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今経絡について勉強しております。

五臓六腑につながるツボ、神経につながるツボなどは
調べるとすぐわかりますが、筋経絡と言う筋肉の経絡があると聞きました。

捻挫などで痛めた箇所に鍼を入れることで治るそうです。
筋肉の中の血管の動きに関係するらしいのですが、
どこを探してもわかりません。

鍼灸師の中でも知ってる人は少ないとのことですが、
もし分かる方がいらっしゃいましたら教えていただければと思います。

A 回答 (1件)

鍼灸師です。



経筋絡ではなく、経筋と言います。
中国古代の医学書、黄帝内経(こうていだいけい)は素問(そもん)といわれる書物と霊枢(れいすう)といわれる書物に分けられていますが、そのうち霊枢に経筋篇というところがあります。それによると、経筋はすべて四肢の末端から体幹に流れ、經絡と違い臓腑を通らないという特徴があります。経穴は重視せず、症状の現れているところに刺せとあります。流れを見ると、筋肉と関節を継いでいるのがわかります。また、経筋のながれが集中しているところは関節の部位です。

この経筋を利用した治療については、篠原昭二氏、西田皓一などが論究しておられます。

参考
誰でもできる経筋治療 http://www.amazon.co.jp/誰でもできる経筋治療-篠原-昭二/dp/4752911051
図解系金額 http://www.amazon.co.jp/図解-経筋学―基礎と臨床-西田-皓一/dp/4924954985

実は経筋について言及している古典は、上述の霊枢以外になく、研究は進んでいるとは言えません。しかし、近年出版されわが国でも翻訳された、アナトミートレインの概念が経筋に似通っていると、一部の鍼灸師や筋筋膜性疼痛症候群を扱っている医師の間でも話題に合っています。アナトミートレインとは全身の筋肉筋膜の連関性を解説したもので、イギリスの徒手療法家トーマス・マイヤーズが書籍にしました。

参考
アナトミートレイン http://www.amazon.co.jp/DVD付-アナトミー・トレイン-第2版―徒手運動療法のための筋筋膜経線-トーマス・W-マイヤース/dp/4260015583

ただ、この筋や筋膜の連関については、古くからオステオパシーで言及されているものの一つではあります。オステオパシーは19世紀後期にアメリカの医師アンドリュー・スティルが創始した医学で、全身を一つのユニットと考え、機能と構造を一体のものとするといった特徴を持ちます。後にできたカイロプラクティックなどにも影響を与え、現在アメリカでは医師の資格、多くの先進国でも免許制度はあります。

参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/オステオパシー

なお、霊枢・経筋篇の原文は次の通りです(漢文)。

参考
http://www.yakuzenjoho.net/data/reisu/13keikin.h …
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この回答へのお礼

ご連絡が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
経筋と言うんですね。ネットや本屋でさっそく見てみました!

本当にありがとうございます!

漢文はまったく読めませんが(笑)しっかり勉強したいと思います。


ありがとうございました!!!

お礼日時:2014/04/27 20:07

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