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大学進学率はあがってるのに経済成長しなかった原因はなんですか?

今や大卒以上の求人も見かけますが、じゃあ彼らはそれに見合った能力の下に企業の業績に著しい貢献をしたのでしょうか??

 この国はいつまで肩書社会を続けるのでしょうか?

アメリカの大学を卒業したのは価値を感じますが、日本の大学を卒業することに価値を感じません。
なぜなら日本の場合、入る方が難しいからです。
これ1つとってもおかしいです。

医師免許もそうですが、一度合格すれば永遠に医者と名乗れる。
アメリカは、更新制なので、勉強を怠れば医師免許をはく奪されます。

日本の経済が成長しなかった原因の1つだと思いませんか?

A 回答 (6件)

質問者さんは、大卒者の質と経済成長の停滞の関係を指摘されています。


私は、今の日本の教育問題はその前の過程も含めた問題と思っています。

私はプロファイルの様な者です。
日本の大学を出、考えることがあって当地に来ました。
当地では航空宇宙などの技術開発で企業や大学などと付き合ってきました。
カミさんは日本の大学た後に当地の大学に入り直し、ある分野のプロとなって今も現役で働いて居ます。
当地で生まれ育った子どもたちは当地の大学を出、今は大学院で理系の研究者をしています。

以下では、我々自身と子育て経験から思う『日本の大卒の方に足りないと思うもの』を述べてみたいと思います。

まずは大学に行く目的から考えてみます。

それは洋の東西を問わず、大学でないと手に入らない『チエ・ウデ・ワザ』を手に入れ、大学で勉強しなかった場合に比べて『いい報酬、高い社会的地位』を手に入れる、と言ったあたりにあると思います。

ではその目的に向かうに際し、日本の方々にはどの程度の『覚悟』がおありでしょう。

アメリカでは高校までが義務教育。
高校を終えることは『社会へ巣立つ』ことでもあります。

言い変えると、就職するせよ進学するにせよ『親はそこまでの生活の面倒を見るもの』『そこから先は子どもが自分の力で暮らしていく』という事です。

進学する子にとっては『学費も生活費も自分で工面する』となります。

日本では国公立大学の学費は安いですが、当地ではそれなりのレベルになると高いものです。

ウチの子どもたちが行ってる州立大学は州民でも授業料は年額 250~300 万円です。
留学生を含む州外からの人だと、それは 500 万円以上に跳ね上がります。
また、アメリカでは暮すのにはド田舎でさえ生活費に年額 250 万円以上はかかります。
つまり、4年間だと州民でさえ少なくとも一人 2,000 万円はかかるのです。

多くの子どもたちはそれをローンで借りて賄います。
これは、それを返せるだけ良い報酬が得られると期待できるから借りれるのです。
もっと言えば、それを実行できるのは、しっかり勉強して、他の人にはない、他の人より優れた『チエ・ウデ・ワザ』を身につけようと言う『覚悟』があるからです。

日本の学生さんにはアルバイトが忙しい方も少なくないと聞きます。
専門性も求められないコンビニや飲食店の店員で小金を稼ぎ、サークル活動や仲間との飲食、長い休みの旅行などを楽しむのだとか。

しかし、当地の学生は違います。
遊ぶための小金を稼ぐぐらいなら、その時間を勉強に当て、少しでも成績を上げて良い報酬を手に入れる確率を上げようと考えるのです。
遊ぶのは良い報酬と地位を手に入れてからと割り切るのです。

長い休みは短期間で単位を取得できる夏季集中講座に使います。
早く単位を取れれば大学を3年で切り上げられるかもしれません。
ダブルメジャーで能力を上げることも出来ますから。

また、当地では多くの学生が早くからインターンシップに参加します。
日本ではたかだか1日か、長くても1週間程度の社会経験のことをインターンシップと言ってるようですが、当地では年単位が少なくなく、実際の業務にしっかり組み込まれて仕事をします。

それを通して実務上に必要な『カン』を養い、経験を『実績』として語れるようにするのです。
そんなことから、当地のそれなりの大学でしっかり勉強した人は、企業にとっては『即戦力』となるのです。

それに対して日本の企業は日本の大学卒業者を即戦力とは考えていません。
入社後は各企業が用意した『新人研修』と言う当地のインターシップのようなプログラムで教育して始めて『使える者』にしています。

これには時間の無駄があるように思えますし、採用してみないと使えるかどうかわからないというリスクまであるように思えます。

日本の大学生は『覚悟』がないから勉強への『意欲』も低く、十分な能力もつけないままに卒業できてしまうから、企業は研修の負担とマッチングミスのリスクをかぶることになっているのです。

当地では大学に進学するのに『覚悟』が要るとお話ししました。
ではどのようにして子どもたちにそれを形成するのか。

ウチの子どもたちの場合、それは当地の小中学校の教育の中に組み込まれた『人生設計と職業選択』プログラムと、『論理的思考などの習慣づけ』プログラムというもので養われました。

