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日本で一番重要な外国語は言うまでもなく英語です。
そして、今や非英語圏の殆どの国や地方でも 英語を第1外国語として学んでおります。

さて、センター試験に外国語という教科がありますが、99%以上の受験生は英語を選択します。
というか、ほとんどの生徒にとって英語を選択しているという感覚はなく、英語を一つの教科として捉えている人が大部分でしょう。事実、センター試験でも 英語以外の外国語を選択する場合は、
予め、志願時に申請する必要があります。
それで、高校で英語以外の外国語を教えているところも ごく僅かです。ですから、多くの中高生にとっては 英語以外の外国語に触れる機会が非常に限られます。
それに関して、他のサイトでですが、

「英語一辺倒の外国語教育は日本を滅ぼすと思います。」
という意見もありました。
しかし、英語以外の外国語を苦労して勉強しても、どれくらい役に立つのか疑問です。
例えば 中国語にしても、確かに 日本に爆買いに来る中国人も多いし、東京や大阪の電気屋や量販店などでは外国人相手に 英語よりも中国語を使う機会が多いところもあるかもしれませんが、それだけです。昔は日本も中国から色んなことを学びましたが、今の中国から日本が学ぶことは ほとんどありません。
韓国語だって 在日韓国人が多いだけで、これが 韓国語のニーズに繋がるとは思いません。もっとも、韓国は隣国なので 日本人が気軽に旅行に行ける国でもありますが。
ドイツ語は昔は 医学の分野で強かったですが、今では 英語にシフトしています。それに、日本に来るドイツ人は非常に少ないです。
フランス語も昔は国際語として重要でしたし、今でも UNESCOの事務言語になってはいますが、
フランス語を使う機会なんて 英語の何分の一もありません。

そこで質問ですが、みなさんは 現在の 英語一辺倒の外国語教育について どう思いますか?

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    >学習機会さえあれば、外国語教育の必要性はほとんどない。
    学習機会がないですね。だから教育します

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/02/05 09:04
  • ムッ

    >あなた、英語の前に日本語勉強したほうがよいと思います。
    takutakuk1221さんもね。見当違いな回答をされておりましたが、これも国語力の欠如かもしれませんよ。

    No.5の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/02/05 11:15
  • へこむわー

    それは、外国語が得意な人の意見ですよね?
    僕はきっちり論理的に文法から説明してくれたほうが納得するタイプです。

    日本語ですら、危うい。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/02/05 15:27

A 回答 (11件中1~10件)

#9です。

おれいありがとうございます。

いや、実に面白いですね。
>フランス語の単語を英語風に読んだりすることはないですか? 例えば、 chaletと「チャレット」と読んだり。
いや、読めない人はなにも読めないです。むしろ英語風にでも読んでくれればまだまし、という感じです。というより英語が読めないのですから、英語ですら見当はずれの読みになります。

>>訓読みはあまり関係ないと思います
>私は それこそが、日本人が漢字を日本語の中に巧みに取り入れたカギだと思うんですよ。

もちろん日本人が漢字を受容するのに読み下し文からさらに訓読みまで発明したのはすごいです。ただ陸続きのベトナムや朝鮮は取得できる文書量が多すぎてそこまで行けないし、行く必要もなかったのだと思います。

>問題なのはその後ろにある「受容した知識や思想」そのものです。
でも、phjさんが前の回答で「 昔からの言語を捨てた韓国もベトナムも後遺症に苦しんでいる」と仰ったのは 漢字を廃止したことと関係があるんですよね。

