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 湾岸戦争でフセイン政権までもは倒す事が出来なかったわけですが、どうしてでしょうか?。ブッシュ父の汚点という表現もありましたが、どうして汚点となるのかというのと、どうして政権まで倒すにいたらなかったのかを教えてください。

A 回答 (6件)

現在のイラクでの米軍の活動状況を見れば明らかだと思います。


当時でもフセイン政権を倒す所までは米軍は簡単に実行出来たと思います。
しかし、占領後に治安を維持しながら、非常に複雑な部族間の対立を阻止し、
新政権を維持させ、イスラム原理主義では無い親米政権を確保する・・・
という事は簡単にできる事では有りません。
それは、現在のイラクでの惨状を見れば明らかでしょう。
つまりフセイン政権継続の方が、イラクのような大国の無政府常態化や
イスラム原理主義化等よりは都合の善いシナリオだったわけです。
又、当然フランス・ロシア等の親フセイン国家群も支持しなかったでしょう。

当時、アメリカはクウェートからイラク軍を放逐し
見せしめとして国境を侵す国がどうなるかと言う事実を
フセイン政権と国際世論に見せつければ良かったのです。

アメリカは当時既に世界一優秀な軍隊を所有していましたが、
軍隊は本来攻撃が目的の集団であり治安確保等は任務外です。
ですから、正規軍に対してはアメリカ軍は無敵と言えますが、
市街地でのゲリラと民間人が区別出来ない状態での治安維持等、
そもそも想定外の組織に過ぎません。
当時のブッシュ政権はその難しさを理解していた事と、
ポストフセイン空白の無政府国家叉は
ポストイラクのような大国を作りたく無かった為、
フセイン政権を排除しなかったのです。

今回の第二次湾岸戦争では其のシナリオを覆して、
新政権成立まで手を出したのでここまでてこずっているのです。

汚点と言う点ですが
「最後までやら無かった結果、フセインにアメリカは口だけの国家」
という印象を与えたと当時のアメリカ保守派の一部は感じたようです。
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一つは多国籍軍に与えられた戦争目的がクウェート解放だったことです。

安保理が武力行使を容認したのは、そこまでです。

二つ目は、当時、イラク軍はまだ強力でした。中東に拠点を持っていない米軍には長期戦はきついのです。(その後の、兵糧攻めが効きました。)

三つ目は、交渉相手を倒すと停戦の機会が困難になり、泥沼に成りかねないからです。

バクダッド侵攻作戦計画は存在しました。ただ実行命令が出なかったのです。
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アメリカのシナリオは、


経済制裁による打撃→湾岸戦争による大打撃(ここまでは歴史通り)→
イラク国民のフセインに対する不満(フセイン=スンナ派はイラクでは少数派)→
いくつかの反フセイン勢力の台頭→アメリカの意向に沿った反フセイン勢力への支持、支援→親米政権の誕生。
だったんですが、反米感情が読めてなかったようで。
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イラクに占領されたクェートを解放するのが目的だったので強行できなかったのです。

大量破壊兵器も怖いし 適度なところで引き上げてきたわけです。ブッシュ父の汚点はあの一族の存在自体が世界の汚点です。ブッシュのほうがフセインよりもたちの悪い独裁者です
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あの時は、イラクに占領されたクェートを


救うことが主な目的で、フセイン政権を
倒すところまでは、アメリカの世論も
国際世論も認めなかったからだと
思います。
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下記を読まれたら参考になると思います。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BE%E5%B2%B8% …
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