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例えば
A社がB銀行から100万円から借り入れをしました。
しかしA社は業績不振に陥り、100万円の返済が
不可能になったとします。

「返せないものは返せない」という現実だけが
あるわけですが、ここで「処理」とは何をするので
しょうか?

いかなる処理をしてもB銀行が100万円の損失を
出したことはかわらないと思うのですが?
これから働いてただ損失をうめていくしかしかたない
と思うのですが。

「不良債権処理を進める」と聞くと
B銀行の業績に関係なく処理できる方法が
あるのでしょうか?

A 回答 (4件)

貸したままの状態ですと、銀行にとっては、債権=財産です。

普通は、100万円を毎月10万円ずつ+利息5000円として105000円を回収していくのですが、元本をそのままにして、利息だけを払ってもらうなんてことが、たくさんあります。

返してもらえないことが確定すると、損失となるんです。

不良債権処理というのは、利益の中から、そうした損失を消していくことです。

ただし、不良債権処理が進むのはいいことか? という問題はあります。処理するための利益は、預金者の金利を低くして、それを高く貸した差額です。銀行には国のお金(税金)もたくさんつぎ込まれています。
また、倒産する企業と、ダイエーのように国(産業再生機構)が支援する企業が選別されているということもありますね。
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この回答へのお礼

>利益の中から、そうした損失を消していくことです。
ありがとうございました。
やはり、銀行がもうからなければダメなんですね。

お礼日時:2005/06/02 16:50

不良債権処理を進める、とは具体的には銀行の資産勘定から切り離すことを言います。



税務上は「資産勘定から切り離す」=「貸倒損失」については大変厳しいラインが引かれており、
返済が滞っているだけでは貸倒損失を認めてくれません。
何故なら債権そのものが消滅したわけではないからです。

ただ、会計や社会一般において財務の健全性を考えたときにはアブナイ資産は積極的に消却すべきです。
「アブナイ」という理由だけで資産を勝手に消却する→損失を計上することは
他への贈与および利益操作の恣意性が入るため税務上はこれを認めず、(勝手に減らした)所得に加算させます。

そのため銀行としては貸倒損失が発生し当期利益がマイナスでも税金を課せられるケースが発生します。
(通常は赤字であれば税金は払わなくて良いが、この場合赤字でなおかつ税金も払う)
→ちなみにこの会計と税務のギャップにより繰延税金資産(前払税金)が発生します。

ということは銀行に体力(カネ)が無いと有税消却できないというのが結論です。

もっと具体的に言うと銀行はとりあえず「カネ」はありますがあんまり積極的に損失を出しつづけると今度は自己資本比率が低下し商売ができなくなる恐れが出てきますのでそのへんのバランスを考えてしか消却できないということでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>てきますのでそのへんのバランスを考えてしか
>消却できないということでしょう
経済は難しいです。

お礼日時:2005/06/03 15:53

A社への新規融資を行わない、借金の返済猶予に応じないなどの手段をB銀行が取ると、A社は資金繰りに苦しみ、最後には手形の不渡りなどを出して倒産することになります。


この場合、B銀行はA社の債権者ですから、A社の精算過程で債権の回収が行えるかもしれません(もちろん100万円には達しないでしょうが)。A社が「100万円を返せない」と言うということは、A社が100万円の現金を持っていないことを表します。が、A社には現金以外にも土地・製造機械・社員などの資産がありますから(社員はそれだけでは資産にはなりませんが…)、A社を精算するとすれば、それらを売って金に換えることができ、多少なりとも債権を回収できる可能性があります。

こうやって、100万円には達しないものの損を確定させることで、B銀行の帳簿には赤字が計上されることになります。が、その赤字をその他の業務で上げた黒字で相殺してしまえば、B銀行からすれば今後A社のことが経営に影響することはない(当然ですが、A社はなくなってしまうのですから)ですし、仮に黒字で埋めることができなかったとしても、損を出した銀行は法人税を払わなくて良いですからトータルとしては悪い話ではないかもしれません(損を出した銀行にも徴税しようとした石原都知事の外形標準課税政策は裁判により否定されましたね)。

損を出し続けている会社を処理しない(不良債権を処理しない)ということは、損を出し続けている会社に融資を続けるということですから、A社の経営者や社員にとってはありがたい話ですが銀行としては雪だるま式に損失を増やし、かつその処理を先送りにしているということになるのです。
損を出し続けている会社に対する追い貸しなどの支援を止めるということが「不良債権処理」であり、経営者や社員にとっては銀行の極悪非道な振る舞いに見えますが、純粋に銀行の経営からすれば、むしろ当然のことではあります。
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この回答へのお礼

ありがとうござました。
>損を出し続けている会社に融資を続けるということですか>ら、
よくわかりました。

お礼日時:2005/06/02 16:54

「不良債権処理を進める」とは


不良債権化した債権に引当金を立てて債権評価額を減らしたり、貸倒損失処理して帳簿から消すことです。
引当金を立てたり貸倒損失にすれば当然銀行にとって損失ですよ。

返してもらえれば「不良債権処理」ではなく「不良債権の回収」ですね。
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