そうです。だって四書五経が読めなくなるわけですよ。読めないという点では現代日本人だってまともには読めませんが「大学」という言葉はそこから来ている、ということぐらいは漢字が読めればすぐにピンとくるわけです。
そういう昔からの知識の集積を漢字を失うことで断絶してしまった、ということです。
 古い自分たちの先祖が集積した知識(書物)を読もうとしても、いまの韓国人やベトナム人だと外国語と同様に翻訳が必要になります。そうなると、翻訳のコストをかけるならなにも自分たちの集積した知識ではなくて、欧米の知識でもいいわけです。
 そうなると英語ができるようになればなるほど(ベトナムならフランス語でもいいです)、自分たちのルーツではなくコストのかからない英語(フランス語)の知識の習得に躍起になるわけで、少なくとも英語(フランス語)が堪能なエリート層は欧米的な知識や価値観に染まるでしょうし、庶民は自分たちの知識をあやふやに保ったままエリート層に使われるだけになる、ということです。
 日本にはどこにでも「○○の専門家」がいますが、それもこれも漢字を捨てなかったからでしょう。
(テレビのケンミンショーなんかには必ず地域の土俗や歴史の専門家がでてきますよね。あれってすごいことです)

そういう強固な日本語のエスタブリッシュメントが各地域に居る間は、どれだけ英語学習を進めても日本は滅びないでしょうし、どれほど外国語教育に力が入っても同じだと思います。

>そうすると、私が質問で「しかし、英語以外の外国語を苦労して勉強しても、どれくらい役に立つのか疑問です。」という文に続いて書いたこととほぼ同じ理由なのでしょうか?

そこが、「外国語学習のメソッド」と「英語教育」の違いをもっとはっきりさせるべき、と私が常々思っている理由です。
外国語のメソッドは外国語を学べば学ぶほど有効に機能するわけです。そういう点では英語だけというか1言語では足りないでしょう。
 でも外国語を学ぶのにもコストがかかります。コストというか時間と手間ですね。高校生が限られた時間で何を学ぶか、第二外国語がいいのかそれとも数学なのか、はたまたスポーツをすべきなのか、それはその子の将来や能力の特性に合わせればいいわけですが、第二外国語を高校で勉強して得るものがどのくらいあるのか?という点は質問者様が書いておられる通り、ニーズにつながらない、わけです。
 
だから結局第二外国語を高校生に必須にしても、それは「大学受験のための学科」にしかなり得ない、ということです。じゃあ、いらないでしょう、と私は思います。コストをかけて受験科目を増やすのはバカバカしいでしょう。

でも、ここ数年、世界中が「英語一辺倒」になってきていますよね。私がもっとも驚いたのは、あのロシア人が英語を話せるようになってきていることです。タイのリゾートでマッサージのメニューを英語で検討していた家族はまちがいなくロシア人でした。高校生ぐらいの娘さんが親に通訳してあげているのです。どうも若い世代は全世界的に英語が話せる、というか英語しか習わないようになってきているのでしょう。

それもこれもインターネットの力だと私は考えています。

再度命題に戻ります。
「英語一辺倒の外国語教育は日本を滅ぼす?」

いいえ、日本語の外国語受容能力からすれば、世界の言語の中でも最後まで日本語は残るでしょう。日本語がのこるということは日本人も日本人のまま残ります。

 逆に世界中が英語一辺倒になってきています。自分たちの祖先からの英知にアクセスできない国は早々に滅ぶと思います。先祖の英知にアクセスできないというのは、大学などの高等教育を自国語で出来ないような国です。

たとえばラオスとかカンボジアなどは自国語では高等教育を受けられないので、大学の特に理系はすべて英語での授業になるわけです。そういう地域はよほど政府が頑張らないとエリートが英語頭になって、国が亡ぶわけです。第二の植民地化と言っていいでしょう。マレーシアやシンガポールなんかイギリスの植民地だったことを逆手にとって英語化していますね。


漢字は幸いなことに隣の中国が10億人も話者を抱えているのでそう簡単に滅ぶことはありません。それをうまく利用しながら、日本は独自に日本語と英語をうまく使い分ければいいのだと、そうすれば日本はそう簡単には滅びない、と私は思います。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。

>古い自分たちの先祖が集積した知識(書物)を読もうとしても、いまの韓国人やベトナム人だと外国語と同様に翻訳が必要になります。
その気になれば、ベトナムだって 昔のチュノム交じりのベトナム語や漢文を中等教育に取り入れることもできるんでしょうけど、それよりは フランス語や英語を学習した方が役に立つからでしょうね。

