プロが教えるわが家の防犯対策術!

創作活動をしており、フィクションのストーリー小説を書きたいのですが、以下の件について
調べてもあまりよくわからなかったので、詳しい方にお教えいただきたいです。
「出どころはわからないが、本物の銘の入った反物が不正流出している」といった内容にしたいので、
それを念頭に置いていただければ助かります。

質問A/明治時代(中期~後期)頃の反物の「銘」がどういう風に書かれているか
(1.証書のようなものか、あるいは反物自体に書かれているか、また書かれている場合
反物のどこに書いてあるのか)
(2.上記1の銘は、墨や刺繍など、どういうものを使って書かれているか)

質問B/明治時代に「銘」の入った反物の取引はどういう風に行われていたか
(1.仕立て屋等着物をあつらえる店がどういう流通経路で反物を仕入れていたか)
(2.上記1の仕入れの際、帳簿や証書等の書面でのやりとりがあるならそれについても詳しく)

質問A,Bともに、画像で確認できるサイト等あればそちらもお教えください。
以上となります。
やや急いでおりますので、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

織物の町で育った者として興味を持ってネットで調べました。


それ程の情報はありませんでした。

見つかったものは「呉服札」、「渋札」、「証紙」、「落款」それに「織口文字」です。
それぞれの語句を使った代表的な記事からの<抜粋>とそのHPアドレスおよび
私の記憶と感想です。

「呉服札と渋札」
<戸時代から続く「プライスタグ」である「呉服札」と、職人が使う「渋札」の
 話をしてみたい。>
http://819529.com/2014/01/%E5%91%89%E6%9C%8D%E5% …

町の呉服屋でよく見たのはこれらです。巻いた反物には必ず着いていました。
反物を切り売りしても札が無くならない様に、巻いた反物の端(一番内側)に
付いていた様に思います。織り元でこれらの札を見た記憶は、曖昧ですが、
ありません。

http://www.amakara.jp/gmen/list.php?t=&no=14
「落款」
<母の嫁入りの頃の加賀友禅(昭和27年頃)は、もう亡くなったとても
偉い方のものですが、その頃「落款」制度がなかったため・・・>
http://www.ykya.co.jp/yokuarusitumon/231-240/232 …

着物が日常着る衣服から贅沢品になった現代の「新伝統」ではないでしょうか。

「織口文字」
<米軍政権下にあった奄美大島では、この証紙の使用が禁じられてしまい
 ました。そのため、織口文字(反物の端に織り込まれる産地や作り手を示す
 文字)を暫定的に白地に「本場大島紬」という文字を入れるのみでした。>
https://www.motoji.co.jp/oshima/column/vol009.htm
自動織機で反物の端に織口文字を入れるのはかなり手間が掛かります
(耳に入れるのは比較的容易ですが)。明治末は自動織機への転換時期です。


<明治時代(中期~後期)頃の反物>で<出どころはわからないが、
本物の銘の入った反物が不正流出している>と云う設定は難しいのでは。
と言うのは、銘柄や証紙や落款に拘るのは最近の風潮で、昔はもっと
大らかで、反物を扱う専門家は今の人々以上に十分な「鑑識眼」を持って
いたと思うからです。

呉服屋が「呉服札」を適当に書いて顧客により高く売りつける「越後屋
お前も悪よのう」の程度の世界と思います。

対象と成る銘柄や産地を絞って、その専門家やその織物の町の博物館に
問合わせることをお勧めします。産地証明「証紙」は明治末には有った
のですから。
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この回答へのお礼

とても丁寧かつ分かりやすいご回答ありがとうございました。
それぞれのリンク先の記事と、drmurabergさんの補足、ご感想も含め、とても参考になりました。
お教え頂いた記事を読んでおりますと、確かに現在私が考えている筋書きではかなり無理がありそうです。
ただ、呉服札については新しい知識として有効活用したいと思います。
今後ストーリー進行に破綻の無いよう、各専門のところに問い合わせ等をして
詳しく調べてみたいと思います。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2016/02/27 21:46

1 私が見たのは反物に入っていました


今と同じように
端の方です何も模様がないところ

2 黒かったです
インクとか方法まではちょっと
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
もう少し調べてみます。

お礼日時:2016/02/27 21:39

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