私は絢爛な伝統衣装を見るのが好きで、よく中国などの歴史ドラマなどを視聴します。もちろんドラマの内容も楽しませて頂いているのですが、これまで視聴した作品の中でも、特に正室(皇后)が不遇な目に遭うことが多いなと感じます。
そもそもが悪役ポジションだったり、主人公(例えば側室)の存在により夫から愛情を注がれなかったり、跡継ぎを産めず女の子ばかりを出産して立場が危うくなってしまったり、、、
仮に悪役の立ち位置にいたとしても、ちょっと可哀想すぎないかしらと思うような展開を見かけます。もちろんドラマですからそういった役も必要なのは重々承知していますが、あまりにも報われないと感じる方もいらして不憫に感じます。
ここからが質問なのですが、中国に限らず、史実の正室や皇后は一体どんな存在だったのでしょうか?ドラマのような脚色はされていないにしろ、やはり側室の存在により寵愛を受けられず、不遇な人生を過ごしていたのでしょうか。逆に、夫からから真に愛された正室はいたのでしょうか。
Googleで検索するにしても、どのような言葉を入力すれば望む答えに行き着くかわからないためらここで質問させていただきます。お詳しい方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。
A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
> 史実の正室や皇后は一体どんな存在だったのでしょうか?
康熙帝の場合
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%B7%E7%86%99 …
「正室がいる」といことは「正室ではない賓」などもいるということです。そのようなことが起きるのは、夫が色好みであったり、男子の子を確保する手段ということよりも、政治体制を強固にするための同盟や親疎、身分秩序体制をつくり維持するためで、夫の個性や性質によるものではないです。
妃になるものも、王のような立場のものも、それが大事だと思っているので「縁組み」がなされるのです。 個人的・性的な関係とは違います。
妃となれば、正室であるか賓、夫人と呼ばれるかは、政治の権力関係の偶然で決まると思ってイイです。
こういう時代社会にあっては、高貴な家で生まれた女は、そうした道具?のようなものであって、縁組みを目標に育てられるので、身体丈夫には育たないので、平民育ちよりも、出産時に死んでしまうことも多いのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%9D%E8%AA%A0 …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E5%83%96 …
事情はともあれ、正式に閨を共にできるようになれば、二人が親密になったり、愛情を懐いてしまうこともあるでしょう。 それは、適度な範囲に抑えないといけないことです。 多くの縁組みをしてそれなりに関係を継続して行くことが、社会的に期待され要請されているのです。 「この人」にゾッコンでは困るのです。 そういう関係の中で生きている人々です。
> 夫からから真に愛された正室はいたのでしょうか。
今の社会でも、30年前の社会でも、夫が会社勤めでも自営業でも大きな事業主や研究者、役者、音楽家、スポーツ選手などの場合、仕事?に熱心になっている時間は多いです。 妻とべったりとばかりでなく、たくさんの人にも親密な関係を造ります。 そのときにでも、「妻を真に愛してます」ということがあるなら、他の女とも親密であったり、性行為や愛撫があってもイイでしょう。 役者ならそうしなくてはならないこともあるでしょう。
そうなら、中国でも、日本でも、イスラムでも、ロシアでも、夫からから真に愛された正室はいたでしょう。
> 私は絢爛な伝統衣装を見るのが好き
ドラマなどで絢爛な衣装を着けているのは、その社会でかなり身分の高い層に限られています。 基本的には、就労ということをしません。 家事や掃除もしません。 着付けも多くの付け人の手を得てします。 そういうことを基本にするのは、「社会での立ち位置」をとても重視する地位にいるからです。 そういう人にとっては、婚姻は個人の愛憎の問題ではなく、社会の仕組みで決まってくる一種の付き合いルール・縁組みです。
もちろん、正室を持ったらその人と親密になって愛情を懐くこともあるでしょう。 それは、18歳になった翌日に始めて会った異性に一目惚れし愛情を懐いてしまうというような確率で起きることに少し似ていると思います。 4人の妻をもったら、2番目の妻が私にはぴったりだったということだってあるでしょう。 (イスラムでは、誰かに特別待遇はダメです)