>高校生が限られた時間で何を学ぶか、第二外国語がいいのかそれとも数学なのか、はたまたスポーツをすべきなのか、それはその子の将来や能力の特性に合わせればいいわけですが、第二外国語を高校で勉強して得るものがどのくらいあるのか?
Mokuzo100nenさんも仰っておられるように、学門を「役に立つかどうか」で評価する風潮も問題があるかもしれません。ただ、高校生に第二外国語も含めて 将来や能力の特性に合わせた選択肢を用意するのは悪いことではないかもしれませんね。

>私がもっとも驚いたのは、あのロシア人が英語を話せるようになってきていることです。
ロシア人にとっては 英語の学習もモチベーションが日本よりも弱いだけで、 あの難しいロシア語を母国語を話しているわけだし、英語なんて難しくないでしょう。
そう言えば、↓の動画のシリーズは、オリョールという男性とレーシカという女性が世界中を旅行するんですが、旧ソ連以外では 英語圏以外の国でも英語を話しています。チェコとかポーランドでも英語を使っています。
https://www.youtube.com/watch?v=r23CGZ1bX0o

>漢字は幸いなことに隣の中国が10億人も話者を抱えているのでそう簡単に滅ぶことはありません。
それはそうですが、日本語も カタカナ言葉が増えるだけで、漢字で造語を作らなくなったのは 少し寂しいですね。

お礼日時:2017/02/06 17:05

何が一番重要な外国語かは、人それぞれでしょうし、その言語が重要である理由も「ニーズがあるかどうか」だけとは限りません。

ただ興味があるから…という理由で勉強する人だっています。また、外国語なんて必要ない、生きていくには母国語だけで充分だと言う人もいると思いますが、それはそれで構わないだろうと思います。

だから私は、どの外国語を学ぶか(あるいは学ばないか)は、最終的には個人が決めるべきことだと思うワケです。ただ、○○語を勉強しようと思い立ったとき、外国語の学習経験がある人と全くない人では、学習効率がかなり違うでしょう。そう考えると、学校教育の中で母国語以外の言語を教えることには、それなりの意味があると思います。この辺は、No.8さんが書かれている「外国語学習のメソッド」という考え方に賛成です。
そして、学校教育で外国語を教えるのなら、やはり英語が最も適しているのでしょう。世界で最も話者数が多く、それだけに学習者人口も多く、辞書や教材が充実しているのは英語だ、というのは否定できない事実です。どうせ学校で教えるなら、なるべく多くの生徒にとって「有用になるかもしれない」言語が選ばれるのは、まあ妥当でしょうね。

もちろん生徒の中には「英語なんて必要ないのに…」と思いながら、試験に出るから仕方なく勉強する者もいるでしょう。で、試験が終わったら覚えたことを忘れてしまうから、話せるようにはならない。でも私はそれでいいと思ってます。いつか(英語に限らず)外国語への興味や必要性が生じたとき、勉強のやり方が分かることが大切なのだと考えます。

こう考えていくと、高校までに学校で教える外国語は英語だけで充分じゃないかという気がしてきます。早い段階で英語以外の外国語に興味を持った生徒は、学校の授業以外で勉強したっていいわけですし、それが試験科目になる必要もありません。本当に興味のある外国語なら、むしろ試験に追われたりすることなく、マイペースで学べる方がいいと思います。

ただイヤだなと思うのは、学校の教科だから&試験科目だから、英語の成績が他人との比較で評価されてしまう点です。日本が英語至上主義のようになっているのは、そのせいだろうという気がします。でも、これは語学教育の問題と言うよりは、人の能力に対する評価が学業成績に偏重しがちな社会風潮の問題でしょうね。
日本を滅ぼすとしたら、それは「英語一辺倒の外国語教育」ではなく、「学業成績一辺倒の価値観」だと言うべきでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ten-temariさんはロシア語が得意だそうですが、ロシア語を学習された 切っ掛けは何でしょうか?
中国語やフランス語に比べると 日本ではかなりマイナーですが。
それに、ロシア語ってすごく難しいとも聞きます。

