
A 回答 (3件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.3
- 回答日時:
ラジカル重合、イオン重合も反応機構は皆憶測です。
見た人はいません。出来たポリスチレン(幸いに溶媒に良くとけます)のC13NMRをデカップリングして、炭素のピークを見ると、主鎖部の炭素には2種類しかないので、そのピークは2本のみであるはずですが、近くに他のピークもある事から、ポリスチレンの分子構造は、図のように単一の構造ではないと言えます。理由は諸説あって分かっていません。
No.2
- 回答日時:
失礼しました。
調べてところ連鎖移動定数は四塩化炭素の方が遥かに高く、№1の記述は間違いを含んでいます。謹んでお詫び申し上げます。以下に訂正しておきます。
重合溶媒ですが、成長途上のラジカルがそのまま成長するかどうかで平均分子量は決まります。ラジカルが成長途中に溶媒から原子を引き抜くとそこで成長は止まります。平均分子量はトルエンの連鎖移動定数で0.0024、四塩化炭素の連鎖移動定数で1.75より平均分子量は四塩化炭素の方が小さくなります。
No.1
- 回答日時:
スチレンは非常に重合のしやすいモノマーでDTBPのような高価な開始剤や溶媒も必要なく、硫酸一滴でポリスチレンになります。
上手くしないと高温になり危険ですので注意して下さい。さて、重合溶媒ですが、成長途上のラジカルがそのまま成長するかどうかで平均分子量は決まります。ラジカルが成長途中に溶媒から水素を引き抜くとそこで成長は止まります。トルエンのベンジル位に当たるメチル基の水素は引き抜かれやすいため、四塩化炭素中より平均分子量は小さくなるとおもいます。
構造は基本head to tailです。これはラジカルの安定さと次に攻撃するモノマーの立体的に空間の広い部分を攻撃することからの想像です。
ラジカルに溶媒和の効果はないので、head to tailとhead to headやtail to tailも混在しているとおもいます。
図にあるような単一の構造のポリスチレンはカチオンやアニオン重合でイオンを安定化する極性溶媒中低温でえられます。平均分子量のばらつきも少なく、その値は重合開始剤の量と負の比例をします。このようなポリスチレンは高分子の平均分子量を求めるための検量線作成に使われます。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
開始剤の濃度
化学
-
感温性温高分子
化学
-
DNAの抽出でsolution I・II・III液は
生物学
-
-
4
Pd-CとPd-黒って?ちょっと長いです
化学
-
5
鈴木宮浦カップリングにおけるパラジウム触媒について
化学
-
6
ラジカル重合
化学
-
7
スチレンの重合
化学
-
8
安息香酸メチルのニトロ化について
化学
-
9
スチレンの洗浄
化学
-
10
安息香酸メチルのニトロ化
化学
-
11
ニトロ化について
化学
-
12
ラジカル重合において、高分子量の重合体を得るための条件
化学
-
13
炭化水素は濃硫酸には溶けないですが、安息香酸メチルには溶ける。この違いを生じるイオンを示しながら反応
薬学
-
14
蒸留について
化学
-
15
空気冷却器って?
化学
-
16
等吸収点
化学
-
17
m-ニトロ安息香酸メチルの合成
化学
-
18
有機化合物分離:安息香酸とケイ皮酸の違い
化学
-
19
再沈澱
化学
-
20
ポリスチレンの合成
化学
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
o-ニトロアニリンとp-ニトロア...
-
ジクロロメタンとアセトン
-
ジベンジリデンアセトンの再結...
-
TLCにおける誤差の原因
-
ニッケル錯体の配位子と色
-
わりと緊急です。再沈殿の原理...
-
ポリエチレン容器は灯油に使え...
-
一斗缶からの上手な注ぎ方は?
-
ポリエチレンが溶解可能な溶媒...
-
DMSOの除去について。
-
還流について
-
アセトアニリンの再結晶で
-
液体窒素を用いたトラップでの...
-
p-ニトロアニリン中のo-ニトロ...
-
強酸と有機溶媒を混ぜるとどう...
-
エバポレーター(減圧濃縮装置)...
-
TLCのスポットについて
-
アルコールのpH
-
ペーパークロマトグラフィーで...
-
トリフェニルホスフィンオキシ...
おすすめ情報
また、反応機構についても教えていただけたら幸いです。
図を載せていただけるのならばよろしくお願いします。