プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

糠漬けのぬか床を作る時に、ビオフェルミンを入れるというレシピをみかけました。

ラブレ等の植物性乳酸菌サプリのほうが、直接的で良いように思ったのですが、
ビフィズス菌のほうが適してるってことでしょうか?

乳酸菌にも色々な種類があるようですが、ぬか床にオススメなものはありますか?

他にも、手っ取り早く美味しいぬか床が作れるレシピがあれば教えてください。

A 回答 (1件)

発酵の知識が若干ある私からすると、知識のない人が思いつきで入れてみたに過ぎないと思いますね。


劇的な効果があるとは思えません。ぬか床の塩分濃度と好気環境じゃどちらも増殖しないから。
ビオフェルミンやラブレは、腸内や糞便の嫌気環境下に常駐することで糖分解効果を現すのです。

糠味噌漬けなど発酵食品の旨味は、複数の細菌が生成する様々なアミノ酸と食中毒など都合の悪い菌の発生を抑制するプラスマイナスのバランスでできていて、バランスの差で醤油になったり酢になったり酒になる。
乳酸菌やビフィズス菌などの酵母となり得るサプリを入れた所で、繁殖に向いていない環境下だと他の酵母の餌にしかならない。
すると一時的にバランスが崩れるだけで、分解され尽くすと元に戻る。定期的に添加しても味が安定しないだけで旨味にさほど貢献しないのです。環境によっては食中毒を引き起こす細菌が活性して腐敗する。

実験を繰り返して、旨味を引き出す技術は存在すると思いますが、
人間用のサプリを代用してぬか床に適当な添加をしても、文字通りのサプリメント(栄養補助)程度の風味付け添加物にしかならないと思います。
    • good
    • 11
この回答へのお礼

良い菌悪い菌とのバランスでできているとのこと、とても興味深かったです。
リスクを伴うかもしれないのですね。
分かりやすく教えて頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2015/02/26 07:05

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!