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アスペルガー症候群や高機能自閉症と呼ばれているものと、自分は共通点が多いと思います。
とは言え、私はこの場で私のことを判断してもらおうとは思いません。

私は、この件に関して医療機関にはかかっていないし、また、今すぐにかかろうとは思っていません。
それよりも、まずは知識を得ようと思っています。

知りたいことは、
・アスペルガー症候群と高機能自閉症はどう違うのか
・医療機関で診断するにあたっては、脳の状態を客観的に調べるのか
・これらには、さまざまな程度や種類があるのか
ということです。

「脳の状態を客観的に調べるのでしょうか」というのは、
もし、そうでなければ診断が主観的になってしまうかもしれないし、単なる「自称」自閉症になってしまうのではないか、
という心配から出た疑問です。
くだけた言い方をすれば、「脳みそを調べてくれるのか」という意味です。

「さまざまな程度や種類があるのでしょうか」というのは、
決まった症状がいくつかあって、「これとこれとこれのすべてが当てはまらないと、該当しない」などと診断されてしまうのだろうか、
という心配から来ています。
「知覚過敏」という症状があるそうですが、このことはどうしても自分には思い当たる節がありません。
それに、自分ではそんなに重い症状だとは思っていません。
それならそれでもかまわないので、軽症と診断してくれるのでしょうか。
そうだとしたら、性格と軽症者の境はどこにあるのでしょうか。


専門家か、経験者か、周りにアスペルガー症候群や高機能自閉症の方がいる方の回答だと、なお望ましいです

A 回答 (6件)

すみません。

ふたたび1です。

何か回答の流れが妙な具合になってきてると感じたので、補足させてください。

現在の精神疾患の診断が「行動による診断」であると言いましたが、これが「脳を調べない=主観的」とされるのは問題があります。

というのは、DSM-III(第3版)以前の精神疾患診断は、疾患の原因ないしメカニズムによって疾患を分類し、また診断基準を設けていましたが、こちらの方がずっと「主観的」で、異なる人が見れば違う診断になることが多かったのです。たびたび触れられている「脳を調べる診断」は、当然この「疾患の原因ないしメカニズム」による分類・診断に含まれます。

なぜ原因/メカニズムによって診断すると、人によって異なるのかといえば、原因/メカニズムを説明する理論がそれぞれ異なったからです。精神疾患の原因/メカニズムを説明する理論・モデルはいまでも数多くあり、どれが正しいと決着がつくにはまだまだ長くかかりそうです(たとえばうつ病やパニック障害について、セロトニン代謝が関係してそうなことはわかっても、どこがどうなれば同じセロトニン代謝でも、うつ病になるのか、パニック障害なるのか、併発するのか、といった、我々の脳機能についての知識からすると「細かすぎ」てまだつかめてない。逆に実際の診断からすると、それらの仮説やモデルはおおざっぱすぎて使えない、ということになります)。

しかし診断が人によって異なると、「日本にうつ病の人は何人いる」といった統計までも狂ってしまいます。また、アメリカで開発された、たとえばうつ病に対する認知療法という技法が、イギリスのうつ病はアメリカのそれとは異なるので、使えない、なんてことにもなります。

DSMは統計のための基準でもあるので、第3版以降は依拠する理論にかからわず診断できる、誰にも観察可能な行動による診断基準を採用しました。そして診断面接についても構造化を行い(SCIDとよばれます)、全世界で可能な限り共通の診断基準が用いられるように工夫されています。もちろん人間がやることなので完璧とは言えませんが、「行動による診断」にしたおかげで、従来よりもむしろ「客観的」になったと言えるのです。
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No.3、4です。


素人がエラソーなこと言ってどうも失礼しました。
骨が折れているとか腫瘍があるといった、可視的なものではないので、また診断を受ける人のその日の体調にもよるなどの要素で、判断がわかれる(ことも実際あるようなので)と言いたかったのですが、軽はずみな発言だったかもしれません。
お詫びします。
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No.3です。

すみません、質問には全然答えてないので追加です。
診断は脳を開いて見るわけじゃないから、医師の主観で大きく分かれると思います。アスペ、高機能の診断基準もまだ十分確立していないのではないでしょうか。自閉症の診断だってそうですから。境界はかなりあいまいだと思います(軽い人は特に)。有名な先生方に診てもらっても必ずしも同じ判定にはならないと思います(そういう人もいます)。
アスペの人には耐えられない世界かも、ですね。
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専門的なことはNo.1の方に任せるとして、私が実際に知っている方のお話をしたいと思います。

