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在来工法の木造住宅で、縁の下にも断熱材(グラスウール)を張り巡らしている
のは、今や一般的なんでしょうか?

私は、断熱材といえば、外壁と屋根裏にばかりあるものと思い込んでいましたが、
イベント会場でやっていた住宅フェアを見に行ったとき、あるメーカーの展示で、
畳下の床板の下にもそれが敷設されている断面模型を見て、初めてそれを
知りました。
床下は直接外気に接しているわけではありませんが、室内と縁下との間で
温度差があると熱交換が起こるであろうことは想像できます。
だから断熱材を床下にもというわけなんでしょうが、しかしそれは同時に、
室内が、建具を全て締め切ってしまうと正真正銘の機密状態となることを
意味します。

私の現在の自宅は、冬場、ファンヒーターなどによる結露に悩まされています。
(数時間ごとに窓を開放して対策としていますが。)
そういう場合、きっと土壁、畳、障子紙も余計な水分を吸っていることと
思います。
床下が断熱材で覆われれば、特に畳の湿度が床下に逃げていかず、ますます
室内の結露がひどくなるのではないかという気がしました。
また、結露だけならまだしも、カビや害虫の発生の恐れも気になります。

室内の湿度をスキマ風によって調整していた時代に、調湿材としても活躍した、
それら和室ならではの建材は、今後は、デザイン(意匠面)だけが残って、
湿度を吸収しない材料のものに替わっていく運命なのでしょうか。

話が長くなりましたが、ここでの質問は、和室の床下の断熱材は、現在では
既に当たり前なのかどうかという点だけでもけっこうです。

A 回答 (4件)

湿度と温度の関係は一般の方が理解するには少々時間がかかります。


質問の内容に直接答えることにして、関連事項でわからないことがあれば、質問を補足してください。

>縁の下にも断熱材(グラスウール)を張り巡らしている ・・・
必要です。やっと認識が広まってきたと嬉しく思っているくらいです。
部屋の暖房効果を上げるためには、重要な要素なのに今まで軽視されていました。

>正真正銘の機密状態となることを ・・・
断熱と調湿作用は分けて考えましょう。
グラスウールは断熱材であり、機密性はありません。

>結露に悩まされています・・・
関連質問で回答していますので、参考にしてください。
[カテゴリー:住宅]No143476「質問:結露について教えてください。」、答えNo5です。

>畳の湿度が床下に逃げていかず・・・
湿度(湿気)を除去する手段としてもっとも効果的なものは「風]です。
ご指摘の通り、スキマ風がなくなった最近の住宅では、結露に悩まされています。
視点を変えて、事務所ビルなどの状態を見て見ましょう。
完全な高気密高断熱状態にもかかわらず、結露はほとんど起こりません。
建築設備の設計がしっかりとなされているからです。
四季の外気の状態に応じて、完全な機械空調と自然な外気を上手く使い分け、快適な『作業空間』を作り上げています。

>湿度を吸収しない材料のものに替わっていく運命なのでしょうか
関連質問を参照してください。
「カテゴリー:エコロジー&環境学」No143476「質問:熱環境の問題点について」回答No5です。

最近の住宅が目指している、高気密高断熱住宅は、欠陥だらけです。
おそらく、作っているハウスメーカーの設計者はわかっているのでしょう。
しかし、販売実績をあげることが優先で、本当に良質な住環境を作り上げることには積極的ではありません。
消費者の皆さんは、よく勉強しないと後で後悔する事になります。
省エネ住宅という名の「エネルギー浪費住宅」や
健康住宅という名の「有害物質充満住宅」が、
世の中に蔓延しています。

最後に、良い住宅と悪い住宅の見分け方

・出来上がった直後から劣化が始まるのが悪い住宅

・住み続けるにしたがって完成度が高まるのが良い住宅

昔の木造民家で『100年しか持たない』ものは欠陥住宅でした。
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この回答へのお礼

なんと、床下に断熱材は”むしろ必要”であったのですか。目からウロコです。

どうもこういった問題の根源には、昔ながらの日本建築の工法や素材を中途半端
に残しながら、近代的な省エネ住宅の工法を取り入れている住宅建築会社に問題
があるのではないか、そんな気がしてきました。

もしかして、大手メーカーの最新のプレハブ住宅でも、部材の選択を誤ったり
すると、結露が出てしまうのではないかという気さえしています。
ただそれ以前に、住み手の意識というか、住宅の管理知識を正しく持って
いないと、どんな家でもすぐに傷んでしまいますよ、そんなメッセージに
受け取れました。

No143476「質問:熱環境の問題点について」は参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/08 12:03

訂正します。



>湿度を吸収しない材料のものに替わっていく運命なのでしょうか
関連質問を参照してください。
「カテゴリー:エコロジー&環境学」No143476「質問:熱環境の問題点について」回答No5です。は、

回答No2の間違いです。
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確かにハウスメーカーに聞くと、今は、プレハブでも在来工法でも、和室の床下も含めて全て断熱材を入れているようです。


畳床自体も化学品を使っているので、室内の湿気を畳から床下に逃がすという考えではないようです。

室内の湿気は、湿度の高いときに畳が吸って、室内が乾燥すると室内に吐き出して湿気の調整をしているとのことです。

むしろ、基礎部分の換気口からの寒気が、床下から室内に入るのを防ぎ、暖房効果を高める省エネに重点を置いているようです。
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この回答へのお礼

焦点を畳に移すと、結局のところ、自然の素材(藁)を使った畳は、近代的な
住宅にそぐわない(採用してはいけない)、という結論になるようですね。

インターネットで調べましたら、最近の新建材でできた畳は、湿度を吸収せず、
虫も入り込めないらしいです。
ここでふと思いましたが、こういった畳に断熱効果を併せ持った商品が出れば、
一石二鳥になるのではないでしょうか。

ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/08 11:54

 数年前、アパートで1階の畳部屋に住んでいた者です。


 これは実感としてですが、
 湿気が床下から逃げる よりも 湿気&冷気が床下から這い上がってくる という感覚のほうがかなり強かったです。
 試しにコルクカーペットを部屋に敷き詰めてみたところ、おふとんの湿り具合も、室内の洗濯物の乾き具合も全然違いました。
 今は建物周辺もコンクリートやアスファルトで被われているところが増えましたし、昔のように床下換気が効く状況ではないのかな?と思った次第です。

 わたしは学生時代に少し屋内の微気候についてかじっただけなので、確信があって回答しているわけではありませんが。。
 古来の和風住宅(民家)は機械的な温湿度調整をしないで済むように、その土地に合わせて工夫された造りでした。
 でも昨今は温暖化や温室効果などの微妙で広範囲の環境変化がありますし、狭い範囲では周辺環境での緑地帯激減などがあります。
 エアコンなしで過ごせなくなってきている昨今、屋内環境面での素材や造りの変化も避けられない傾向かもしれないと勝手に考えております。

 はっきりした傾向については、専門の研究をされてる方や業者の方などのご回答があるといいですね、、
 
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

確かに、今年のように、夏に酷暑が続くと、もうエアコンなしではいられません。
家の傷みは、多湿の状態が永く続くことに比例しているようですから、とても
ナーバスになるわけです。

全ての住宅はそれぞれ条件が違うので、こういった疑問を論じるのであれば、
本来ならば、科学的な実験をしなければならないのでしょう。しかし、おいそれと
それができないわけで、そこに技術改善への難しさがありそうですね。

お礼日時:2001/10/08 11:48

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