ショボ短歌会

鬼灯の冷徹読んでて気になったんですけど神様って結構いますよね。神様が存在している事前提で質問しますが、
1.神様はどうやって生まれてきたんですか?
2.元々は人間でしたーっていう神様はいますか?
3.現代人から神誕生ってありえますか?
馬鹿馬鹿しい質問かもしれませんがこういう話好きなので…真面目に答えてくれると嬉しいです

A 回答 (2件)

>神様が存在している事前提で質問しますが


日本人の神様限定という前提で回答します。

日本人にとって「神」というのは八百万の神様とか、トイレの神様とかいうように「どこにでも居る」し「なにかの気持ちを感じればそこにいる」という存在です。

特に日本人にとっては「なにかの気持ちを感じればそこに(神が)いる」というのはとても大切な感覚で、山を恐れたり、川の氾濫を恐れたり、小さなレベルでは人形を捨てる時に供養したり、お箸供養や針供養というようにモノであっても大切に扱う心があります。これも「神」というか魂が宿る、という日本の宗教観によるものです。

こういう、日本人の宗教観というのはかなり原始的であり、一神教ができる前の世界の人々も同じような感じだったといわれています。

1.神様はどうやって生まれてきたんですか?
 上記で説明したように、日本人は古代人なら「なにかの気持ちを感じればそこに(神が)いる」ということです。

 日本が太陽を崇めるのは、アマテラスの天岩戸の物語に関係があると言われています。日本人は古代にたぶん「普段出るはずの太陽が出てこない」という恐怖体験をしたのだと思います。そういう点で卑弥呼の時代の日食はアマテラスに通じるのかもしれませんが(史実としては確定していません)その民族として覚えた恐怖感が日本人に「太陽ってありがたい」という気持ちを起こさせ、毎日昇る太陽に「神」を感じるようになったのだと思います。
 ちなみに、日の出をみて「ありがたい」と拝むのは日本人だけです。

こういうもろもろの積み重ねが神様をたくさん産んでいる、といえます。

2.元々は人間でしたーっていう神様はいますか?
 有名なのは菅原道真公でしょう。彼は京で失職し大宰府に流され「京に帰りたい」と泣きながら人生を終えました。その怨念がたたり神になって、京の人々を困らせたため、天満宮を作って神様として祀ったと言われています。

 他にも首塚で有名な平将門公は、神というか祟り神というか、今でも人々に「何かを感じさせる」存在であるといえます。こういうのも神なのです。


3.現代人から神誕生ってありえますか?
 明治時代に日本で医学を教えた「ポンペ博士(ヨハネス・ポンペ・ファン・メーデルフォールト)」は非常に日本人に慕われ、本人は40代で母国に戻り79歳で死ぬまで研究をつづけましたが、日本人はポンペ博士の功績をしのんで「ポンペ神社」を作ってしまいました。
 「神様みたいな人」は実際に神様になってしまうことがあるのです。

もっと近い現代で神様レベルといえば、バイクの神様「本田宗一郎氏」と経営の神様「松下幸之助氏」でしょう。調べてみたら、なんと松下幸之助の神社がありました。
 経営の神様は本当の神様になっておられたようです。(椿大社の一角にあるようです)
http://www.tsubaki.or.jp/keidai/08.html

ちょっとだけ外国に触れると、古代人の中でもリーダー格の人々は自分を「神の子」と称していたりしたようです。
ローマのユリウス・カエサルは戦場で兵士たちに向かって「俺は実は勝利の女神と父が浮気してできた子だ!勝利の女神を母に持つ俺についてくれば勝利は間違いない!」と鼓舞したという史実があります。いや、その当時カエサルの母はまだ存命だったんですが・・・

また、それ以外の特にアラブ地域の王様は権力も権威も強くてまさに「神」だったようです。神=王様の言ったことは絶対、死ねと言われればその場で毒を飲むか心臓に剣を突き立てて死ななければならないほどの権威でした。
 映画「300:スリーハンドレッド」に敵対する神王エクセルというのが出てくるのですが、これがもうほんとに神々しい(笑)、こういう演出も含めて王が「神」として君臨できる時代があったのでしょう。

ですから自分を「神」と表現しているんですね。日本の古代(前方後円墳の時代)もたぶん同じで、出雲の国譲りは「神々の話」という神話になっていますが、実際には天皇家=神、と出雲族の長=神が戦うか話し合うかして、出雲を大和に併合する、という話が神話になったのだと思います。
その代り、神としての格は出雲のほうが上で、平安時代までは「雲太、和二、京三」というのは子供でも知っている事実でした。最近、出雲大社の古い神殿跡が出てきて、確かに相当高い建物だったろう、と言われていますね。

日本人の心のありようが、今と変わらないなら、「○○の神」は生まれ続けるでしょうし、その神様が神社に祀られて本当の神様になる、というのもこれからも起こり続けるでしょう。
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神様の始まりは太陽だと思います。


今でも田舎の人はおてんと様と言います。太陽の恵みでいろんな作物が取れるし、多くの動物が生きている。農業をしていると毎日太陽の恵みに感謝しています。
 何故、地球だけが、太陽に遠くもない近すぎもしないちょうど良い場所にあるのか?そう考えると神様が地球や宇宙を作ったと考えた方が自然だと思います。
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