内装をフルリニューアルする際の法規

大工仕事が得意なもので、中古の分譲マンションを購入して、自分でフルリニューアルしたいと考えています。関連する法規制などを確認したいのですが、どなたかご教示お願いいたします。わかりやすい本やサイト等のご教示でも構いません。

No.1 ベストアンサー 回答者： subarist00 回答日時： 2014/03/23 22:45

実は私も築30年のマンションを購入してリフォーム打ち合わせが終了して工事開始寸前です。

一部分は自分で杉の羽目板を貼ったり、玄関框上にアコーディオンドア（パネルドア）を吊って玄関の冷気を遮断したり、木枠にペア塩ビ板の内窓を自作して結露のない家にしたり、かなりいろいろやります。

で、法規制は特にありません。そもそも確認申請の提出義務がないからです。確認申請は大規模修繕や模様替え（と建築基準法に書いてある）の際に必要ですが、マンションリフォームはどうせコンクリの躯体はいじれないのでどちらにも当たりません。
例えばキッチンの出入り口は新築なら防炎垂れ壁と言っていくらか天井から下がり壁が必要ですが、リフォームでは必要なし。他にも防火関係の内装制限も無いので木材貼ろうが床に何貼ろうが基準法のしばりはありません。もちろん燃えると毒ガスが出るような素材は使わないほうが自分のためですが。

むしろ買う前に一つアドバイス。間取りを徹底的に変えたい場合には水回りの配管だけは徹底的に調べてください。直床方式だと配管を動かせないことが多く、特にスラブ内に配管が埋め込まれているとキッチン一つ動かせません。また動かす場合にはそこだけ二重床にするとかですぐに50万、100万工事費が上がります。水回りの移動を含んで間取りを徹底的に変えたいなら二重床マンションしかありません。

逆に水回り固定であまり間取りを変えるつもりがなくて工事費を安く抑えたいのなら直床方式の古いマンションは逆に都合がいいです。やはり水回りに次いで床工事がたかつくのですが、直床なら上から貼るだけで済みますから安上がりです。私は既存のコルク床上にEVAのジョイントマットを敷き詰めますが、平米1000円未満です。フローリングは平米1万円以上です。

ただし古いマンションなら外断熱はあり得ないので、せめて内断熱してあるかどうか確認ですね。うちは室内側に15mmのスタイロフォームを貼ってありました。欲を言えば50mmですけどね。
断熱は寒さだけ我慢すればいいとか冷暖房費を少し多めに見ればいいと思っていたら大間違いで、断熱の甘いマンションは住み心地も健康にも最悪です。室内に結露して家じゅうにカビが生えまくります。喘息になったりして絶対後悔します。

逆にマンションは断熱をしっかりして内装材に木材をふんだんに使えば最高の住み心地になります。木造住宅と言いつつビニールクロスの洋間ばかりの家では足元に及びません。本当は外断熱のマンションが蓄熱性も高くて温度変化が小さく理想ですね。

以上、建築士資格を持ち、木造住宅メーカーの研究開発部に勤務経験を持つ者より。

この回答へのお礼

読ませて頂きました。大変参考になりました誠にありがとうございました。

お礼日時：2014/03/24 19:44

No.2 回答者： inon 回答日時： 2014/03/24 10:43

マンションのリフォームで問題になるのは建築法規よりも、マンションの管理組合との対応です。

業者でされる場合は、長くても２週間あればリフォーム可能ですが、ご自分でとなると結構時間がかかるのではないですか、又、土日に釘打ちなどをされると、近隣の住戸に迷惑がかかります。
長期間の音が出るリフォームについては、家のマンションではNGです。
管理組合とよく話し合って工事の工程を詰めて下さい。

当然、マンションの躯体（RC部分）はいじれません。穴を開けるのも基本的にNGです。

この回答へのお礼

大変参考になりました誠にありがとうございました。

お礼日時：2014/03/24 19:45