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私は台湾の咲希です、今日本語を勉強しています、文法が間違うところを教えてください。

と、ば、なら、たら 4つの区別は何?

いつも間違いました:((

A 回答 (4件)

こんにちは。

日本語教師です。

条件表現の解説書から引用します。ちょっと長いです。2回に分けます。


蓮沼・有田・前田(2001)『セルフマスターシリーズ7 条件表現』くろしお出版

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(引用開始)
まとめ1 仮定条件を表すバ・タラ
                    (p.19)
I Xが、Yの成立する直接的な条件や状況を表す場合は、バもタラも使われる。

         X  →  直接的関係  →  Y
       課長になれ     バ     給料が10万円あがる。
          なっ     タラ

II XがYの直接的な条件ではなく、単なる状況の設定を表す場合には、タラだけが使われる。

         X  →  単なる状況  →  Y
   ○この道をまっすぐ行っ   タラ    右手に白い建物があります。
   ×この道をまっすぐ行け   バ     

III バには次のような制限がある。タラにはこのような制限はない。

 1.Yが依頼・命令・意志・希望・勧め・許可・義務などを表すときには、Xは状態述語だけ
   が使える。

         X
      ○時間があれ  バ   仕事を手伝ってくれ。    (依頼)
      ○時間があっ  タラ  仕事を手伝いなさい。    (命令)

      ×あした来れ  バ   先生の部屋に寄ろう・寄りたい。(意志・希望)
      ○あした来   タラ

      ×二、三分たて バ            足したほうがいい  (勧め)
      ○二、三分たっ タラ  ふたをあけて水を 足していいです   (許可)
                           足さなければならない(義務) 

 2.Yに疑問の表現が現れた場合、バは使いにくい。

        疑問語
      ○どうすれ  バ   成績があがりますか。
      ○どうし   タラ  
                   疑問語
      ×こうすれ  バ   どうなりますか。
      ○こうし   タラ  

 3.Yが悪い結果を表すときにはバは使いにくい。Xが否定表現の場合は、バも使うことがで
   きる。
                      いい結果
      ○この薬を飲め  バ   すぐ気分がよくなります。
      ○この薬を飲ん  ダラ
                        悪い結果
      ×この薬を飲め     バ   気分が悪くなります。
      ○この薬を飲まなけれ  バ   
      ○この薬を飲ん     ダラ 

IV Xが今成り立っている事実を表すときには、バもタラも使われる。

        成立している事実
       ここまで来   タラ  あとは一人で帰れます。
       ここまで来れ  バ   

V 事実に反する条件文には、バもタラも使われる。

 Xが動作性の述語の場合には「していれば・していたら」の形をとる。

     事実に反すること
   朝一番の電車に乗ってい  タラ  会議に間にあった。
      (動作性述語)
   6時台に電車があれ    バ   会議に間に合った。
      (状態製述語)

  文末に「~のに」などが使われ、事実に反することがはっきりわかる場合には、「すれば・
 したら」という形式も使われる。

   朝一番の電車に乗れバ、会議に間に合ったのに。

VI 気をつけること

 1.二つ以上の条件をつなげる場合

       X1 テ X2 バ・タラ Y
    ○読んでわかっタラ帰っていいです。
    ×読んだらわかっタラ帰っていいです。

 2.「ます」「です」に接続できるのはタラだけである

       Xまし・でし  タラ  Y
     山田に御用でしタラ、すぐに連れて参りますが。
      (×ですれバ)

     みなさんがお宅にお帰りになりましタラ、ぜひ、今日のことをお話下さい。
      (×お帰りになりますれバ)
   
 3.「もし」
  「もし」は、仮定的であることをはっきりと表す副詞なので、Xが単なる状況、時間の経過
  の場合には使えない。

     ○ この道をまっすぐ行っタラ、右手に白い建物があります。
     × もしこの道をまっすぐ行っタラ、右手に白い建物があります。
  
     ○ 5時になっタラ、仕事をやめて帰っていいです。
     × もし5時になっタラ、仕事をやめて帰っていいです。


まとめ2 バ・ト・タラ 
   (P.40-41)
I XとYが、一般的な因果関係・法則的な関係・習慣的な関係にあることを表すのには、バ、
 トが使われる。

 バが使われた場合は、Xが「Yの成立の条件」であることが特に強調される。タラはあまり使わ
れない。

     体温が 上がれバ 汗がでる。            (一般的因果関係)
         上がるト

     二十歳に なれバ 自由に結婚できる。          (法則的関係) 
          なるト

     私はお酒を 飲めバ 気分が悪くなる。          (現在の習慣)
           飲むト 

     子供のころ、休みに なれバ 父が海や山へ連れていってくれた。
               なるト               (過去の習慣) 