お礼日時:2017/02/06 16:34

#8です。

お礼ありがとうございます。

メソッドの件は「私の英語教育に関する考え方」の基本なので、一応書きました。ご了承ください。

>英語の知識があっても、大半の人はフランス語だと戸惑うことが多いのでは?
いや、そうでもないです。少なくとも「これは英語ではない」という認識ができるのとできないのでは全く違います。程度の問題ではありますが「底辺でも英語力があるかないか」の違いは意外に大きいということです。

>韓国語もベトナム語も漢字は訓読みしません
訓読みはあまり関係ないと思います。それは日本語の特徴、漢字を受容した朝鮮やベトナムとの違い、というだけのことでしょう。問題なのはその後ろにある「受容した知識や思想」そのものです。後遺症というのは、それらの知識がいったん断絶し、また現代の人々は過去の知識にアクセスが困難になっている、という点です。
 言語が滅ばないようにするためには、その言語でできることが他言語よりも多く、その言語が蓄えている知識が生かせることと、古い知識と新しい知見が結びつくことが重要だと思います。

>英語は必須だとして 高校で第2外国語の導入を積極的に進めることについてはどう思いますか?
え、要るの?っていうのが正直な感想です。少なくとも受験の科目になるなら、いらないでしょう。都内の優秀な高校は第二外国語があるようですが、優秀ならそれもいいと思います。また都内はそれなりに外国人も多いので、そういう方向にルーツを持つ人には救済措置になりますね。でも全般的にはいらないでしょう。

それに授業時間が取れるとしても、何語を第2外国語にするのでしょうか。英語以外のヨーロッパ言語を第2言語にする意味はあまりないと思いますし、中国語や韓国語またはベトナム語やタイ語などのアジア言語などは日本語とも英語とも相当に違うので苦労するでしょうし、必要性も今のところ薄いと思います。
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます。

>いや、そうでもないです。少なくとも「これは英語ではない」という認識ができるのとできないのでは全く違います。
でも、フランス語の単語を英語風に読んだりすることはないですか? 例えば、 chaletと「チャレット」と読んだり。

>訓読みはあまり関係ないと思います
私は それこそが、日本人が漢字を日本語の中に巧みに取り入れたカギだと思うんですよ。

>問題なのはその後ろにある「受容した知識や思想」そのものです。
でも、phjさんが前の回答で「 昔からの言語を捨てた韓国もベトナムも後遺症に苦しんでいる」と仰ったのは 漢字を廃止したことと関係があるんですよね。

>え、要るの?っていうのが正直な感想です。少なくとも受験の科目になるなら、いらないでしょう。
そうすると、私が質問で「しかし、英語以外の外国語を苦労して勉強しても、どれくらい役に立つのか疑問です。」という文に続いて書いたこととほぼ同じ理由なのでしょうか?

お礼日時:2017/02/06 15:29

質問者様の別の質問にも回答しましたが、日本人は「外国語学習のメソッド」と「英語教育」の違いをもっとはっきりさせるべきです。



「外国語学習のメソッド」という点からいえば、なにも英語だけに限らなくてもよいでしょう。単に日本人にとって、というより最近は世界中の人にとってもっとも有用な外国語が「英語」だから英語を第一外国語として習っているわけです。

では、外国語を習わなくていいか、という点について考えれば、英語を母国語とするイギリスやアメリカですから外国語教育をしていますので「メソッドの習得」という点からいえば英語教育で良いのだと思います。

次に英語教育についてですが、私は英語でよいと思います。そして英語は実は算数並みに役に立っています。

前回の私の回答で「80%の日本人は英語を使わないで生活できる」と書いたら、質問者様は90%以上と書かれました。まあ、そうかもしれませんが、実は日本人に限らず現代人はほぼ100%英語が必要、ほんのちょっとだけど英語が必須なのです。
それはインターネットがあるから、と意外に日本はアルファベットに浸食されているからです。

