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マルチドメスティック戦略、グーローバル戦略、トランスナショナル戦略
日本のお好み焼きチェーン店の経営者だとして事業拡大のため海外市場に展開することにした。各国に会社を設立して、事業を推進しようと考えてる。上記の3つの戦略のうちどの戦略をベースに使った方がいいか、理由も書いていただければ嬉しいです!

A 回答 (1件)

>マルチドメスティック戦略、グーローバル戦略、トランスナショナル戦略


の3つの戦略のうちどの戦略をベースに使った方がいいか、理由も書いていただければ嬉しいです!

「マルチドメスティック戦略」以外にはあり得ません。

 まずグローバル戦略は、完成したある商品を世界に広く供給していくシステムとしては、効果的だが、外食チェーンのように現地で店を作り、その場でモノを供給していくビジネスには使えない。

 またトランスナショナル戦略は、現地での大規模プラント、例えば政府や自治体と協力しながら進めていく発電所建設から配電など、大手商社が展開する大掛かりなビジネスに向いていて外食チェーン店の展開などに用いられる戦略ではない。

 残るのはマルチドメスティック戦略であるが、これはグローバル戦略の対極にある戦略と言え、いわば各個撃破戦略と言え、地元に根ざした外食チェーンには最も適した戦略と言える。
 利用客はもちろん、従業員の手配、味の嗜好などを考えた場合、どの国にも通用する網を一律にかけるということはほぼ不可能であると言え、一国一地域限定のマーケティングをこまめに展開していくほかは無い、日本の外食チェーン店の海外進出例を見ても、大半がマルチドメスティック戦略を採っている。
例を挙げると
株式会社壱番屋(カレー)
一風堂(ラーメン)
元気寿司
味千ラーメン
吉野家(牛丼)
などが成功事例であるが、どれも世界に網をかけるような展開とはなっていない。
 ケンタッキーチキンやマクドナルドは、見かけ上世界に網を書けたグローバル企業に見えるが、実際の展開手法はマルチドメスティック戦略の繰り返しで、一国一国を制覇していった結果と言える。
 上に挙げた我が国の外食チェーン店も、一国・一地域単位では成功していると言えるが、まだまだ世界で認知されるブランドにはなっていない。
 外食チェーンで世界に出て行く以上は、マクドナルドのように世界に通用する外食ブランドに育てて行くという夢も持てる。
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