まず『人生設計と職業選択』プログラムについて

ある時期、子どもたちには『日常生活とはどのようなもの』『それにはいくらかかるか』を調べさせます。
また、その後のある時期、同じように『世の中にはどんな仕事があるか』『それではどんな報酬が得られるか』『それになるためにはどうすればよいか』などを調べさせます。

これは実に綿密に調べるもので、新聞の折り込み広告や求人広告、ネットなどを使って長い時間をかけてコツコツやらせます。
その目的が『子供たちの将来を自分で考え選ばせる』という極めて重要なことだからです。

子どもたちにはこの調査結果を自分で考えさせ、自分がしたい暮らしのイメージを作らせ、それにはいくらかかるのか、そして、その生活を支えることが出来る仕事を考えさせ、それになる方法を理解させます。
そこから導き出した『目的意識』『目標』を持って子どもたちは高校に進みます。

なぜそんなに早く進路を決めるのか。
それは大学進学の準備のためです。

当地の大学には入試がありません。
SATのような学力試験はありますが、それは『高校卒業程度の学力がある』と言うのを示すだけで、それなりのレベルの大学に行こうとする子たちは大抵ほぼ満点だったりして選抜には使えません。
選抜でものを言うのは、願書で本人が書く志望理由です。

日本で大学への願書で志望理由を書かせると『がんばりまぁ~す』みたいなことを書く方が多く、そうでなくともせいぜい青年の主張のような持論を述べる程度でしょう。
しかし当地では違います。
そんなのでは門前払いを食らうだけです。

当地では、自分が志望する専攻分野について、何をどれだけやりたいか、どれだけ準備が出来ているかを具体的実績で示して自己推薦するのです。

その具体的実績とは何か?
それはたとえば、東日本大震災の時、アメリカでは各地で子どもたちが募金キャンペーンを張りましたが、あれです。

あれはただのボランティアではありません。
政治やジャーナリズム、経済や商学、経営などを志す子どもたちが、自分がやりたい分野での役割を担い、自分の発想で出来るだけいい効果を生むように努力するという活動です。
たとえば、地元のテレビ・ラジオ・新聞などの機関に働きかけて自分たちの活動を宣伝したり、チャリティー活動を企画して企業の宣伝広告を集めたりといった様にです。

理系だったウチの子どもたちの場合、企業や財団が主催する懸賞論文に応募していました。

自分で課題を見つけて仮説を立て、研究企画を作ります。
それが出来ると近くの大学に行って専門の研究者を紹介してもらい、その人に企画を説明してメンター(助言者)となってもらえるように直談判します。
そのうえで、そう言った人の指導で研究をして論文をまとめるのです。

夏休みの自由研究と違い、データのとり方から論文の体裁まで、国際学会に出せるレベルで仕上げる大真面目なものなので、マジで『年』の単位の時間がかかります。
結果次第ではメンターや大学も社会から称賛されるので、マジに助けてくれます。

そういう活動をするために高校と言う時間を使うのが当地です。
『意欲』を感じるでしょう。
『人生設計と職業選択』を高校に入るまでに決めておく理由もわかっていただけると思います。

最後に『論理的思考などの習慣づけ』

当地の子どもたちに毎日宿題がでます。
それはどんなものでどうやるか。

宿題は一日ひとつだけ。
共通して言えることは『考えをまとめる』のが宿題です。
たとえば算数だと『解き方を言えるようにする』というものです。

何か書いたものを持って行って提出するという事はありません。
次の日にその授業になると、子どもたちは自分のパソコンを開いて解き方を簡潔にまとめた説明書を作ります。
次に、それを発表するためのプレゼン用のスライドと台本を作ります。
そしてそれを使って誰かが発表します。

発表が終わると質疑応答が始まり、より良い考えや違う考えを述べたり、質問とそれへの応答などが話されます。
違う考え方が出たときは、どちらの方が良いかなどのディベートとなります。

子どもたちはそれらのやり取りをそれぞれ議事録にします。
最後に議事録を読み合わせ、だれかが全体を整理して結論をつけ、『まとめ』を発表します。

簡潔にまとめる、人にわかるように表示する・話す、意見を戦わせる、記録する、結論をまとめる、ということひとつひとつにしっかり対応できる人を育てると言う姿がそこにあります。

毎日することはたわいもない事なのですが、それを12年間延々と毎日続けるのですからしっかり根付かないわけがありません。
そんなのが習慣付いたアメリカ人の大人をやり込めるのは簡単ではありません。

このように、『覚悟』がしっかりできており、『目的意識』『目標』が明確で、『意欲』が高く、習慣づけられた『論理的思考』を持ち、勉強とインターンシップの実績で裏付けられた『チエ・ウデ・ワザ・カン』を持っているアメリカの大卒のイメージは日本とはずいぶん違います。
そのためには大学だけでなく、それ以前の過程も考えないといけないことと私は実感しています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

日本の大学って日本でしか通用しないと思ってます(笑)
アメリカの大学は世界で通用する。

そんなイメージです。
だから日本の大卒とアメリカの大卒では、赤ちゃんと大人のようなイメージです。勿論、全員ではないのはわかってますが、正社員というだけで踏ん反りかえっているのが日本人ですからね(笑)

お礼日時:2022/06/08 18:25

いわゆる高度経済成長期は、結構上がってますけど?