質問者様は「英語がまったくできない人」というのをどのように捉えているでしょう。全くできない人は、本当にまったくできないのです。つまりABCもできません。事例を二つ上げます。

一つはうちの息子です。昨年、中学に上がり今度2年生になります。
彼は小学生の時にパソコン部でしたが、アルファベットをほとんど知らないので、ネットで何かやろうとしてもかなり親の手を煩わせました。ABCは読めるのですが、体系的に英語を習っていないので辞書すら引けないし、辞書を引いても意味が理解できなかったのです。今では基本的な知識は得たので、英語で書かれているインストーラ―程度なら自分でサクサクこなせるようになりました。

もう一つはうちの従業員です。
うちの仕事はマンションの管理なのですが、しゃれた名前のマンションは英語だったりフランス語だったりします。これをパソコンで管理するのですが、名前を打てない、名前の読みを間違える、綴りのスペースがどこに来るか分からない、という人がいました。そういうのが以外にも一人ではないんですね。


今の日本は思った以上に「英語」というかアルファベットに毒されている部分があって、とくにネットやパソコンを使いこなそうとすると、英語というかアルファベットで書かれたものを読む(認識する)必要が出てきます。単にファイル名だけであっても読めない人は読めないんです。

そういういわゆる「底辺レベルで英語ができない日本人」を見ると、やっぱり外国語教育は英語で良いだろう、と思います。他言語でも「外国語学習のメソッド」は得られると思いますが、英語学習は日本人にとって、すでに必須の部分があるのです。英語を話すことも書くこともできなくてもいいのですが、最低限アルファベットが書けて、英語の辞書を使って英単語の意味を調べる、ぐらいの能力は現代日本人には必須です。
 またそういうレベルでいうなら、たぶんすべての国の人々に言えるのではないでしょうか。

ということで、英語一辺倒で国が亡ぶことは無く、すでにネット社会である以上、英語はなるべく覚えたほうがよい、という状態である、と私は考えています。

それでも「日本人の80%以上が英語を使いこなす日」は来ないでしょう。

次に歴史的なパースペクティブから英語を見てみたいと思います。

日本という国は、誰が言ったか忘れましたが「思想は外国からやってくると思っている」国だそうです。その通りだと思います。そして思想は常に言語を伴います。

江戸時代までの思想は主に中国語、そして少々の蘭学で、明治以降はドイツ語・フランス語・英語あたりをそれぞれ特徴に合わせて仕入れて使っています。それを日本語化した明治初期の帝大の先見性はすばらしかったし(おかげで日本語だけでなく中国語や朝鮮語も残すことに成功しました)、それを身に着けた明治期の日本の成長は目覚ましいものがありました。

日本語という言語は、他の諸言語に比べて、外国語を咀嚼する能力が相当に高いとも言われています。日本語は外国語を飲み込んでしまう言語なのです。戦後は主に英語を咀嚼しています。最近KYのようにアメリカのスラング的な3レターを取り入れながら、実際には日本語の「空気読めない」というような言葉遊びも出てきています。
 同時に小池都知事なんかはポンポンとカタカナ言葉を使っていますが、あれも日本語が外国語を抱擁して咀嚼している現象であるといえます。思想としての英語、英語的な思想表現(というにはお粗末ですが)はかなり日本に浸透していると思います。

ですからすでに英語は日本を相当に浸食していると私はおもっています。これ、たとえばフランスなんかだと大問題になるでしょう。いや、すでに大問題になっていて、computerをフランス語でordinateurと言い換えたりしています。元々フランス語は英語に相当に浸食しているのに、英語から浸食されるのはイヤということなのでしょう。
こういう国だと「英語は○○語を滅ぼす」という議論が活発になるのかもしれません。
でも実際には、フランス語が英語を豊かにしたように、その言語のポテンシャルを持ちあげる働きもあるわけです。

日本語はどのような外国語が入ってきても融通無碍に咀嚼するポテンシャルがあります。表意言語の漢字とまったく日本語とつながりのない西洋語をこれだけ咀嚼できるのですから、どんな言語が入ってきても「日本語が壊れる」ということはないでしょう。

