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昔の武家の社会で 功を成せば よく 禄高をあげて 何万石になったとかいうが、あれって
領土をくれてやるということか それとも お金 給料などのような形で増量するということなのでしょうか・・。

A 回答 (2件)

基本的には「その石高の収量があると一応把握している土地を領地として与える」ということですが、普通100石程度の小禄ならば、領地ではなく米の現物支給になります。

それも100石の米を貰えるのではなく、下の方が言うように「100石の領地を支配したならば得られるであろう年貢量に相当する」分だけとなります。
また、江戸時代になると、集権化が進むので、実際に領地を宛てがわれても年貢の取り立て権だけで領民の支配権が無いとか、数千石取の大身家臣も領地宛がいはやめて蔵米支給にするなどの政策が全国的に進みました。
原理原則的に武士身分って領主ですから、上級武士にとっては領地を持っていることはステータスです。そのため、藩によっては家臣の反発を招きその切り替えが上手くいかず御家騒動にまで発展することもあります。
転封になった大名家では、その機会に領地宛行から蔵米支給に切り替えしたりできますが、中世からずっと同じところに腰を据えている東北の大名家や島津家などではそれがうまくいかずに幕末まで家臣たちの領地支配が続いたりしています。
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例えば100石取りの武士だと、表向き100石の米が採れる知行地を持っているという事なのだが、実際上は藩で纏めて年貢を徴収し、それを各武士に年3回に分けて配分していた。


禄高が100石の御槍奉行の場合は、実際に給されるのは(現米という)40石(米俵40俵)と本役に対する御役料50俵、兼任している御普請奉行の御役料30俵であった。 これを金銭価値に換算すると、収穫の状況により相場の変動があったとは言え、米1俵の平均的な価格が凡そ1両であったので、禄高分40両+本役の御役料50両+兼任奉行の御役料30両。合計120両の収入であったと考えられる。
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