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国公立大学と私立四年制大学だと、
私立受験の方が科目数が少なくて楽だと、友達は言っています。
本当にそうなのですか…?

A 回答 (4件)

そうですね。


国立は基本は5教科6科目、私立は3教科なので。
やはり苦手科目も含めて勉強しなきゃいけないのは大変ですよ。
ただ結論として言えるのは「大学」「学部」「本人の志向」が大事なのであって、2018年現在では「国公立」であることのメリットや難易度はほぼありません。

いくつかの理由で???の部分はあります。他スレでも書いてますが。
大学受験指導もしていたのでかなり調べましたし合格・不合格もさせました。その上で書いてます。

①国公立の7割ぐらいは歴史・伝統・特色はうすい。
国立70、公立70ぐらいあるんですね。当たり前ですけど、1位~140位まであるわけです。本来は。それを上位国立と下位国立を同様に比べるのはあり得ないはずです。
それに決定権を持つエリートが集まる政治経済の中心である東京圏ではそのような傾向が特に顕著なので、そのように考える方が自然です。
例えばアメフトで揺れている日大は1898年、早稲田は1882年に出来ました。
旧帝大など名門国立も同じ時期です。何となくテレビで見聞きする大学の伝統は100年ぐらいあるのに比べれば地方国公立の多くは歴史と伝統がありません。特色も同様です。
国公立の多くは1955年に一気に創設されたいわゆる「駅弁大学」です。
戦後のベビーブームとGHQ政策で「急ごしらえで作られた大学」ですので誰かが心血を注いで作ったと言うような大義名分はありません。ですから建物からして大変似てます。
大学名を言わないとナニ大学かは分からないぐらいです。学長も多くは公務員で東大や京大など上位帝大卒の方の天下り人事です。これで面白い学問をすると言う方が難しいですよね。
「大学の大衆化」ですね。下記にあるのはいわゆる「1期校」と呼ばれる、現在でも偏差値も高く、大学ごとの個性も多くあると言われている大学です。
ほかの大学は残念ながら…と言う感じです。ノーベル賞を複数名出した名古屋大や東北大、世界的にも評価されている新設のAIUや会津大もありますが全体的に見ると少数です。

終戦時に存在したもの
旧帝国大学
東京帝国大学(1886年、現在の東京大学)
京都帝国大学(1897年、現在の京都大学)
東北帝国大学(1907年、現在の東北大学)
九州帝国大学(1911年、現在の九州大学)
北海道帝国大学(1918年、現在の北海道大学)
京城帝国大学(1924年、現在のソウル大学校)
台北帝国大学(1928年、現在の台湾大学)
大阪帝国大学(1931年、現在の大阪大学)
名古屋帝国大学(1939年、現在の名古屋大学)
商科(商業)大学
大阪商業大(1928年)
東京商科大学※(1920年、現在の一橋大学)
神戸商業大学※(1929年、現在の神戸大学)
文理科大学
東京文理科大学(1929年、現在の筑波大学)
広島文理科大学(1929年、現在の広島大学)

②この30年ぐらいで概念がだいぶ変わった
●AOは私立だけ→現在は東大京大も含めて推薦制度があります。
●科目数が違う→1,2科目で受けられる国公立大もあります。また地方国立はすでに4教科入試が多いです。
●学費が違う→通常「高い方が良いもの」ですから高い方がいいです。加えて田舎に多い貧乏自慢は都市部では「貧困」と呼ばれます。結婚でも就職でも不利ですし、何の美徳にもなりません。さらに国立の学費はこの50年で10倍以上になってます。当然安いとは到底言えません。
●研究費が違う→COE採択によれば旧帝大早慶など上位大学で占められます。下位の私立、国公立大の予算は大変少ないです。

③少子化
当たり前なんですけど少子化で不人気の大学(主に地方大)は偏差値やレベルを下げてます。下位私大の5割以上が実質的な定員割れと言われてますが国公立理系の2割程度は同様に定員割れです(だから統廃合が進んでるんですけれど)。

④政治的側面
例えば秋田にAIUと言う素晴らしい大学があったのですがレベルが高すぎて地元の子が入れないことに怒った地元議会が「もっと地元の子を入れろ」と言って今ではかなりの割合の子が地元県出身です。当然レベルは下がりますよ。同様に「お金かかり過ぎだ」と言って一気に学費を上げました。また定員割れ私立が公立大化するのもブームです。・高知工科大学(高知県)、・静岡文化芸術大学(静岡県)、・名桜大学(沖縄県)、・公立鳥取環境大学(鳥取県)など挙げればキリがないです。しかも地価が下がる、若者が減るなど地元経済への打撃など「政治的な側面」から援助していることが多く前向きな理由ではないです。「本来は定員割れするだけの理由がある」「建物はそのまま、教職員もほぼ一緒」なわけで何ら抜本的には変わってません。
私立でも酷い大学はありますけど地方国公立大はこういう大人のオモチャになってることが多いです。最低ですけど。