ですからどれだけ英語が日本を滅ぼすことは絶対にないと思っていいでしょう。英語教育をしても良いと思います。

ただ、明治期や太平洋戦争後などに出てきた「日本語は非効率だからローマ字に変えよう」とか「いっそ日本語を捨ててフランス語にしよう」という馬鹿な運動は別です。昔からの言語を捨てた韓国もベトナムも後遺症に苦しんでいるといえます。主にアカデミックな世界で、外国語に頼るほかない、という後遺症です。
 日本語は最先端の量子力学ですら、自国語で思考を行えます。もちろん数学的な素養のほうが重要ですが、それを咀嚼するための言語は日本語でいいわけです。


ですからそういうもの、特にアカデミックなものから日本語を排除して英語でやろうという流れであるなら、長い目で見て英語が日本語を滅ぼすことはありえるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>質問者様の別の質問にも回答しましたが、日本人は「外国語学習のメソッド」と「英語教育」の違いをもっとはっきりさせるべきです。
すみません。あの質問は質問者は同一人物でも 質問のスタンスが違いますので、切り離してお考え頂ければ幸いです。
(;´・ω・)

>英語で書かれているインストーラ―程度なら自分でサクサクこなせるようになりました。
中学2年生でできるなんですごいですね。

>うちの仕事はマンションの管理なのですが、しゃれた名前のマンションは英語だったりフランス語だったりします。
揚げ足をとる意図はありませんが、英語の知識があっても、大半の人はフランス語だと戸惑うことが多いのでは?

>いや、すでに大問題になっていて、computerをフランス語でordinateurと言い換えたりしています。
知っています。でも、week-endだけは好んで使いますよね。多分、イタリア語やスペイン語よりも 使用頻度は高いと思います。

>昔からの言語を捨てた韓国もベトナムも後遺症に苦しんでいるといえます。
韓国語もベトナム語も漢字は訓読みしません。韓国では 日本に先行して 郷札や吏読という 漢字かな交じり文のようなものが考案されましたが、とっくに廃れてしまいました。韓国語は日本語よりも はるかに音節の種類が多いのも理由の一つでしょう。そして、日本で漢字かな交じり文のスタイルが確立した時は、韓国では専ら漢文を用いていました。ハングルが考案されても漢文が主流でした。韓国でも日本語の影響を受けて 漢字ハングル交じり文が使われることもありましたが、日本語のように漢字を訓読みすることはありませんでした。漢字を日本語のように訓読みさせようとしても、ハングルの性質上
無理があります。
ベトナムは漢字で書けない固有語を表わすのに チュノムが考案されました。もし、ベトナムがそのままチュノムを使い続けていたら、日本人がベトナム語を習得するのも総合的には 今よりも難しくなっていたでしょうね。

最後に、 phjさんは 英語は必須だとして 高校で第2外国語の導入を積極的に進めることについてはどう思いますか?

お礼日時:2017/02/06 12:15

>Mokuzo100nenさんは 日本の中等教育に 英語以外の外国語を積極的に導入することについてどう思いまか?



大賛成です。

まず、長崎県の対馬市では、中等教育に朝鮮語の選択肢を与えるのが良いと思います。
また、北海道の根室市では、中等教育にロシア語の選択肢を与えるのが良いと思います。
そして、沖縄県の石垣市では、台湾語(あるいは客家語か北京語でも良いけど)の選択肢を与えるのが良いでしょう。

戦後のマッカーサー元帥一派による洗脳教育の効果がでており、英語だけを強制的に教え込めばよいと考える日本人が増えました。しかし、多様性を否定する教育では未来を担う人は育ちませんよね。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

>また、北海道の根室市では、中等教育にロシア語の選択肢を与えるのが良いと思います。
そして、沖縄県の石垣市では、台湾語(あるいは客家語か北京語でも良いけど)の選択肢を与えるのが良いでしょう。
導入するとしたら、そこまで地域を細かく限定する必要もないでしょう。北海道でロシア語、沖縄県で中国語とか 都道府県の裁量に任せてもいいかもしれませんね。

