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漁師さんは天候次第で漁に出るのを決めていると思うのですが、一般的に、イカ釣り漁船の場合、一年中漁に出るのでしょうか?
また、1週間に何日程度操業するのでしょうか?
夜の漁になるでしょうから、何時頃出航して、何時頃港に戻って来るのですか?

色々質問してごめんなさいね。

あくまでも一般的な話で結構です。

A 回答 (1件)

イカ釣り漁


よく知られている漁法がこの「イカ釣り漁」です。日本海では、夏の夜に水平線にいくつもの「漁火(いさりび)」が広がる光景が見られますが、これはイカが光に集まる習性を利用した捕り方です。古くからの漁法で、昔はたいまつを燃やして行われていました。現在では漁船にたくさんの電球をつけ、この光に寄ってきたイカをスピーディーに釣り上げるという方法で行われています。

底引き網漁
日本海のいろいろな海で行われている漁獲方法で、船で大きな網を引くことで、海底付近に生息するイカや魚をまとめて捕ることができます。日本で知られているイカの種類では、主にスルメイカ、ヤリイカ、コウイカなどがこの方法で捕られています。青森県の八戸では、この底引き網漁やまき網漁という方法でスルメイカが捕られており、八戸はイカの水揚げ量が全国の中で最も多く約30%を占めています。

地域や種類によっていろいろな漁法があるのが分かりましたね。また、「漁火」を使った漁法は夏の間だけ行われるなど、季節にも関わりがあります。おいしさも季節によって違いがあるため、旬の時期や主な産地についてもみていきましょう。

・剣先イカ

剣先イカは、九州の北部にある玄界灘が主な産地で、佐賀県の「呼子のイカ」は特に有名です。その他にも、長崎県や鳥取県も主な産地です。剣先イカの旬は、4月から7月頃で特に夏に一番甘みが強くなります。旬の時期には生で食べるのが一番おすすめですが、天ぷらや炒め物など幅広い料理でもおいしく食べることができます。

・スルメイカ(真イカ)

スルメイカの漁獲量が最も多い地域は、1番目が北海道で2番目が青森県になり、この二つの地域だけで国内のスルメイカの半分以上の量が捕られています。大型のスルメイカ(真イカ)が函館付近に6月から12月頃にかけて回遊してくるため、この時期に食べられる「イカそうめん」は函館の名物です。

スルメイカは、「夏イカ」と呼ばれるほど、夏に水揚げされる若いイカは身が薄くシコシコとした食感で歯ごたえが良いので、刺身など生で食べるのが一番おいしいとされています。また、冬の時期のスルメイカは脂のりがよくなり、大きいものは腸(はらわた)にも脂がのってくるので塩辛にすると味わい深い一品になるそうですよ。

・甲イカ(スミイカ)

甲イカの主な産地は、瀬戸内海沿岸地域や九州です。2月から3月頃が産卵時期で、夏と冬のそれぞれで捕れる大きさによって食べ方に違いがあります。夏は成長した子イカが「新イカ」として、江戸前寿司で丸ごと一匹が使われることで有名です。そして、冬の間に成長した甲イカは、肉厚で甘さが濃厚になり刺身などの生食ではモッチリとした身質になります。火を通しても硬くなりにくいので、炒め物や揚げ物で大きめにカットして調理しても、ブリっと感があり生とは違う食感が楽しめます。

・紋甲イカ(カミナリイカ)

紋甲イカの主な産地は西日本の日本海側で、「カミナリイカ」として旬をむかえる夏によく捕られています。九州地方も紋甲イカの水揚げ量が多く、長崎県も産地として有名です。甲イカと同じく、肉厚で柔らかい身質をしており、生で食べるとモッチリとした食感と甘さがあります。また、からだが大きいコウイカ目のイカは、胴体部分とエンペラ、ゲソの部分と、それぞれ違った身質や食感があるので、一匹だけでいろいろな食べ方が楽しめます。

・アオリイカ(水イカ)

アオリイカはほぼ日本全国の沿岸に生息していますが、主な産地は西日本です。イカの中でも一番旨みが強いとされるアオリイカ(水イカ)は、夏から秋には子イカが、春から夏には成長した親イカが季節ごとに味わえます。中でもめずらしいとされているのが、産卵前のメスにはたっぷりのタマゴが入っており、このタマゴと卵巣も新鮮なうちでしか食べられない珍味だそうです。アオリイカは、釣りたてはシコシコとした食感ですが、一晩寝かすことによって甘みが増し、身もしっとりとして違った食感が楽しめます。

・ホタルイカ

ホタルイカは、富山県では春の訪れを知らせるといわれるほど、3月から5月頃の産卵前に集まってくるお腹がパンパンになったものがおいしいとされており、産地としても有名です。しかし驚くことに、ホタルイカの水揚げ量が最も多いのは、富山県ではなく兵庫県です。富山では夜に漁が行われますが、兵庫県では昼間に海底付近にいる群れを網でいっきに捕るという漁法が行われています。

・ヤリイカ

ヤリイカは、主に北海道から九州までの日本海沿岸地域で多く捕られ、有名なのは北海道の函館市、青森県、佐賀県、長崎県です。特に冬のヤリイカは高級といわれ、函館市の「イカそうめん」は夏のスルメイカと同じく名物になっています。ヤリイカの身は、厚みが薄くてあっさりとした甘みがあり、新鮮なものはシコシコとしています。夏から秋にかけて捕られる子ヤリイカも、パスタの具や煮物などでおいしく食べられます。

・アカイカ

通年食べられるとされるアカイカですが、主に新潟から島根までの日本海側や太平洋側でよく捕られており、6月から8月頃が一番おいしいといわれています。大きいイカですが、柔らかい身質でクセのない味をしているので、ロールイカや切り身などの冷凍食品や、さきイカなどに加工されることが多いです。生身は市場で出回ることはほぼありませんが、私たちにとっては身近なイカですよね。

■旬を味わう!新鮮なイカの見分け方
イカは、お刺身や切り身の場合は真っ白な状態で売られていますが、一本丸ごとの時もなんとなく白い方が新鮮な気がする、と選んでいる人も多いのではないでしょうか。次は、鮮度の良いイカはどのように選ぶのか、その見分け方とイカに含まれる栄養素についてみていきましょう。

・新鮮なイカの特徴

新鮮なイカは、捕られる時に興奮してからだの表面全体が赤っぽくなっていますが、死ぬとだんだんと白くなっていきます。そのため、お店で買う時はなるべく表面の赤みが残っている方が新鮮なのです。イカのからだの表面をスーッとたてに触ると色が変化するものをなるべく選ぶようにしましょう。

また、イカの胴体の円形部分がしっかりと弾力があって丸く、表面にツヤがあるのも新鮮な特徴です。鮮度が落ちてくると内臓がつぶれてくるため、平らな形になることも覚えておきましょう。
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