II まだ成立していないけれども、現在の時点である程度決まっていて、予測できるような出来
 事を表すのにトが使われる。

     台風が来るト、この家は倒れてしまうだろう。
     あなたが来てくださるト、うれしいのですが。
     あまりそばへ寄るト、風邪がうつるよ。 →警告

III トには次のような制限がある。

 1.Yに命令や意志などを表すことはできない。

     台風が来るト、×帰りなさい
            ×帰ろう
     
 2.Xに「もし」は使いにくい。

    △もし台風が来るト、この家は倒れてしまうだろう。

 3.Xに疑問語は現れにくい。
             疑問語
    ○こうする ト どうなりますか。
    
      疑問語
    ×どうする ト うまくいきますか。

IV トとタラは過去に実際に起こった出来事をあらわすのに使われる。

    ドアを ○開けるト 父が倒れていた。         (Xが動作、Yが状態)
        ○開けタラ
 
    道を ○歩いているト 向こうから母が歩いてきた。
       ○歩いていタラ             (Xが動作の持続、Yが出来事)

    兄が ○殴るト  弟が泣き出した。
       ○殴っタラ         (XもYも動作・出来事、XとYの主体は別)

    波の音を ○聞くト  子どものころのことを思い出した。
         ○聞いタラ       (Xが意志的動作で、Yが非意志的な出来事)

    部屋に ○入るト  帽子をとった。          (XもYも意志的動作)
        ×入っタラ 

V バ(ナラ)は、同時に成り立つ二つの状態・状況を並列的に表すのに使われる。また、
  二つ以上の条件の並列的関係を表すのにも使われる。

    庭には梅もあれバ 桜もあった               (同時成立)
    趣味がお茶ナラ 特技はお琴                  (対比)
    ああ言えバこう言う、こう言えバああ言う。    (二つ以上の条件関係)
                                      (p.41)

(続く)

saburoo
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この回答へのお礼

こんにちは、詳しい答えを 本当にありがとうございました!!!
本当におつかれさまでした!!!

お礼日時:2014/07/02 17:28

(No.3の続き)



まとめ3 ナラとタラ・バ
(p.72-75)
I 基本形+ナラ、名詞+ナラには会話中に相手が言ったことを事実として認めて、その内容を
 Xに表す用法がある。

 この用法にはノナラも使うことができる。タラ、バを使うことはできない。

    「明日のコンサートに行くことにしたよ」
    「あなたが行くなら、私も行くわ」
       ○行くノナラ  ×行っタラ  ×行けバ

    「最近お隣に泥棒が入ったのよ」
    「まあ、知らなかったわ。お隣に入ったナラ、あなたのところも気をつけないといけな
    いわね」
       ○入ったノナラ  ×入っタラ  ×入れバ 

II 名詞+ナラ、基本形+ナラには、先行する談話の内容、会話中に相手が言った内容や、その
 内容から予測できるようなことを主題として表す用法がある。

 基本形+ノナラを使った場合は、主題の意味ではなく、特定の人の行為の意味になる。

    ビールナラ    ビアガーデンに限る。
    ビールを飲むナラ 

       ※「飲むノナラ」の場合「飲む」の主語は「聞き手」で、主題ではなく、Iの 
        用法になる。

III 基本形+ナラには、未来の出来事に関する予測・現在の状態に関する予測・相手の意志や予
定を表す用法がある。XナラY・XノナラYは、出来事が実際に起こる順序がX→Yの場合も
Y→Xの場合も使うことができるが、タラ、バは、X→Yの場合しか使うことができない。

    今月末に引っ越しするナラ、そろそろ挨拶に来るはずだ。(未来の予測)
       ○引っ越しするノナラ
       ×引っ越しすれバ    「引っ越し←挨拶」のようにX←Yになっている
       ×引っ越ししタラ    ので、バ、タラは使えない。
     
    時間があるナラ、家に来るだろう。  (現在の予測)
    ○時間があるノナラ
    ○時間があれバ
    ○時間があっタラ
   
    デパートに行くナラ、おいしそうなお菓子を買ってきてね。 (相手の意志)
         ○行くノナラ
   「デパートに行っタラ」を使った場合は、単なる仮定の意味になる。
   「デパートに行けバ」は、Yが行為の遂行の表現の場合に、バが動作性述語に続くこと
   ができないという制限があるため使えない。
        
IV 基本形+ナラには過去の出来事を表す用法がある。Xが事実であることを認める用法と、
 Xが事実でないことを主張する用法がある。ノナラも使うことができる。

    海外勤務になるナラ、もっと英語を勉強すべきだった。
    (事実であることを認める)
    ○海外勤務になるノナラ
    ×海外勤務になれバ
    ×海外勤務になっタラ

    写真をとられて困るナラ、カメラマンからフィルムを奪っただろう。
           (事実でないことを主張)
           ○困るノナラ
           ×困れバ   
           ×困っタラ  心理動詞の場合、バ・タラは使えない。

