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春から大学進学がきまった者です。大学受験という過ぎたことに何故拘るのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は色々な方の意見が聞きたかったので質問させていただきました。

さて、今現在、私立文系のトップは慶應義塾大学法学部と言われておりますが、かつて私立文系の最難関であった早稲田大学政治経済学部とは現在どのような序列となっているのでしょうか。偏差値は慶應法>早稲田政経ですが、受験科目が異なるため単純比較はできません。W合格では8割の人が慶應を選ぶそうですが、これも早慶を併願する人は慶應を第一志望とする人が多いからだそうです。
私個人の意見としましては、大学の格といいますか、イメージ等を含めた総合力では慶應>早稲田だと考えておりますが、
政治経済学部は早稲田の中でも別格という話を良く耳にするので、学部単位ではどんな様相を呈しているのか疑問に思っております。また、慶應の看板学部は経済であるにもかかわらずここ最近は法学部が偏差値で上回っていますが、法学部不人気という昨今の潮流の中、どう推移していくのか気になります。
長くなってしまいましたが、まとめますと
1 .偏差値だけではなく総合的に考えて慶應法と早稲田政経ではどちらが上だと思われますか?
2.これからは慶應>早稲田なのでしょうか。
3.慶應法学部の勢いは今後も続くのでしょうか、今年の入試では志願者数が一割減だったそうです。

いつまでもこんなことに固執するのも情けないことなので割り切ろうと思っています。ただ、最後に多種多様な意見を見てみたいと思っています。くだらない、と思われるかもしれませんが、お時間がありましたらよろしくお願いいたします。
皆様の忌憚なきご意見を頂ければ幸いです。

A 回答 (3件)

慶應のOBです。



 受験勉強で過去問を演習したら分かりますが、早稲田の政経は別物です。勿論早稲田は「高等教育をしっかりマスターしたか」の確認がメインであり、慶應は「大学生として適格か」の確認がメインであるために単純な比較はできませんが、早稲田の政経はかなり高度な抽象思考能力を必要とします。

 上の段落の内容は入試問題での判断であり、企業が学生の能力を計る物差しとしています(日本の大学では考え方等の能力を上げることを期待していないので、入試の時の能力=その人の能力としています)。ただ、その学部にいる学生の特質は少し異なる場合があります。
 早稲田は政治経済学部の中に、政治学科と経済学科が存在し、他に法学部が存在します。一方慶應は法学部の中に政治学科と法学科が存在し、他に経済学部が存在しています。昨今の法学部の低迷を考えるに評価が下がりやすいのは早稲田の政経より慶應の法でしょう。(早稲田の政経は半分は経済なので影響が少ないということです)ただ慶應の経済よりは影響が大きいので逆転することも考えられます。

 また、早稲田の政経の低迷は、早稲田全体の低下によるものと考えられます。早稲田の所沢、慶應のSFCという新キャンパスが誕生しましたが、所沢の学部は「一応早稲田」という認識でその学生も肩身の狭い思いをしている一方、SFCは一時東大を蹴っていく学部と人気が急騰しました。こうした大学のブランド管理は慶應はやはり上手く、早稲田はどちらかと言えば裏目に出たり短絡的なものが多い気がします。10年前は「慶應が全体で上だが、早慶最難関は早稲田の政経」と早稲田が一矢報いる形でしたが、その砦も危ない感じです。

 現在の大学受験は、文低理高であり、文系の中では経営学部等の実務的な(本当はそうではないですが受験生がそう思う学部)に人気が集まり、今まで「とりあえずつぶしがきく法学部」という強みがなくなってきました。また、以前は「東大法学部」というトップが存在しその併願先として早慶の法学部があったために合格者平均偏差値、合格最低点ともに学内のトップクラスでしたが、東大法学部(文I)の人気が低下したことにつられるようになっています(といっても未だにトップクラスであり、今後低下・逆転するかもしれないということです)。もっと先のことを予想すると、就職状況に強いのは即戦力ということから商学部・経営学部の人気が上昇するのではないかと見ています。
 ちなみにあなたは「これからは慶應>早稲田」と書かれていますが、これは「これからも慶應>早稲田」出ないと早稲田が今までは上という認識になってしまいますよ。