女の側にしてみれば、とにかく送り込まれるのですから、それで相手に愛情を持てと言われても…… ということはあるでしょう。
でも、うまくいってしまうこともあるのです。
https://bushoojapan.com/jphistory/baku/2021/04/1 …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%AE%AE …
No.3
- 回答日時:
女は強く順応性が大なので、自分で道を切り開く力が有るのです。
男なんか足元にも及びません。
それに加えて、我慢や忍耐力が備わっているので、太く、強く、たくましいのです、「汝、女性はか弱き者なり」なんて事をくれぐれも、思っては
いけません。
病死とされている、大名の半数近くは奥方に寝首を搔かれていると、
唱える歴史学者がいるくらいです、兎に角、護衛の近習も防げないです
から。
No.2
- 回答日時:
日本と外国では女性の権利が全く違っていました。
もちろん外国でも地域や時代によって異なりますが、少なくとも「日本よりは女性に対する抑圧が強かった」といえます。日本の場合、意外に思うかもしれませんが、律令制の時代に男女の諸権利が平等になり、以後その法律は変わることがありませんでした。
とはいえ、武家社会になると武力に勝る男性たちが社会を取り仕切るようになり、女性は家庭に入ることになるのですが、日本女性は《家庭を取り仕切る権力者》という地位がありました。
これは世界的に見ても、かなり特殊な事例で、日本の女性は律令時代から現代までずっと財産権や相続権を維持してきたのに対して、諸外国ではほとんどの地域とほとんどの時代で、女性に財産権・相続権がありませんでした。
なので、日本の大名などにおける「正室・側室」と諸外国の「正妻・妾」というのは、その地位において全く違うものであったといえます。
そもそも、現代のイスラムの一夫多妻制を見ると分かりやすいのですが「夫はすべての妻を平等に扱わなければならない」という決まりがあります。
平等に扱うということは正側妾などの違いはなく、結婚順に1.2.3.4夫人となるだけです。
これが何を意味しているかというと「女性には財産権がなく、すべての管理を夫が行い、女性は家計管理も財産管理も担っていなかった」ということです。
日本の場合は「正室」がいます。正室とは「家計管理する奥様」という意味で、現代の日本でも「結婚したら夫の給料を妻が管理し、家計支出は妻が決める」という風潮が残っているように、正室は家計管理する非常に強い立場だったのです。このような管理権限をもっているからこそ「御台所」と呼ばれたわけです。
ちなみに、この風潮は徳川幕府の大奥でも同じで、将軍の正室を頭にして大奥の会計管理は女官が行っていました。もちろん将軍は幕府の財政を動かしていて、その部分に女性がタッチすることはまず無かったのですが、逆に日本の男性は将軍と言えども家計管理にはタッチできなかったのです。
この部分を踏まえないと、日本の「女は結婚したら、夫の家に入る」という言葉の意味が理解できません。
つまり、日本の女性は「結婚したら嫁ぎ先の家での家計を握れる権限者になれる」という意味で、だからこそ世界的にみて日本の嫁姑は険悪であることが多いのです。これはつまり「家計をどちらが管理するかというと権力争い」だからです。
逆に、夫婦の中が良い状態の日本の夫婦は、文字通り別れがたい関係性を築いたことでしょう。これらを翻弄するような戦争の時代などは、女性にとって非常に不幸な時代であったといえます。
あ、ちなみに側室に男児が生まれた場合、一旦正室の養子として迎え、それから後継者として育つことになります。なので跡継ぎを産んだ側室や妾がそれなりの権力を持つことは当然だとしても、日本の場合、御台所の地位は揺るぎ無いものであったといえます。
外国の場合、皇后だからと言ってそれほど強い権力を有していたとはいえません。ただし、中国皇帝の場合、皇后には宗教的な役割があって、諸外国の中では割と優遇されていた、とはいえます。
しかし、政争に巻き込まれることはあっても、地位も自分で動かせる財力もないのですから、若くして即位した息子とか、権力をもった男性と協力するなどのことをしないかぎり、政治権力を維持することは不可能であったといえます。
日本なら「私は家庭をうまく運営でき、子供たちが幸せならそれでいいの」と言えたのでしょうが、他の国ではそういう地位を得られる機会はほとんどなかったといえます。
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