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こんにちは。私は中高一貫校に通う、中学三年生です。
今まで、将来やりたいこととか、大学はどうするかなど、先のことについて全く考えていませんでした。
しかし、私の先輩はとても頭がよく、難関大学の受験を考えてるようで、それに憧れてしまいました。
勉強することは、学生の仕事と言っても過言ではないし、今から受験に向けてコツコツ勉強を続けることは、良いことだと思います。
そこで、とりあえず、自由自在などの教科書を使い今までの数学と英語を1から復習しようど思っています
皆さんは、この時期、どんな勉強をしたらいいとおもいますか?

A 回答 (1件)

まずは大学に進学する目的・目標についてよく考えてみてはいかがですか。



国が違うのでご参考までです。

私はプロファイルに記した通りの在米の隠居爺です。

当地アメリカに足場を置き、航空宇宙や自動車や船舶などの世界で通信・半導体などの先端技術の研究開発を通し、日米欧の大学や企業や公的機関の研究者と長年付き合ってきました。
当地で生まれ育った子どもたちは既に自立し、今は医歯薬バイオ系や理工系の大学院で研究者をしています。

そういった経験から申し上げるのですが、一番に考えるべきは、どんな生活を送りたいかだと思います。
その核になるのがあなたの希望と適性で、具体的に言えば、あなたが何になりたいかです。

そこで考えることには、『職種』だけでなく、こんなこともあるでしょう。
そのひとつは、一匹狼的に働くか、集団の中で働くか、です。

弁護士や開業医のような、基本的にはひとりでこなす仕事の形態で生きていきたいのか、いわゆるサラリーマンとして集団の中でする仕事に就きたいか、です。

また、弁護士や医師のように資格を取らないとなれない職種もあれば、エンジニアのように専門知識があればなれるものもあれば、商社マンのように特にこれといった専門知識が不可欠でもないような職種もあります。

そういった『学校と言う世界を離れた後の生活』を、あなたの性格や興味などの『あなたの適性』がどれに生かせるか、で考えるのがまず大事だと思います。

なぜか。

そこからあなたが大学に行く理由、つまり目的と目標が出てくるからです。

あなたが『一生遊んで暮らせるほどの資産をお持ちの方』なら話は別ですが、そうでないなら、あなたは生活するために仕事をしなければなりません。

その時に大事なことは、生活に必要十分な収入を安定に気持ちよく手に入れることです。

そこで多くの人が考えることは、自分に合った仕事で、出来るだけ多い収入を得ることだったり、出来るだけ良い社会的地位を手に入れることだったりします。

だから、報酬が多い弁護士や医師を目指したり、いい企業に入り、高い地位を目指したり、起業して会社を大きくしたりするのです。

そこで良い報酬やいい地位を得るには何が必要か。

それは、優れた実績を出すことです。

ここで言う優れたとはこんなことでしょう。

  ・他の人がやらない
  ・他の人はできない
  ・他の人より良い結果が出せる

それにはどうすればいいか。

それは、他の人は持っていない、他の人より上の以下のものを持つことです。

  ・知識(チエ)
  ・技術(ワザ)
  ・技能(ウデ)
  ・人脈

人が大学に行くのは、『大学じゃないと手に入らない』そういったものを手に入れ身につけたいからです。
大学は教育機関としては最高学府です。
教わるという意味では最高のものを手に入れられる場所です。
その中でもより優れたものを手に入れるためには、より優れたレベルの大学に行きます。
だから皆、難関の大学を目指すのです。

あなたの質問の文章を見ると、あなたは大学に入ることを目的や目標にしようとしては居ませんか?

大学はその後の生活をどうするかを支える『チエ・ウデ・ワザ・人脈』を手に入れるための場所でしかありません。

その先を考えて最適であなたに合ったところを探すぐらいが必要なだけで、あなたがしないといけないのはそのための準備としての勉強でしょう。

日本の多くの中学や高校の方々は、受験勉強は味気なくていやだと言います。
それは目的・目標が大学に入ることだからです。

本当の目的がないからつまらないのです。

そんな人たちっは大学に入るともう目的も目標もありませんから、ただダラダラと大学に通い続けます。

実はそこでする勉強の方が、大学の圧に来る生活を支えるいい仕事を手に入れるという本当の目的のためには何倍も大事なのにです。

これは、大学が、大学に入る人を選別するために『入試』と言う方法を取っている以上避けては通れない問題です。

だから、そこは歯を食いしばって頑張るしかないのです。

それが違う土地の話をしましょう。

私には当地アメリカで生まれ育った子どもたちがいます。
彼らは今はまだ州立大学の大学院に居ますが、生活は自分たちの専攻の分野で働いて支えており、私からは独立して自立しています。
仕事は研究そのもので、手に入れる報酬は研究のスポンサーから出ています。
伴侶さえ居り、皆将来を約束しあって同棲しています。

