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栄養素摂取量から求め、給食などを作るときに役立つ。自分が本などで調べた結果はこんなものでした・・・。もう少し、詳しい意味が知りたいです。
栄養比率の定義?を教えてください。

A 回答 (2件)

栄養比率はいろいろとあります。



1.PFC比率
ashibe1122のお答えにある通りです。
ただ、算出方法ですが、それぞれ
たんぱく質エネルギー比率=たんぱく質量(g)×4(kcal/g)÷総エネルギー量(kcal)×100
脂質エネルギー比率=脂質量(g)×9(kcal/g)÷総エネルギー量(kcal)×100
炭水化物エネルギー比率=100-(たんぱく質エネルギー比率+脂質エネルギー比率)
で求めます。
比率ですから当然%です。一般には小数点以下1桁まで算出することが求められます。
この3つのエネルギー比率がバランスよくないとダメなのですが、注意しなければならないのは総エネルギー量です。この総エネルギー量が適正であることが基本条件です。
たとえば、脂質エネルギー比は1~17歳は25~30%、18歳以上は20~25%であることと日本人の栄養所要量食事摂取基準ではいわれていますが、こんな場合はどうでしょう。
総エネルギーが必要量の半分しかとれていないのに、脂質エネルギー比が40%だったら。たぶん、脂質量は適正です。その他のたんぱく質や炭水化物量がきっと不足しています。それらを適正量にすれば、脂質エネルギー比は範囲内に入るはずです。つまり、総エネルギー量とそのバランスをトータルに考えなければならないのです。

2.穀物エネルギー比率
以前は、日本人は「米ばっかり食」のことが多かったので、穀物だけでなく、もっといろいろなものを食べなければ栄養バランスがとれないということを考える目安とされてきました。
摂取した穀物のエネルギー量を合計し、総エネルギー量で割って100をかけます。50%程度が望ましいといわれています。でも、若い女性はもっと低いです。これは低すぎてもダメです。やはり、脂質エネルギー比の過剰につながるからです。

3.動物性たんぱく質比率
通称、動たん比とよんでいます。総たんぱく質量に占める動物性たんぱく質の割合です。
動物性たんぱく質量(g)/総たんぱく質量(g)×100で求めます。
アミノ酸組成のよい動物性たんぱく質はとても大切。特に、成長期には50%は摂りたいものです。

4.ほかにもいろいろ。。。
動物性脂質比率とか、
飽和脂肪酸(S):一価不飽和脂肪酸(M):多価不飽和脂肪酸(P)=3:4:3とか、
n-6系多価不飽和脂肪酸:n-3系多価不飽和脂肪酸=4:1とか、
まだ他にもあるかも。

いずれも、献立を作成したり、栄養診断する際に活用されます。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。皆さんの意見と教科書でなんとか勉強して授業に臨みたいです。

お礼日時:2004/10/10 00:55

PFC比率のことでしょうか?Pは蛋白質、Fは脂質、Cは炭水化物で、それぞれの摂取量(g)×4(脂質は9)÷摂取エネルギー(kcal)×100で%を出します。


 1日の摂取エネルギーに占める三大栄養素の割合を出すことで、脂質の割合が多い、炭水化物が少ないなどがわかります。
 日本では、脂質25~30%、蛋白質12~15%、炭水化物が55~60%位が適正とされています(数値はいろいろあります)。最近は、食生活の欧米化によって、脂質の摂取割合が増えているようです。献立をたてる時に、脂質が多くないかをチェックするのにも使います。後は雑誌などで、三角形のレーダーチャートにして食事のバランスを表すのにも使われています。

この回答への補足

そのほかに穀類エネルギー比、動物性たんぱく質なども表記されている場合がありますよね?
栄養士の方にとっての栄養比率の考えあるいは定義はashibe1122さんの回答で十分でしょうか。教えてください。

補足日時:2004/10/09 20:30
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。栄養比率とはPEC比率なんですか・・・。

お礼日時:2004/10/09 20:30

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