    学校で勉強しただけでわかるナラ、塾に行くはずがない。
              (事実でないことを主張)
              ○わかるノナラ
              ○わかれバ
              ○わかっタラ  状態動詞・形容詞の場合、バ・タラも使える。

V タ形+ナラには、タラ・バとも置き換えが可能な仮定を表す用法がある。この用法にノナラ
 を使うことはできない。

    今電話であの人に好きだと告白したナラ、きっと驚いてしまうだろう。
                ○告白しタラ
                ○告白すれバ
                ×告白したノナラ

    もし、この箱が開かなかっタナラ、誰かが細工をしたに違いない。
           ○開かなかっタラ
           ○開かなけれバ
           ×開かなかったノナラ

VI タ形+ナラには、タラ・バとも置き換えが可能な反事実の仮定を表す用法がある。この用法
 にもノナラを使うことはできない。

    もっと早く起きたナラ、美しい朝日を見られただろうに。
         ○起きていたナラ
         ○起きていタラ
         ○起きていれバ
         ×起きたノナラ
         ×起きていたノナラ

VII タ形+ナラには、Xの事実を知らなかったことを悔やむ気持ちを表す用法がある。この用法
 にはノナラを使うことができるが、タラ・バに置き換えることはできない。

    「先週は風邪で、三日も寝込んでしまった」
    「病気だったナラ、お見舞いに行ってあげたのに」
     ○病気だったノナラ
     ×病気だっタラ
     ×病気であれバ 
    
VIII タ形+ナラには、Xが真ではないことを主張する用法がある。ノナラを使うことができるが、
 タラ・バに置き換えることはできない。

    あいつが盗んだナラ、わたしの前で平気な顔でいられるはずがない。
        ○盗んだノナラ
        ×盗めバ
        ×盗んダラ

IX (ノ)ナラは次のような表現には使えない。

 1.一般的、習慣的なこと。
    体温が上がるト汗が出る。
      ×上がったナラ
      ×上がるナラ
    私はお酒を飲むト気分が悪くなる。
        ×飲んだナラ
        ×飲むナラ 

 2.時間・季節の流れ、道順など、確実に起こること。
    春になれバもう少し暖かくなるだろう。
     ×なったナラ
     ×なるナラ
    この道をまっすぐ行っタラ、右手に白い建物があります。
           ×行ったナラ
           ×行くナラ

 3.過去の事実を表すこと。
    ドアをあけるト、父が倒れていた。
      ×あけたナラ
      ×あけるナラ

 4.当然、必然の関係にあるXとY。
    身体を動かさなけれバ太るのは当たり前だ。
      ×動かさなかったナラ
      ×動かさないナラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(引用終わり)
以上

saburoo
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 例文が挙げてないので、「区別」の意味が分かりません。

文法上の区別なら、多分(例文がないので多分です)「と」・「が」は接続助詞、「なら」は本来は「だ」という断定の助動詞の「仮定形」(日本語文法では説明なし)、「たら」は本来は「た」という過去・完了の助動詞の「仮定形」(日本語文法では「タ形」の仮定形)です。
 あなた方は日本語文法を習っているでしょうから、それにしたがってください。それぞれの用法は

「と」 http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php …

「ば」 http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php …

「なら」http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php …

「たら」http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php …
 をご覧あれ。この開き方はご存じですか。それぞれの青色のURLをクリックします。
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 ネット検索すると非常にたくさんのサイトがヒットします(末尾参照)。


 ちゃんと書こうとすると学術論文になります。
 具体例をあげて、「この場合はどれがふさわしいのか」という形で質問しないと、答えるのも、むずかしいのでは。
「ば」「たら」「と」はたいての場合同じように使えます。「なら」は少し異質です。
 下記をご参照ください。

【すれば/したら/すると について。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
================引用開始

「ば」「たら」「と」に「なら」を加えて考えるのが一般的なようです。個人的には「なら」は異質と考えています。
「そういう場合はイヤホンを{つけたら/つければ/つけると}いい」
どれもおかしくありません。「ニュアンスは少し違う」という考え方もあります。違う言葉なのですから当然です。しかし、「大きな違いはない」という考え方もあります。
質問者がどの程度の説明を求めているのかがわかりませんが……。
ネット検索するとさまざまなサイトがヒットします。専門的な論文もありますが、当方にはよくわかりません。下記の1)2)あたりがわかりやすいと思います。

■1) 初級者向け
【"と ば たら なら "】日本文化研究会(日本語学習と日本語教育)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/nbunka/991ga.htm

■2) 中級者向け
【goo辞書の類語辞典『使い方の分かる 類語例解辞典 新装版』】
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/17223/m0u …

■3) 当方の個人的な雑感
「~たら」と「~れば」をめぐって〈2〉&〈3〉 「ば」「と」「たら」「なら」
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1624. …
================引用終了

【なら たら と ば】の検索結果。
http://www.google.co.jp/search?client=safari&rls …
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