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今日風が強かった理由は低気圧だったからですか?

低気圧だということは近々上昇気流があって雨が降るということでしょうか?

A 回答 (4件)

回答が遅くなってごめんなさい


 5日の天気についての質問ですね。低気圧とか寒冷前線、天気図とかいっても大丈夫ですね。

 5日の様子から見ていくことにします。天気図を見ればだいたいのことがわかります。今月の一つ前の月の天気図はここから見ることができます。
気象庁過去の天気図;http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/wxchart/quick …
 ここにのせられている4月5日の9時の天気図で説明します。下の図です。
 まず、風の強いところの見つけ方です。単純に気圧の差が大きいからということでは見分けられません。普通は隣どおしの等圧線の間がどれくらい開いているかで見分けます。難しい用語ですが、「気圧傾度」といいます。間が狭いほど風が強くなります。逆に開いていると風が弱くなります。
 天気図を見ると北海道をのぞいては、どこも間が狭くて風が強いことがわかります。その原因が何か考えてみます。天気図からいえることは、東海地方から北海道にかけての太平洋字寒冷前線があります。また、日本列島付近の等圧線の間が狭いところは、この寒冷前線とだいたい平行になっています。寒冷前線上では、強風が吹くことがありますから、中部地方より東では、寒冷前線に吹き込もうとすると風と見ていいようです。
 西日本については、寒冷前線はありませんが、一番北側にある寒冷前線を伸ばしていった線と風が強くなっていそうな所とが平行です。西日本でも、寒冷前線はないもののその延長で風が強くなったと見ることができます。
 5日の強風は、日本列島の太平洋側にある寒冷前線とその延長が影響したものと見ていいでしょう。
 6日の天気については、だいたいわかりますね。西側から移動性高気圧が近づいています。結果が出ていますので省略しますね。

 ここから、ちょっと話は難しくなります。気象予報士がするレベルの話です。大丈夫ですか。
 天気図では、北海道の西側に低気圧があります。この低気圧から少し離れたところから閉塞前線が延びていて、先ほどの寒冷前線につながっています。一般的には低気圧の末期とされています。そのわりには、かなりしっかりした低気圧です。このような低気圧は、寒冷低気圧と見ることができます。他の低気圧との違いは上空高いところまでずっと低気圧であるということです。ジェット気流が吹いているといわれている高さです。
 ジェット気流の性質について補足しておきます。南北で気温が大きく違うとき、二つの空気は混ざらずに、西風が吹くようになります。ジェット気流はこのようにしてできる風ですので、気流のあるところの南北では気温が大きく違っています。この性質は後の話と関係しますので、覚えておいてください。寒冷低気圧は、左回りにぐるぐるっとまわる強い風によって、冷たい空気が閉じ込められてできたものです。
 寒冷低気圧があると上空では、低気圧をまわる左回りの風に、ジェット気流が流されて南側に大きく迂回して流れます。ジェット気流が南に向かって流れているところでは、下降気流ができやすく、高気圧ができます。黄海西側にある高気圧はそれによってできたものです。逆に東側では上昇気流ができやすくなり、温帯低気圧ができる事があります。5日の天気図ではそれに相当する部分はありませんが、代わりに寒冷前線となっています。
 ジェット気流は、南北の気温差が大きな所にできますから、地表付近でも、暖かい空気と冷たい空気がぶつかっていることになります。温度が違う空気が隣どうしにあるのですが、西日本では、上昇気流とならずに、そのまま強風として吹いたようです。東日本では、上昇気流ができやすくなったため、暖気が吸い上げられて寒冷前線となっています。
 言葉は正確ではありませんが、ものすごく簡単に言うと、上空のジェット気流が影響して地表付近では強い風となって現れたというところでしょう。

 寒冷低気圧ですが、内部では上昇気流はそれほど強くないので、大雨が降ったりということはあまりありません。5日の気象衛星ひまわりの画像を見ても、それほどしっかりとした雲はできていないことがわかります。
ひまわりの画像:http://himawari8.nict.go.jp/
(見方については話がだいぶそれてきたので省略させてください)
「今日風が強かった理由は低気圧だったからで」の回答画像4
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この回答へのお礼

うわ~ご丁寧にありがとうございます!
とてもわかりやすかったですm(__)mm(__)m

お礼日時:2020/04/08 13:36

ぶー、はすれ!


風というものは気圧の高いところから低いところに流れるのです。だからその気圧の差が強ければ強いほど強い風が吹きます。

風が気圧の低いところに流れるのは理解できましたよね?だから低気圧には風が流れ込んでいるんですが、その低気圧で上昇気流に乗って空気が上がり冷やされるので水蒸気が雲となって溜まり、雨が降る……という仕組みになっています。実際、低気圧上空はそうやって常に雨雲が形成されているんです。

ちなみに高気圧では空気が低気圧に向かっていくので上空の空気が地上に降りてくる下降気流となるために雲が何一つない晴れ状態となるわけです。
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風が強いのは、近くに低気圧があるとは限りません。


「地表近くでは、高気圧(下降気流)から低気圧(上昇気流)に向かって大気が移動する」ことによって大きな「大気の流れ」ができますから、この風は「高気圧と低気圧の間」ならどこでも起こり得ます。

従って「風が強い」ことと「雨が降る」ことが、因果関係として起こるわけではありません。
低気圧があれば、「近々雨が降る」というよりは「そのときに雨が降る」ことになります。
また、「高気圧と低気圧の間」を吹く風によって雨や雪が降るのは、「湿った空気」であることと「山地によって上昇気流ができる」ことによる場合が多いです。低気圧に近いことは必須ではありません。
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北海道の西で低気圧が発達しているせいです。

明日には冬型の気圧配置になるでしょう。
従って、北日本の日本海側では雨か雪になる予報です。

気象庁、全国の天気
https://www.jma.go.jp/jp/week/index.html
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