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生化学について勉強しているのですがシグナル配列の改変のところでつまづいています。
問題は
遺伝子工学を用いて改変した次のタンパク質はどこに運ばれるか?
1.本来は血しょうに存在するアルブミンのC末端に小胞体内腔保持シグナルを付加した
2、本来は核に局在するタンパク質のC末端の小胞体内腔保持シグナル配列を付加した

答えでは
1細胞質
2核となっているのですがC末端のシグナルに従うと理解していたのですが、間違っていたようで教科書を読んでもよくわかりません
わかる方いらっしゃましたらおねがいします!

A 回答 (4件)

出題者の意図は分かりませんけど。



1)一般的には細胞外に分泌される蛋白は、分泌のシグナルペプタイドをもち、分泌の経路に入ります。これはブローベルのノーベル賞で有名。さらに小胞体内腔保持シグナルを入れれば、分泌の経路の途中で、小胞体内腔でストップ。つまり、たぶん、出題者の答えが間違っている。もしくはアルブミンだけに特殊な奇妙な実験結果が報告されている。あまり良い問題ではないので適当に無視するのが私は良いと思います。

2)これは分泌のシグナルペプタイドがないので、膜透過することはできない。ERにアクセスできない。よって核に局在する。

>C末端のシグナルに従うと理解していた

間違い。上のようにN末端のシグナルに依存することもよくある。
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細胞質(cytoplasm)は細胞膜に囲まれた部分のうち核を除いたものです。

cytoplasmのうち、オルガネラを除いた部分をcytosolといいます。

1はアルブミンがER内腔にトラップされるのでER内腔が正解だと思いますが、細胞質でも良いということでしょうか。厳密にはER内腔だけでなく、ゴルジや核膜にも分布しうるので、そこまで考えれば細胞質が正解かもしれませんが。


2は、核に局在するタンパク質はcytosolから主にimportinによって輸送されるので、そもそもが可溶性タンパク質です。なのでER retention signalを付加しても意味はなく、元々の性質どおり核に局在するでしょう。
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確かに、私も思いましたし、あなたの言うとおりだと思います。

でも、“細胞質”という模範解答を書いた出題者?の気持ちも解ります。研究者の一つの見方として細胞の内部はまず核と細胞質に分かれていて、細胞質には小胞体やライソゾーム、ゴルジ体などの器官(核は特別な器官と考える)が存在すると考えるからです。
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生化学について勉強しているのですがシグナル配列の改変のところでつまづいています。



私も詳しくは知りませんので間違っているかもしれませんが、答えを知った上で考えたことは、

1の場合から考察していくと、まず核で転写が起きてmRNAが核から粗面小胞体上のリボゾームに。そこでタンパク質に翻訳されて出来たタンパク質は小胞体に入りゴルジ装置で翻訳後修飾を受けてシグナル配列に基いてそれぞれの場所にソーティングされる。この場合は小胞体内腔保持シグナルを持っているから小胞体内腔?

一方、2の場合は核タンパク質だからリボゾームでタンパク質に翻訳された後、出来たタンパク質は小胞体に入らずそのまま核にソーティングされるから小胞体内腔保持シグナルを付加しただけでは小胞体内腔には行かない。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます!
小胞体内腔って細胞質とイコールではない・・・ですよね?
そもそも小胞体にはいかないんでしょうか?
混乱してしまって><

お礼日時:2014/07/13 02:07

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