⑤東京的価値観
ご存じの通り東京は私大偏重です。
地方の人でも就職や結婚でどうしても東京など都市部に行く事は多いです。
上場企業の9割以上が23区内にあります。東京の平均年収は田舎の200万以上((50%以上)も高いです。文化の発信地でもあります。
ですから東京で評価されない大学を出るメリットがかなり少ないのです。
「逆は?」と思うかもですが、東京圏の人が東京外に出るメリットがなく、そもそも出ません。出る場合もよほど優遇された状況で無いと出ません(地方で若者がどんどん減って過疎化するのには、それなりの合理的な理由はあります)。

⑥単純な難易度比較
上記に地方大出身に易化してますが都市部の大学(主に有名私立)は難化してます。
知らない人も多いですが、すでにセンター型で早慶受けるならゆうに90%を超えます。
つまり東大並です。
青学でも85%以上はゆうに必要ですので下位帝大レベルでも受かりません。
僕の世代では神戸合格者はほぼ全員が早慶は受かってました。でもいまの神戸合格者の中で早慶合格者は少ないはずです。
施策で東京の私大の定員を制限する法律が出来て小池東京都知事がキレてましたが、それぐらい酷いこともしないと地方と都市部での差が出てしまってるんです。
↑の理由により地方と都市部で大きな格差が生まれてます。
個別式で受ければ帝大合格者はさすがにGMARCHは受かると思いますが下位帝大合格者ではむしろ早慶は落ちてます。
周囲でも知る限り、地方国立合格者でも関関同立全滅なんてのはごく当たり前です。
こういう感覚は今の18-25歳の人は当然知ってます
(つまりここの解答者の多くは25歳以上、恐らく35-60歳、もしくはこのレベルの国立、私立を受験してない人だと推測はされる)。


面白いのはアメリカでは逆に、競争原理を取り入れたカルテックやUCバークレー、UCLAなど公立の州立大が人気出てます。世界ランキングもトップクラスです。
反面、怠けてて非実学メインのアイビーと言われる東部の名門私大やリベラルアーツの小規模大学、女子大のレベルや人気は急落してますね。
けっきょく競争が無いところのレベルは下がるのだと思いますね。
日本でも東大合格者が0名まで落ちた日比谷高校は現在は50名を超えるところまで回復しました。
また現在の日本では「東大出たところでどやねん」てのもあります。その人自身の問題ではなく政治経済の影響ですね。東京での公立中高の評価はまだまだ低いですが、今後は変わってく可能性もありますね。
ですから国公立がどう、とかって価値観は持たない方が良く、前記したようにその人が良いと思う大学を選ぶことが大事です。
よく言われるように同大学でも理系の方が平均年収で100万以上も高いですから。でも「そこだけで選ぶの?」と言われたらそうじゃない人も結構出てきますよね。
どれだけ言っても「地元の国立大が良いんだ!!」って人も一定いると思います。それは価値観として十分にアリです。

そして伸びてる大学に共通することでもありますけど、優秀な人ややる気がある人の多い組織はその時点での評価に関係なく後年評価されやすいので、そういう人の多い大学を選ぶとよいでしょうね。
よく分からないことに時間をかけてたり、怠けてたりすれば、後々にはその組織とそこに関係した人の評価を下げます。これは会社にも言えるでしょう。
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人によりますね。

多めの科目が得手の人は国立が良いでしょう。二つだけしか分からないという人はそれを磨くしかありません。それも頂上まで届かせるのですから結構つらく、楽とはとても言えません。それに、国立レベルの人達が割り込んできますから、半端な努力では跳ね飛ばされてしまいます。
公立について触れないのは、最近公立大のレベル低下がひどく、特に私立から公立に転換した大学も多いので、昔からの公立大以外はお話になりません。
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科目数でいえば、確かにそうです。


ただ、早稲田や慶應などの難関私立大学(学部にもよる)は地方の国・公立大学よりも難しいことがあります。

その他、私立は推薦や複数の形式で選考が可能な場合もあります。
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1教科だけってのもありますからね。

10倍差くらいありますよ。
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