ある程度成熟した国では、進学率は徐々に上昇しても、それほど急速に経済成長はしない。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

あー、バブル崩壊後のこの30年の日本ですよ。
急速に経済成長しないとはいえ、他国は着実に成長しました。

日本だけ、ほぼ横ばいです。

お礼日時:2022/06/08 18:23

思いません。

ここ30年も日本が経済成長できていない根本原因は、もっと別の日本固有の構造的な問題によるものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

そうですか。
何だろうか?

お礼日時:2022/06/08 18:23

大学進学率はあがってるのに経済成長しなかった


原因はなんですか?
 ↑
1,少し景気が上向くや利率を上げては
 その芽を摘んできた日銀の政策。
2,社会保障費が年々増加した。
3,消費税増税。



今や大卒以上の求人も見かけますが、じゃあ彼らはそれに
見合った能力の下に企業の業績に
著しい貢献をしたのでしょうか??
  ↑
学歴と、仕事の能力はあまり
関係無いことが、色々な調査で
明らかになっています。



この国はいつまで肩書社会を続けるのでしょうか?
  ↑
米国の方が学歴社会ですよ。

日本では男性の生涯賃金平均は高校卒業者で2億6千万円、
4年制大学卒業者で2億9千万円(労働政策研究・研修機構調べ)ですが、
米国国勢調査によると、
アメリカでは男性の生涯賃金平均は高校卒業者で140万ドル、
4年制大学卒業者で250万ドルと、アメリカの方が日本よりも
学歴の違いによる給与の差が大きくなっています。




アメリカの大学を卒業したのは価値を感じますが、
日本の大学を卒業することに価値を感じません。
なぜなら日本の場合、入る方が難しいからです。
これ1つとってもおかしいです。
 ↑
米国は入るのは易しいけど、
卒業は難しいらしいですね。
ハーバードなどは40%が裏口入学です。



医師免許もそうですが、一度合格すれば永遠に医者と名乗れる。
アメリカは、更新制なので、勉強を怠れば医師免許をはく奪されます。
日本の経済が成長しなかった原因の1つだと思いませんか?
  ↑
思いません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

日本の医療への不信感は強いです。
その1つに、免許が永年制にあると思ってます。

努力しなくてもずっと医師として名乗れる。
一度正社員になればよほどのことをしなければ解雇されない日本の社会そのまんまです。

無能でも給料が上がりますからね。

お礼日時:2022/06/08 18:22

日本は進学率が高くなっているのに低学歴化していると言われています。

つまりは大学に行く人の割合は増えているが、全体として質が下がっているという事です。それは世界大学ランキングを見ても明らかです。
10年前日本の最高学府である東大は27、京大は54位でしたが、今では東大35位、京大61位と順位をあげるどころか下がっている事が事実です。
一方、中国を見てみると、10年前北京大学は46位、清華大学52位だったのに対して、今では北京大学、清華大学共に16位まで順位を上げています。

結論として進学率は高くなっているが、大学のレベル自体が低下しているため、経済成長が出来なかったと言えるといえます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

そうそう、昔の日本人は世界でもトップレベルの学力でした。
今やかなりの体たらく。

お礼日時:2022/06/08 18:21

まあ、現在もそうなんでしょうが、日本の企業は、大学や大学院の教育内容を信用していないというか、価値を認めていませんでしたからね。



入社時に「学校で学んだことは全て忘れろ!必要なことはこれから教え込んでやる!」ってのがバブル崩壊前の企業の考え方だったと思います。

その後、非正規雇用、派遣を雇うようになり、企業は「即戦力!」を求めるようになって、社内教育への人材・資金を削減したようですが、かといって、学校教育に期待するようになったわけでもないとおもいます。

また企業入社後に、自発的に大学院などで勉強したりすると、「あいつは社風に合わない奴だ!」となって出世コースからはずされたりするといいますからね。

ま、学生側にしても、就職するまでの執行猶予期間、あるいは、娯楽センターとして大学に行っているケースも多かったでしょうから、いくら大卒、院卒が増えようとも、日本の経済成長には役にたたなかったのも当然かな?なんて思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

確かに大学院の出世率って悪いですね。
そして娯楽センターと化してるのも納得です。

お礼日時:2022/06/08 18:20

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