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教授の本業、仕事の優先順位が高いものは何でしょうか。
自分で調べてみると教育と研究が本業で講演や本の執筆、テレビ出演が副業で大学に届け出が必要なことがあると書いてありました。ですが本も研究に関する内容でしょうし、一般市民向けの講演でも自身の研究について発表するので研究に関係があると言えるのではと思います。テレビに出れば大学のアピールにもなります。むしろ教授からしたら授業は手間で研究に専念したいのではと思います。講演を副業と考える大学では仮に講演やテレビ出演を理由に教授会に出れないとか、授業をしっかりやらないとかがあったら本業がしっかりできていないと当局からお叱りがあるのでしょうか。人気教授はテレビに引っ張りだこなこともあるのでいちいち大学に報告していたらキリがないのではとも思います。興味本位の質問です。

A 回答 (1件)

「優先順位の高さ」と「大学に届け出が必要な副業」は、別の話です。


大学の教授(教員)ということは、大学に雇われているわけで、大学の研究教育業務以外の仕事は「兼業(副業)」扱いになります。
本の執筆にしろ、講演やテレビ出演も、すべては本業である「研究」がなければ生まれないものです。(研究書の執筆は、研究活動の一部として副業扱いにならないこともあります)。講演やテレビ出演で忙しいと研究ができないので、この両立は難しいですね。だから、講演やテレビで引っ張りだこの研究者は、既に立派な業績があるか、単にマスコミ受けしているだけで研究実績が乏しいか、あるいは研究資金集めのための手段としてマスコミを利用しているか、のいずれかでしょう。

兼業をどの程度認めるかは、大学次第です。通常は、本業に支障の無い範囲で認める、ということになるでしょう。大学教員の兼業の代表例は他大学の非常勤講師や共同研究員ですが、拘束時間がはっきりしている非常勤講師は、本業に支障の無いように、引き受けられる時間数の上限を設けている大学が多いのではないでしょうか。
テレビや講演の活動も、大学の肩書きを使って活動するのですから、現役で所属している以上、大学に無断というわけにはいきません。講演活動も、内容によっては大学に損害を与える(公式発表前の内容を公開してしまう、大学の方針と異なる内容を発信してしまう等)可能性もありますから、届け出は必要です。また、万が一に事故があったときに労災の問題がありますので、その活動が本業中なのか兼業中なのかプライベート中なのか、はっきりさせておく必要があります。
なお、教授会などの運営関係も大学教員の本務であり、義務の一環です。欠席が多すぎれば、何らかの形でのペナルティが生じることがあります。
授業の内容まではなかなか踏み込めませんが、休講ばかりでは問題になりますし(単位認定にも関わる)、開講していてもほぼ雑談で授業をしないとか、そういう、あまりにひどい手抜き授業をする教授が学生からの告発で懲戒処分になったという事例もあります。
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この回答へのお礼

とても詳しくありがとうございます。労災とかの観点もあるのですね。参考になりました。

お礼日時:2020/05/04 17:40

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