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亜人、東京喰種、進撃の巨人がヒットする理由

亜人、東京喰種、進撃の巨人がヒットする理由『進撃の巨人』、『東京喰種』、『亜人』……。これらの旬な作品にハマっている人は多いのでは。筆者も『進撃の巨人』はコミックを持っており、アニメ、映画に目を通し済みのファンのひとりである。だが、友人の一部に勧めると「うーん、いいや……」という反応をされてしまう。おそらく残虐な描写や、思わず目を背けたくなるシーンが多いため、人によって好みが大きく分かれるからだろう。それでもいずれの作品も元はコミックながら、アニメ化、映画化、実写映画化などがされ、高い人気を誇っている。果たしてこうした残虐なシーンが多い作品がヒットする理由は、どこにあるのだろうか? 心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。

■好奇心で見たくなる!?


「私たちは、暴力的な番組、映画などに心惹かれてしまうのです。それは『見ちゃダメ』といわれると、どうしても見たくなるのと同じ心理ですね」(内藤先生)

つまり、怖いもの見たさで見たくなってしまう、ということのようだ。ホラー映画、ホラーゲームも怖いと分かっていながら、つい好奇心で見てしまったり、プレイしてしまったりする。確かに止めておいた方がいいと分かっていながら手を伸ばす心理というのはよく理解できる。

内藤先生はそれを裏付ける分析についても教えてくれた。

「ミシガン大学のブラッド・ブッシュマンのテレビ番組分析でも、『警告ラベル』がある番組のほうが、見たいという気持ちをそそられる、という結果が出ています」(内藤先生)

まさに人間が好奇心の塊であることを示す分析と言える。

■『進撃の巨人』、『東京喰種』、『亜人』などにハマる人の性格


『進撃の巨人』、『東京喰種』、『亜人』などの作品を好む人には、「こんな性格的な傾向がある」と挙げられるような特徴はあるのだろうか? さらに内藤先生に聞いた。

「『見ちゃダメ』という厳しい親の躾けを受けた人ほど、かえって見たくなるのではないでしょうか。また、ふだん常識的、良識的な人のほうが、見たくなるのではないですかね」(内藤先生)

なるほど。確かに親の躾が厳しいと、親の期待に応えようと無理をしてしまい、鬱憤が溜まることはあるように思う。そうした状況下だからこそ、ちょっといけないと感じるものに惹かれ、それを視聴することで、ストレス発散をしているのかもしれない。

■ハマり過ぎるとちょっと危険かも……


だが、あまりにどっぷりとハマってしまうと、悪影響を与えないか心配になってしまう。特に子どもはその可能性が高いと思うのだが、心理的な影響はどんなことが考えられるのだろうか?

「どっぷりハマっていくことで、どんどん暴力的になります。以前は、そういったものを見ることで、スッキリするという『カタルシス説』というものもありましたが、ロンドン大学のハンス・アイゼンク教授によると、どんどん暴力的になるという影響のほうがずっと大きかったそうです」(内藤先生)

要はどんなものでもほどほどに、ということなのだろう。

「教えて!goo」では「アニメ化や映画化が続く進撃の巨人、東京喰種、亜人が人気の理由は何だと思う?」ということで引き続き皆さんの意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:内藤 誼人
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「すご い!モテ方」(廣済堂)、「ヤバい出世学」 (大和書房)他、著書多数。

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