 慶應法学部の人気ですが、これはある程度続くと思います、出身者から見た少し違った見方を書くと「法学部が一番卒業が楽」というものです。内部生や兄弟に慶應がいる場合、進学前に大学の状況を聞き、その情報を基に進学学部を決められます。法学部は留年率が低かったり、(年度をまたぐ)単位の持ち越しが可能なようで、以前法学部と経済学部に合格した妹に法学部を勧めた人がいます。複数合格した人が法学部に進学するということは法学部人気につながります。優秀な人は大学に勉強を求めておらず、就職試験の時の加点要素と見ています。同じ加点であれば自由な時間が多い学部を選ぶのは当たり前で、その時間で資格の勉強や人脈を広げています。
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この回答へのお礼

忙しい中で回答していただいたのにも関わらずお礼が遅れてしまい申し訳ありません。

どの方の回答も親身で選出作業は困難でしたが、慶應OBの方からのご意見ということで、ベストアンサーとさせていただきました。

詳しく分かりやすい説明により、私も見解をより深めることが出来ました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2014/04/22 20:10

 総合力が何を基準にするのかは不明ですが、慶應がどちらかと言えば「寄らば大樹の陰」を是とする安定志向であるのに対し、早稲田は常にチャレンジャーもしくは開拓者としての資質に優れているともいえます。


 慶應の看板が経済であることは誰しも否定するところではないでしょう。けれどもその経済学も実際には政治学をはじめとする他の社会科学の領域との接点部分を多数有し、それなくしては何も語れないとの冷徹な事実もあります。
 そうした意味での学内カーストなるまことにネガティブな順位付けが慶應の学生にとってどこか潜在的にあるのはなぜでしょうか。そうした点で「何でも比較したがる」との姿勢に僕は一種の稚拙さも感じています。
 それぞれの学問領域には親和性があると同時に独自性もあり、本来ならばそれを同列に比較することなどできないことを百も承知のことでしょう、けれども実際にはそれを知ってか知らずか「やっちゃっている」のですよ。困ったものです。

 さて質問にお応えしたいと存じます。
(1)答など出すことができない(「総合的に」の内容が不明である以上、回答のしようもありません)
(2)その可能性はあるともいえ、ないともいえる(むしろ「ない」に期待したい。それは早稲田の教員が母校だけでなく他大学を出自とする教員も多く抱えているとの理由に因り、多様な意見を自由闊達に議論できるとの良さがありますから。この点では慶應は東大に似て、他からの教員を余り快くは見ていない部分もあります)
(3)司法試験ではもしかしたら、いきなりどん底に落ちる可能性もありうる。「法が何のためにあるのか」などの基礎的教育の部分に多分な不安もある。そうした世間知らずな法曹よりもより社会の実情を反映する法曹の育成を企図したのが法科大学院の趣旨ですから。それと真っ向から対立もします。
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この回答へのお礼

お礼が遅れてしまい本当に申し訳ありませんでした。お忙しい中回答していただき、
ありがとうございます。

総合力が何を指すのか、については完全に自分の説明不足でした。申し訳ありません。それにも関わらず丁寧かつ的確な説明をしていただき、為になりました。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2014/04/22 20:06

シンプルに考えれば、大学の序列が・・・なんて考える以上、基点をどこにするかで変わってくる。



一つの基点として、一番難しいとされている東大を基準にすれば
http://todai.kawai-juku.ac.jp/entrance/trend/res …

慶応の法学部の方が、癖が強いので、慶応の法学部のみ合格者というのが比較すると多い。
両方合格や早(政経)慶(法)のみ合格の数は似たようなもの。
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この回答へのお礼

お礼が遅れてしまい本当に申し訳ごさいません。お忙しい中、回答いただきありがとうございます。

確かに、基準が不明確でした。一つの物差しで測れる問題ではありませんね。

慶應の方が問題に癖がある、ということはよく耳にしますが、それ故、国公立組には
より厳しい試験なのかも知れませんね。

本当に回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/04/22 20:03

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