私に自閉症の子供がいるためにそちらの会で長く活動してきましたが、そこで知り合った同じ自閉症児のお母さんの中に二人、自称アスペの方がいます。
一人は確信していて、診断は受けてないけど子供の主治医に「お母さんはまちがいなくアスペ」と言われているとか。光が尖って見えるなど視覚的に過敏なようで、視力はいいけど眼鏡をかけています。頭脳明晰で高学歴らしいですが、道で近所の人に話しかけられると困るなど、コミュニケーションが苦手な様子です。
もう一人は、診断を受けたけど「ボーダー」と言われたそうです。こちらの方はだいぶ普通の感覚に近いようですが、子供の幼稚園の送り迎えのあとは(人に会うので)疲れて寝てしまうそうです。
二人とも、小さい頃から変わり者と言われ続けて、苦労したようです。アスペということがわかるとパズルが解けたみたいに安心したそうです。
もう一人、成人してアスペの判定を受けた方は、結婚を意識する年齢になってひどい鬱に悩まされているそうです。抗鬱剤がきかないと聞いています。
傷付きやすくて気の毒な方たちだと思います。
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この回答へのお礼

>診断を受けたけど「ボーダー」と言われたそうです。

なるほど、ボーダーと言われることもあるのですね。

お礼日時:2004/10/24 09:40

自信のない専門家です。

(笑)
私は特殊教育の現場で働いており、日々広汎性発達障害の子どもたちと接しています。
広汎性発達障害についていろいろ記した本はありますが、私は「何だか普通の子と違う、集団生活が大変な子」という程度に理解しております。というか、それ以上の理解が現場でそれほど必要もなく、細かい診断名をつけることが却って子ども自身に不利益になることがあまりに多いからです。
アスペルガー、自閉症(高機能を含む)、LD、ADHD、多動などは非常に判断が難しい問題です。かなり訓練をつみ、多くのケースを見てきた医者でも判断を誤ることがあります。というか、正確には何が正しいのか誰にも分からないというべきでしょう。

私が見ているのは子どものケースですから、あなたの年齢だとすでに症状・傾向が固着していて何か生活していくうえでご不自由があるのかもしれませんが、そこまでして間違っているかもしれない、そして何のメリットにもならない診断名を求める理由をご自分でもう一度お考えになってみてはと思います。
もし、「自分が何者か知りたい」ということであれば、病名だけに裏づけされたアイデンティティはあなたを生き生きとさせてはくれませんよ、とアドバイスします。
または、もし「病名がはっきりすれば安心するから」ということであれば、たぶんそういう人は病名が分かった時点で次の心配事が出てきて永遠に何かを心配し続けるであろうことをお伝えしておきます。

この回答への補足

>間違っているかもしれない
というのは、私が質問で書いた「そうでなければ診断が主観的になってしまうかもしれないし」と同じようなことですね。

補足日時:2004/10/11 10:15
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この回答へのお礼

わかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2004/10/11 08:16

 アスペルガー症候群と高機能自閉症の違いは何かと言うことが取りざたされることもありますが,少なくともイギリスの自閉症協会のとっている立場によると,これらを厳密に区別する必要性は乏しく,高機能自閉症とアスペルガー症候群をひっくるめて自閉症スペクトラムの高機能タイプという言い方をします。


 アスペルガータイプと専門家が言う場合,その対比として頭にあるのはカナータイプです。カナーが提唱した自閉症の概念は,比較的重度の自閉症でしたが,カナーの提唱した極端な孤立と同一性の保持という自閉症の特徴が,後の国際的な自閉症の定義(DSMやICD)に社会性とコミュニケーションの障害,こだわりという形で引き継がれています。
 カナーが考えていた重度の自閉症でも,アスペルガーの考えた軽度の自閉症でも,社会性,コミュニケーション,思考の柔軟性の乏しさという3要素は共通しています。そしてこの3要素をとりあげたのがウィングで,社会性,コミュニケーション,想像力(こだわり)の3領域に共通して障害があるものを自閉症スペクトラムと呼んでいます。
 
 診断についてですが、自閉症には、(1)対人関係、(2)コミュニケーション、(3)こだわり、の三つの大きな特徴があり、これら三つの特徴がそろっていると自閉症と診断されます。
 世界的に広く用いられている診断基準としては、ICD-10(世界保健機関)とDSM-(4)(アメリカ精神医学会)があります。基本的に、3歳までに自閉症の三つの特徴が何らかのかたちでそろっていると自閉症と診断されます。これらは、あくまでも本人にあらわれる行動をもとにした診断です。
 DSMもICDも、精神疾患全般に使われる診断基準ですが、自閉症以外の他のどのような精神疾患についても、「脳の状態」を調べること、その結果によって診断を下すことはありません(もちろん一部の神経疾患について脳波を取ることはありますが)。我々はまだ「脳の状態」と精神ないし行動との間に、明確な対応関係を発見できるほど、脳について知らないのです。
 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
質問からだいぶ過ぎてしまいました。
他のことで頭の中が忙しかったので、この質問のことは置いておきました。すみません。

>我々はまだ「脳の状態」と精神ないし行動との間に、明確な対応関係を発見できるほど、脳について知らないのです。

そうなんですか。私は、MRIのような機械で脳と自分の症状との関係がわかればいいなあと思っていました。

お礼日時:2004/10/09 22:49

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