の部分については、私はよく知りませんでした。勉強になりました。

お礼日時:2001/05/28 19:53

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