プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本語の「ふ」の音は ヘボン式ローマ字では fuと表わされます。でも、huの方が近いような気もします。そこで、疑問が起こりました。

さて、みなさん、「ふ」と発音してみてください。その時、子音の音はどうなっていましたか?

(1) 他の は行の音の 「は」、「へ」、「ほ」と同じく、単なる有気音だった。つまり、hの音。

(2) 両唇を半開きにして、そこから息を吹き出す音、つまり、発音記号で表すと、ɸで表わさせる音。

(3) 喉の奥から 息を擦るように強く吐く音、つまり、スペイン語のjの音。

(4) 舌の後ろと喉とのあいだを摩擦させて出す音、つまり、ドイツ語の chやロシア語のхに近い音。

(5) 上の歯で下唇を軽く噛むように息を出す音、つまり、英語などの fの音。


次に、母音の音はどうなっていましたか?

(1) 他の行の “う段”と同じように、唇を丸めないで「う」と言った時の音、つまり、発音記号では ɯで表わされる音。ちなみに、ハングルでは ㅡで表わされる音。

(2) 唇を丸めて 出す「う」の音。つまり、英語の bookのooや、 ドイツ語やスペイン語では uで表される音。 ちなみに、ハングルでは ㅜで表わされる音。


以上、 つまらない質問ですが、お付き合い頂ければ 幸いです。

A 回答 (4件)

 僕の場合、子音は(2)、母音は(1)です。



 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

毎度ありがとうございます。

先ほどの ローマ字の質問でも、発音には個人差があるけど、殆どの日本人は siとshiとの区別とかとは違い、
無意識に発音しているという結論に至りました。 SPS700さんのパターンが 一番多いかも。

お礼日時:2014/11/24 15:21

高校生のときに言語学、音声学等々の情報に触れて以来、私もなんとなくいつも気にしていますが、結論から言うと、前後に続く音によって「全部」だなと思います。



普通に用いられる一般的な日本語の中の単語だと「ɸ」が多いのは自覚しています。
が、いくつかの言語を学んでしまったあとだからでしょうか、英語やドイツ語、中国語、韓国語の中の音に近いな、と感じることがたびたびあります。
でも、聞いている人には何も違いは分からないと思います。

で、比較音声学等に触れたことのない人だと、あなたのご質問自体の意味が伝わらないかもしれないと思うのですが。

この回答への補足

>結論から言うと、前後に続く音によって「全部」だなと思います。
#1さんのお礼で言ったように、個人差もあるけど、確かに 前後に続く音よっても変化すような気はします。

余談ですが、「ん」だって、nにもmにもŋにもなるけど、多くの日本人は無意識ですからね。
例えば、tanは「たん」で、iは「い」ですが、日本人の感覚では taniよりも、taŋiの方が、「ん」の音が保たれていますからね。

補足日時:2014/11/24 15:57
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

日本の国語教育は 文学は大好きだけど、細かい音韻については無頓着ですからね。

>で、比較音声学等に触れたことのない人だと、あなたのご質問自体の意味が伝わらないかもしれないと思うのですが。
そうですね。この質問、最初は 国語のカテに出そうと思ったんですが、ここの方が 比較音声学等に触れたことのある人が多いと思い、ここに質問を出させていただきました。

お礼日時:2014/11/24 15:26

 #1です。

もう投票しましたのでこれは寝言です。

1。 おおむかし、ハ行子音は、p だった、と言う意見が下記の上田万年の『P音考』などにあります。
 http://www.weblio.jp/content/P%E9%9F%B3%E8%80%83

2。 なかむかし、室町の頃、後奈良院の『何曽』(なぞ)というなぞなぞ集に「母には二度あひたれども父には一度もあはず」と言う、謎があり、答えが「くちびる」となっています。

 ある説明には「母は齒々の意父は乳の意にて上唇と下齒下唇と上齒とあふは二度なり我乳はわが唇のとゞかぬ物なれば一度もあはぬ意にて唇と解たるなり是ら變じたる體の何曾にていとおもしろし」とあります。
 http://snob.s1.xrea.com/fumikura/motooriuchito_n …

3。ロドリゲスの『日葡辞書』(1603-4)には母は Faua とあります。「引く」は fiqu です。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%91%A1% …

4。いま、「ふ」は両唇摩擦音の[ɸ]、「ひ」は硬口蓋摩擦音の[ç](ドイツ語のIch Laut に近い)、「は」「へ」「ほ」は、声門音の[h] です。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B% …

5。纏めますと国語音韻史でハ行子音は*p(*は再構を示しています)>[ɸ]>[ç]>[h] と進み一口に言えば「唇音退化」です。退化の度合いは次ぎに来る母音で決まります。

 中母音や開母音(口を開いた母音)の前では[h]まで進んでいますが、前の狭母音(口をあまり開けない母音)の前では[ç]まで、後ろの狭母音が[ɸ]で、しんがりをつとめています。

 いいかえれば「ふ」が、一番古い日本語に近い、と言えます。寝言の終わりです。
    • good
    • 0

 #1です。

補足です。

>>先ほどの ローマ字の質問でも、発音には個人差があるけど、殆どの日本人は siとshiとの区別とかとは違い、無意識に発音しているという結論に至りました。

 おっしゃる通りです。無制限に個人差があるのではなくて、境界線があり、それを越えなければ「無意識」です。個人差は音声学の分野で「異音」(下記)と言い、単位を [ ] で表します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B0%E9%9F%B3

 無意識で違わないと心理的に処理する境界内では同じだ、と見る見方は音素論とか音韻論の分野(下記)で、異音の分布が相補う時に使い、単位を//で表します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E7%B4%A0

 例えば、ハ行子音には [ɸ]、[ç]、[h] の三つの異音があります。

 しかし、[ɸ] は「ウ」の前、[ç] は「イ」の前、[h]は、「ア」「エ」「オ」の前と、重複が無く、相補う分布をなすので、単一の音素 /h/ と意識されます。

 ですから、ヘボン式は音声的に書いたもの、訓令式は音素的に纏めたもの、と言えます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

何度もありがとうございます。

> しかし、[ɸ] は「ウ」の前、[ç] は「イ」の前、[h]は、「ア」「エ」「オ」の前と、重複が無く、相補う分布をなすので、単一の音素 /h/ と意識されます。
すべての音をhで発音しても 普通の日本人は何ら違和感を感じないでしょうね。

お礼日時:2014/11/25 14:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!