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正社員と契約社員は何が違うの?

正社員と契約社員は何が違うの?正社員だけではなく、契約社員の雇用も視野に入れて就職活動をしている人は少なくないのだろう。だが、契約社員は雇用期間に期限があり、正社員のように長期で安定して働くことがなかなか難しいものだ。なかにはすでに契約社員で働いており、数年後も契約社員のままでいいのか、自分の将来に悩んでいる人もいるかもしれない。今回はいま一度正社員と契約社員の違いについて触れながら、契約社員で働き続けることのリスクをご紹介したい。

■正社員と契約社員の違いはどこにある?


そもそも正社員と契約社員の違いはどこにあるのだろう。キャリアコンサルタントの安達瑠依子さんに教えていただいた。

「法律的な面からですと、一般的には期限の定めのない雇用契約が正社員、期限の定めのある雇用契約が契約社員と捉えられています。正社員が期限の定めがない雇用契約であることは間違いがないですが、契約に期間、勤務地、職種、報酬などいくつかが限定的な制限があるのが契約社員だと言えるでしょう」(安達さん)

正社員は職種も勤務地も定めがない。いわば契約社員は、派遣社員よりも最初から長期の有期雇用であり、賞与も支給されることが多いため、派遣と正社員の中間的な立ち位置のようである。

では雇用側が正社員と契約社員に求めることで、それぞれの違いはどこにあるだろうか。

「正社員に求めるものは、企業が能力開発や育成に力を入れる反面、企業が必要だと考える部署や職種に就き、投資した教育のリターンが得られる長期の貢献です。契約社員に求めるものは、今および中期的に、限定的に必要なスキルと労働力の提供です」(安達さん)

そのため契約社員は、すでに必要なスキルや経験を保持している、もしくは短期に戦力化でき、その分野でのエキスパートである場合がほとんどだという。

雇用側の求めることが限定的であるため、将来に渡って管理職へのキャリアアップや違う職種へのキャリアチェンジなどは考えないため、現在の業務のスキルアップが教育の中心になるのである。

■契約社員で働くリスク


「報酬は正社員と同じにする必要がないので手当がなかったり、昇給や賞与でも正社員より低く抑えられている場合も多いです。稀に高い専門性を保持している場合は、正社員よりも高報酬で処遇されることもあります。どちらの場合も正社員と同じ給与体系にする必要がないため、柔軟に対応できるのが企業の利点です」(安達さん)

以上のことを踏まえて、契約社員として働くリスクはどんなことが考えられるだろうか。

「契約の更新が約束されておらず、労働法の改正がされても簡単に雇用期間の定めがない無期雇用に全員がなれるとは考えられません。現に最初から、契約期間更新は無しという条件がついていることもよく聞きます。本人にいくら意欲やポテンシャルがあっても、転職時には正社員に比較して年齢なりの経験とレベルに達していないと考えられ、不利になります」(安達さん)

契約社員は業務が限定的であることが多く、判断を伴う立場になることもが少なければ、責任も権限も小さいという。そのため数年間のみ働きたい、職種や勤務地など限定的に働きたいという目的がある以外は、オススメしないという助言をいただいた。

現在就職活動中の人も、すでに契約社員として働いている人も、契約社員という働き方をよく理解したうえで、自分の数年後のキャリアプランを考えてみてはいかがだろうか。

専門家の意見は上記だったが、皆さんはいかがだろうか? 「教えて!goo」では「現在契約社員として働いている方、将来もこの働き方を選びますか」ということで、皆さんの意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:キャリアコンサルタント安達瑠依子
リクルート出身。ITベンチャーやブライダルなどの上場企業で人事責任者として採用や人事制度設計に携わりコンサルタントに転身。地方自治体の面接官も経験。現在は企業向けのコンサルから転職希望者や公務員受験者の面接対策の指導に活動を広げている。

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