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わかりにくいタイトルですみません。
高校の古文の先生に聞いた話で、「人間は嗅覚が衰えにくくて、においは年をとっても忘れにくい。昔(←たぶん平安あたり?)の日記に、まもなく振られそうな女性作者が、別れたあとでも彼が自分を思い出すように、別れる直前のデートではお香を炊き込めて自分のにおいを覚えさせたことがかいてある。」というものがありました。おもしろいし素敵だなあとも思いました。内容はずいぶんおぼろげなのですが、このことについて誰の何という作品なのかなど、わかることがあったら教えてください。

A 回答 (5件)

国文学科を卒業、今は大学図書館で勤めています。


平安時代(中古文学)の物語、日記にはよくでてくるものです。例えば、源氏物語、蜻蛉日記、更級日記など。
当時の人は、優雅、雅なことをしていたんですね。
体を洗う習慣がなかったので、どうしても、体臭が気になるんですね。そこで、自分の香を調合して、お香を衣に焚き込めたのですね。当時は顔を見せないので、香で誰だかわかるようになっていたのですね。これは、女性にかぎらず、男性もしていた当時流行ですね。
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補足です。


人が去った後も、香がのこるのを「残り香(のこりが)」といいます。
それにしても、なんとも優雅というか、現代の私からみても良いセンスだなあと思います。
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補足です。


日本ではありませんが、西洋でも、体臭の臭い消しをしていました。社交界や舞踏会なども、トイレは建物の外でしていたそうです。トイレというものがまだなかったのですね。それが、香水なんですね。日本では、着物文化でお香がありましたが、西洋はそれがなかった。それで今日でもヨーロッパなどの香水文化が発展しているんですね。
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補足ばかりですみません。


映画ではやった「ひかる源氏」や「陰陽師(1)」などで、そのような場面がでてきます。テレビでやってしまったかなあ。まだ、放映してなければ、是非観ることをお薦めします。
また、高校生の間で以前はやったもので源氏物語の漫画版「あさきゆめみし」もお勧めします。
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この回答へのお礼

何度も補足していただいたようで、ありがとうございます。とてもうれしいのですが、私がほしい回答は、実際どの場面で「別れそうだからおぼえさせてやる~~」というのがでてきたのか具体的に知りたいのです。もしご存知でしたらお願いします。

お礼日時:2004/04/14 22:44

お香を焚き込めるのは、平安時代の貴族階級でおこなわれていたごく普通の習慣です。

男性は、どこそこに綺麗な女性がいるという噂を聞いて、会いに行くのですね。そこから、香はしているのです。何度か訪れてきて、その香を覚えるのでしょう。当時は通い婚でしたから、朝には帰ることになります。絹衣の別れといいます。その時も女性は「もう帰ってしまうのか」という気持ちといっしょに香で男性を思い出しているでしょう。
通い婚ですから、会いに来なくなったら関係は終わりなんですね。そういう状態になった時、彼を思い出すと共に、香も思い出しているでしょう。また、嫉妬や恨みという感情に向くこともあります。
それがでているのが、「蜻蛉日記」「源氏物語」の紫の上などでしょう。
実際どの場面で「別れそうだからおぼえさせてやる~~」といった思いは嫉妬や恨みの感情からきているのでしょう。しかし、別れの時、特別にやったということではないと思います。デートの直前にやったというのは、現代も同じであったと思いますが。
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