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トップダウン統治と共同体自治は、どっちがいいんでしょうか?

A 回答 (5件)

世界の統治方法は、「トップダウン統治」と「共同体自治」の二つの手法が統合されたものが多くなっている。



これは古代共和制ローマの元老院政治に限界を感じたカエサルが、首相役だった執政官の権限を大幅に強化した皇帝にしようと提唱したもの。カエサルは「それは民主制を独裁制に変えるもの」と猛反対した元老院派に暗殺されてしまったが、その後アウグストスが元老院を説得し、カエサルが主張した皇帝+元老院政治が実現。共和制ローマはその後のローマ帝国と歴史学者から呼ばれることになる。

カエサルが考えていたのは、次のようなものだ。
①王制では王(独裁者)の資質が問題なときや判断がおかしい場合にそれを止める機関がないこと
②元老院のような共同体自治方式の問題は、急いで決断を下さなくてはいけない時に決論を出すのに時間がかかって事態を悪化させること。そして責任の所在が不明確になりやすいこと。

以上をクリアするために、緊急事態対応は皇帝が迅速に決断して対応できるようにするが、皇帝が独裁的に勝手気ままに政治を動かせないように元老院が監視し、歯止め役になる。
それがカエサルの狙いだった。

そして現代世界は、このカエサルの構想通りの政体にしている国が多い。
米国などの大統領+議会がそれだ。日本や英国のような立憲君主国の首相+議会も同じだろう。

欧米人のカエサルに対する尊敬の念は非常に強い。
現代の民主国家の体制は、カエサルが構想した古代ローマ帝国が原点にあるからだ。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2023/06/13 10:10

日本人は江戸時代からトップダウンの統治が好きです



欧米のように国民が立ち上がって王様や政府を倒すなど
悪いことだと考えています

どんなに税負担が多く、物価高騰が続いても
耐えるのが国民、武士は食わねど高楊枝
が良いことだと考えます

つまり民主的な自治は日本人には合わない
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それぞれ、メリット、デメリットが


あります。

一概に、どっちがいい、という
ものではありません。


トップダウンは、迅速、強力な
政治を行えます。
変わるべき時にも、変わることが
出来ます。

最大の利点は戦争です。
臨機応変に、かつ強力な政治が最も
求められるのが戦争だかです。

反面、独裁になりやすい、
指導者が愚かだと
間違った変革になる可能性が大きい
というデメリットがあります。


共同体のメリット、デメリットは
トップダウンの反対です。

何事も決定が遅くなるし、変わるべき時にも
変われません。
戦争時には不適です。

反面、変わるべきで無い時には良いし
独裁の可能性も少ないです。

共同体の欠点を補い、トップダウンの
利点を活かそうとしているのが
大統領制です。
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左がトップダウンで右が共同体、どっちもどっち !

「トップダウン統治と共同体自治は、どっちが」の回答画像3
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それは中国かEUかの選択みたいな感じですが、どちらでもないと思います。

民主的でかつ中央集権が現状と思います。ただ、あえて言えば多少は地方分権をすすめてもよいとは思いますが、アメリカの各州の州憲法制定までは無理だと思います。
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