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病院ランキング、いわゆる病院の格付けの意義はいったい何なのでしょうか?また問題点としては何があげられるのでしょうか?お願いします。

A 回答 (3件)

医療の質の評価は(ドナベディアンモデルによると、)


Structure, Process, Outcome
の3項目から評価すべきであるとされています。
(詳しく知りたいなら、これを勉強してください)

で、病院のランキングは、ごく一部のアウトカム
(手術件数、入院日数や、信頼性が担保できない満足度)
により判断されているので、信憑性にかけるというのが問題です。
特に、入院日数については、後方支援の状況によっては
いくらでも捜査できるので、実際の状況を反映していません。
ので、原則的に手術件数のみで判断したほうが、意義はあると
思います。

他の病院の評価指数としては、
病院満足度調査
病院機能評価
などがありますが、
機能評価は主にストラクチャーとプロセスの部分の評価、
満足度は一部のアウトカムの評価となっています。

一番大切なのはアウトカムのなかの、
死亡率、罹患率、障害発生率、損失期間、合併症率、またはケアの失敗率、事故発生率、機能回復率、社会復帰・職場復帰率 
などでしょうが、これを正確に調査することは
・とてつもない時間がかかる
・複数医療機関にまたがった場合の問題
・手間がかかる
などがあり、現段階ではうまくとることができていません。
また、これらの情報は取得に時間がかかるゆえ、必ずしも現状を把握してるとはいえないので、そういう状態では意味を成さない可能性もあります。

これらを抜きにして、件数が多い少ないで質を判断することは、ある意味無謀な行為ともいえます。
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元検査技師として、事務長として、たくさんの看護婦さんと交流があるものとして。


 こんなものが必要になった背景がわかります。しかし、実像ではないと思います。シューズのかかとを踏んで歩く看護婦さんのいる病院には行きたくありません。検査室を持たない病院には行きたくありません。安さだけの検査センターに血液検査を依頼したり、医師の奥さんが院内に顔を出す所、1週間に2度も当直をさせる所にも行きたくありません。
 何よりも自分を職業の最高点と勘違いしている医師に命は預けられません。
 
 手術成功率?じゃあ失敗したときの対応は?
 術後延命率?毎年その後をどうして確認しているの?
 5年で限定しているのは?
 考えれば考えるほど疑問と不安が湧いてきます。
 この世界にいただけに自分の病院選びはランク付けは、悪魔の辞典 です。
ただ、やはり、笑顔で正直にそして楽しく働いている看護婦さんのいる病院を
大事にします。本来の回答にはなっていませんが、つい一言と。ごめんなさい。
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健康保険は、収入に応じてだけど、国民から等しく保険料を徴収している。

よって、受ける給付としての医療も、国民みな等しく受けられなければならない。とうのが国民健康保険法の趣旨です。したがって、公式には、医療機関や医師ごとに供給する医療に差があってはならない、ということになります。が、実際にそのようなことはないのも明らかで、同じ医療費ならよりよい医療を受けたいと思うのも明らかなことです。そこで、非公式な病院ランキングが注目されるのです。
しかし、医療の善し悪しとは、いったい何だ?ということにはっきり答えられる人もいないのも事実です。現在、誰もが納得するランキングの物差しはありません。それなのに、ランキング本が多数出されています。はっきりいって、出版社に広告代あるいは協賛費といったものを出すと、ランキングが上がることもあります。
一言で言って、当てにならないことで、商売にして金を取る、というのが最大の問題です。
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この回答へのお礼

確かに、医療の善し悪しは、何を基準にして言われるのかいまいちピンときませんね。
正直、商売などのお金に絡んだ問題が出てくることは、まったく私の想定外で非常に参考になりました。
貴重なご回答、本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/07/27 17:02

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