お礼日時:2017/02/06 09:41

>しかし、英語以外の外国語を苦労して勉強しても、どれくらい役に立つのか疑問です。



学門を「役に立つかどうか」で評価する風潮が日本を滅ぼします。
もちろん、学門を「役に立つかどうか」で評価する人ばかりではありません。
宇宙物理学など「役に立たない学門」に巨額の国費を投入するべきという学者や政治家は多いです。

この日本には、「役に立たない」ラテン語や古代ギリシャ語を教え続ける大学があることが救いですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
それでは、Mokuzo100nenさんは 日本の中等教育に 英語以外の外国語を積極的に導入することについてどう思いまか?

お礼日時:2017/02/06 07:24

あなた、英語の前に日本語勉強したほうがよいと思います。

この回答への補足あり
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教育の目的は社会に出てすぐに役立つことを教えるだけではないと思います。

数学は、社会に出てすぐに役立ちますか?
英語教育(言語教育)の目的は、言葉の豊かさ、美しさ、逆に恐さ、恐ろしさを教えることをも達成しなければなりません。そしてそれは、英語でなくてもできるのです。
また、世界の言語は多様です。生態系がそうであるように、言葉も多様でなくてはならないのです。絶滅に近くなった言語を守ろうという動きもさかんに行われていますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>数学は、社会に出てすぐに役立ちますか?
小学校の算数は役に立つどころか、絶対に必要ですけどね。

>英語教育(言語教育)の目的は、言葉の豊かさ、美しさ、逆に恐さ、恐ろしさを教えることをも達成しなければなりません。
確かに これも大事でしょう。ただ、これがこの質問の趣旨である 英語一辺倒の外国語教育とは直接結びつかない気がします。英語だけでは 達成できないのでしょうか?

>絶滅に近くなった言語を守ろうという動きもさかんに行われていますよ。
ということは、アイヌ語を外国語教育に取り入れようとでも?

お礼日時:2017/02/05 10:54

最低でも、中学・高校で6年間、通用する英語ではなく、試験に合格するコツを教える勉強。

あれだけ効率を追い詰める日本人が、簡単な会話すらできない英語に6年間の無駄な時間をつぶすだけでなく、外国語嫌いを大量に生み出している現実を、理解できません。あんなのは教育ではありません。時間の無駄だけ。

外国語なんて、簡単すぎて、アホでもバカでも、相手の言ってることが理解し、自分の意志を伝えられるものです。簡単すぎるので、それじゃ商売にならないと、わだと屁理屈をこねて、文法で固めまくって、現地の人でも理解できないようなひねくれた問題を試験にだす。それで、英語産業がぼろ儲けと。

残念ながら、日本では、外国語(英語)教育などしていません。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

メキシコの爺ちゃんさんには別の質問でもお世話になりました。

>外国語なんて、簡単すぎて、アホでもバカでも、相手の言ってることが理解し、自分の意志を伝えられるものです。
それなら、どうして 多くの日本人が英語で苦労してるのでしょう?

お礼日時:2017/02/05 09:07

>それなら、英語を必修科目から外してもいいんじゃないですか?


戦後の学校教育が米国主導でできた経緯の延長線である事と、第二言語の教育機会なくして、第3の言語の学習機会はないでしょう?
必修科目から外す意見は構わないでしょうが、相談者さんご自身の質問内容がブレブレではないでしょうか?
ご自身がどのように考えるか、自分の考察なくして、この質問は成り立たないと思うのですが。
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この回答へのお礼

再回答ありがとうございます。

>第3の言語の学習機会はないでしょう?
ということは、英語を学校で学ぶ最大の目的は 第3の言語の学習機会の為だというんでしょうか?

>ご自身がどのように考えるか、自分の考察なくして、この質問は成り立たないと思うのですが。
質問で書いたことは 必ずしも 私自身の意見に忠実というわけではありません。多角的な視点から問題を考察しようと思っております。

お礼日時:2017/02/05 09:01

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