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キュービクルの耐圧試験時(2.2kv)に測定する漏れ電流とは何ですか?その電流はどこを流れているのですか?変圧器の中や、高圧機器の絶縁物表層からアースに流れているのですか?回答宜しくお願いします!

A 回答 (2件)

漏洩電流が発生しうるのは例えばケーブル(とくに長期使用された場合)で、ケーブルの絶縁層内にあった異物・ボイド・クラックに電界の不均一が生じて部分放電(コロナ放電)が起き、コロナ電流が流れて炭化導電経路を作りはじめ、そこを通じて漏洩電流が増えて来ます。



高圧機器の絶縁表層に埃・汚れ・塩分があって汚損していても、湿りによって沿面に漏洩電流が流れるようになります。シンチレーションを起こし、表面に炭化導電経路(トラッキング)が形成されると漏洩電流がどんどん増えてきます。湿度が高くなると絶縁抵抗が落ちてきます。

またケーブルの場合と同様に高圧機器の絶縁物の内部に異物やクラックがあっても、そこからコロナ放電が起き、コロナ電流が流れるとその放電路に絶縁劣化(炭化)が生じて漏洩電流が生じます。
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>キュービクルの耐圧試験時(2.2kv)に測定する漏れ電流とは何ですか?



通常、6600Vで使用されているケーブル、変圧器、コンデンサー、開閉器等と大地間との間に6600×1.15/1.1×1.5=10350Vの電圧を加えたとき、その間に流れる電流を漏れ電流と言います。

>その電流はどこを流れているのですか?変圧器の中や、高圧機器の絶縁物表層からアースに流れているのですか?

その通りです。
ケーブルの導体から劣化した被覆の絶縁物の中を流れたり、変圧器のコイルから絶縁油や函体を経由したり、コンデンサーの函体から流れ出たりします。
これらは接続したアース線に流れこみ、それを測定しています。

漏れ電流は、その値が大きければケーブル、機器類等の絶縁状態がよくないことを表すので、劣化状態の判定、取替えの判断などに役立ちます。
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