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「死」という字を調べてみたら、音・訓ともに「シ」で、それ以外の読み方がありません。反対の「生」の字には100以上の読み方があります。
古代日本には、中国舶来の「シ・ぬ」という言葉しかなかったのかなあ。それとも、日中共通して「シ」というおとが、死という意味になったのかなあ。はたまた、禁忌がきつすぎて日本古来の単語が廃れてしまったのかなあ。
不思議でしかたないんですよ。どうぞ、教えてください。

A 回答 (4件)

大野晋さんの《古語辞典》も 保留していると思います。


日本語説と非日本語説の両説があるというのが わたしの推測です。
萎の字を当てる《しなえる・しなびる》と同じ語根としての《しぬ》という日本語だという説。
いや 日本人は 身体活動の停止について 固有の言葉を持たなかったところへ 漢語が入り 《死ー往(い)ぬ》から《死ぬ》が出来たという説。
推測ですが・・・。
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この回答へのお礼

おお!
しなびる!いぬ!かあ。ほんとだ。どちらもイメージが伝わってくる。
それと、大野さんの古語辞典に、関連コラムかなにかがあるんですか?気になる本ですね。

お礼日時:2005/04/18 23:06

これは鋭い質問ですね。

恥ずかしながらわたしも気づきませんでした。回答し甲斐のある質問なのですが、残念ながら学者でもないので、少し考えたことを記すに留めます。
「死」という語は、ある意味で「忌み言葉」だったようで、同音の「四」を「よん」などと発音する習慣さえ出来たほどですから、本来の「やまとことば」にもその「訓」としてあてることのできる語は少なかったようです。
 断片的なものは別として、最古のまとまった文献の一つ「古事記」(角川文庫ソフィア・新訂古事記・武田祐吉・底本は真福寺本)を見ると、「死」という漢字には「死ぬ」という訓読が当ててあり、また「うす=失す?」を当ててある部分、「な死せたまひそ」(歌謡番号3)は「殺さないでください」と現代語訳しています。歌謡は原則として「やまと言葉を漢字音で表記していますから、すでに「死」は「死ぬ」や「死す」の形で「やまとことば」として使用されていたと考えられます。(そこに至る古い時代の「死ぬ」についての、No.3の回答者の推測は大変興味あるものです。)
 古事記の神話的な箇所には「かんあがりましき=神上りましき」という語も出てきますが、一般的な語では無さそうです。
 後の時代には、「みまかる」「隠れる」「亡くなる」などの「やまとことば」が出てきますが、やはり漢語の「死」が変化してやまとことばの「死ぬ」になったと考えるのが自然でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
JUNさんに鑑てもらえたんですね。光栄です。

お礼日時:2005/04/18 23:18

そうですね。


やはり「死」というと「動物の命が絶える」という
イメージしかないですからね。

対して「生」は「草木が生える」や「生産する」
など命以外にも使われるほか、「生鮮・生糸」など
「みずみずしい」という意味でも使われます。
また「学生・生徒・一年生」など、本来の「生きる」
という意味から離れた場面でも使われていますから、
「死」よりも多方面で使用されている語と言える
でしょう。

全てに「生」が使われるのに対し、「死」は「なく
なる」「枯れる」「腐る」など他の言葉で代用する
ことが多くなったのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。

「生」はよく使われ、「死」は言い換えられる。たしかに、その何千年の歴史が、この結果を生んだんでしょうね。

お礼日時:2005/04/18 23:00

そういえばそうですね!


やまと言葉では、「うせる」「なくなる」「かくれる」という言い方ですよね。
死という概念とは違うのでしょう。もっと、こっちからあちらに行く移動の感覚だけ…?
回答になりませんが、面白いと思ったので。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
でしょでしょ。例出してくださった3つとも、言い回しに当たるものですからね。

お礼日時:2005/04/18 22:56

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