彼らは当地の普通の公立の小中高校で育ちましたが、そこでは、小学校と中学校の段階にはこんなことを考えさせる授業があります。

  ・人が生活するというのはどういうことか
  ・生活するにはどんなお金が必要か
  ・そのお金を得るにはどんな仕事があるか
  ・その仕事をするにはどんなことを身につけないといけないか
  ・それを身につけるにはどうすればいいか
  ・大学に進学するにはどうすればいいか
  ・大学で勉強するにはどんなお金がかかるか

これはただ考えさせるのではなく、高校に入るころには『自分がどんな生活をしたいか』『そのためには大学進学などのどんな準備をしなければいけないか』ということについて覚悟を決めさせる、という大きな意味があります。

当地では、高校卒業で子どもは自立するというのが基本と言う考え方があるためです。
親は高校卒業までは生活の面倒を見てやりますが、そこから先は、大学に進学しようが、社会に出ようが、それは子どもが自分で考え、自分で決め、自己責任で自分を支えていかないといけないのです。

そこで大問題なのが、大学の学費です。

日本では国公立の大学は私立より安く、年額でせいぜい5~60万円です。
それを親に出してもらい、月数万の仕送りもしてもらいつつ、奨学金を借りたりアルバイトもして月 10万ちょっとの生活費で暮らすというのが日本の大学生活でしょう。
つまり、大学に通うのにかかる費用は年額 200万円程度で、4年間では 800万円程度となります。

それに対する当地の事情は大きく違います。
それなりの真面目な大学なら、州立と言う国公立に相当する大学でさえ学費は高いです。
ウチの子どもたちが通う州立大の場合、ウチの子たちのような州民の場合には多少割り引かれますが、州外からだと年額は今年の例では約 800万円です。
それに保険料などが高いこともあって、生活費には年額 300万円程度はかかります。
つまり、4年間だと 4,000万円以上もかかるのです。

それも、日本の子たちはその多くを親に出してもらいますが、当地の子たちは自力で調達するんです。

ではどうするか。
親に借りる人も居ますが、こんな高額を貸せる親は多くはありません。
子供が複数いるともなればなおさらです。
なので、多くの子たちは奨学金や金融機関から借りて対応します。

何故そうしてまで大学に行くのか。
それは、社会に出たとき、大学出ないと手に入らない能力があればそれを返せえるだけの報酬が手にはいると考えるからです。

でもそんなこと誰も保証なんてしてくれませんよね。
そうです、だから当地のまともな大学に通うまともな子供たちはよく勉強するんです。
彼らの多くはサークル活動を楽しんだり長い休みに旅行を楽しんだりはしません。
バイトもしません。
そんなことで小金を稼ぐぐらいなら、それを借りてでもその時間勉強するんです。

勉強も半端でなく、覚えたことはすぐに使ってみます。
使ってみることで実際に使う上で知らないといけないノウハウを手に入れるのです。

日本の学生はそれをしません。
大学を出て就職して初めて使ってみて、会社の研修でノウハウを教えてもらってやっと一人前になります。
そのため、就職しても即戦力にはなりません。
就職時には使えるかどうかもわからない人に高い報酬など出しません。
だから日本の新入社員の給料は高くはありません。

しかし、当地の子たちは卒業すると即戦力です。
だから就職と同時にいい報酬が手に入り、借金もすぐに返せるのです。

当地の大学には入試がありません。
そんな志願者の選抜で使われるのは自己主張です。

日本でも志願理由などを示すことはあると思います。
しかし、そこで書く自己主張は気持ちを表すだけの美辞麗句を並べた青年の主張程度でしょう。
当地でそんなものを示したのでは門前払いを食らうだけです。

当地の子たちは、大学に行く目的がはっきりしているので、高校時代には専攻したい分野についての準備的な活動や勉強をしています。

たとえば東日本大震災の時の義援金集めの活動がいい例です。
出来るだけ多くの義援金を集めるため、例えばジャーナリズムを専攻したい子は地元の報道機関に被災地の生活や被害などおの情報を集めて記事を書いて投稿したり、募金活動の宣伝をかって出たりしました。
そんな実際の行動を起こし、大きな募金を手にしたという実績を示して『私には大学で勉強する準備が出来ている』と主張するのです。

それもこれも、最終的に良い生活を手に入れるための努力をしているということで、そういった事が出来るのも、目的と目標がはっきりしているからです。

いろいろ書いたので散漫になったかもしれませんが、人生設計をまず行い、そこから大学進学の目的・目標をはっきりさせ、それに向かって高校では何をどうすればいいかを考える、ということをするのがいいのではないかと私は思いますがいかがでしょう。
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