訂正仕訳問題の「～訂正にあたっては、取引記録のすべてを訂正する方法ではなく、記録の誤りのみを部分的に

訂正仕訳問題の「～訂正にあたっては、取引記録のすべてを訂正する方法ではなく、記録の誤りのみを部分的に修正する方法によること。」とはどういう意味ですか？

問）前期に貸し倒れ処理した売掛金20,000が回収され当座預金に振り込まれたが、誤って貸方を売掛金と処理していたので、これを訂正する。訂正にあたっては～略

答）売掛金20,000／償却債権取立益20,000

解説だと正しい仕訳と誤った仕訳の逆仕訳を相殺で答えになり、そこまでは分かるのですが、問題文後半の「誤りのみを部分的に修正する」って何をどうすればいいんですか？

No.1 回答者： wild_kit 回答日時： 2018/11/05 20:37

本来

借方　当座預金２０，０００　貸方　償却債権取立益　２０，０００
とすべきところを、誤って
借方　当座預金２０，０００　貸方　売掛金２０，０００
としたわけです。

　これに『取引記録全てを訂正』という方法を取るなら
借方　売掛金２０，０００　貸方　当座預金２０，０００
と、一旦逆仕訳して、その後改めて
借方　当座預金２０，０００　貸方２０，０００
としなければなりません。

それに対し『誤りのみを部分的に修正する』のであれば、
借方　売掛金２０，０００　貸方償却債権取立益２０，０００
の一行で済んでしまいます。
こちらは『逆仕訳』ではなく、勘定間の『振替』です。