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よく歴史で鉱山から金や銀が採掘された・・とありますが、昔の人はそれをひと目で、金銀と判別できたのでしょうか?
そして掘っている様子もイメージできません。
詳しいかたアドバイスお願いできませんか?

A 回答 (4件)

金・銀といいますが、色々な産状があり一口で説明するのは難しいです。


まず金ですが、これは砂金と呼ばれる天然の金(実際には銀を含んでいます)があり川などで比較的見つけやすい(金は非常に重いので、椀がけという方法で採取できます。参考URL http://www12.wind.ne.jp/tensyo/gh03/)

金は砂金のように分離したものでなく石の中にあるものもあります。一般に山金と呼ばれます。砂金は山金が風雨などで崩壊してできたと考えられており、砂金の出る川の上流を探索することで発見されます。山金は銀の濃度が高いことが多く、金銀が同時に採れます。

銀は天然にも産出はしますが、地表では長い間に腐食するのでほとんど見つけることはできません。(石見銀山ではたくさん採れたと言っていますが)
銀は鉛の鉱物である方鉛鉱にわずかですが含まれている場合があり、この方鉛鉱から銀を抽出する方法が古代ギリシアでも行なわれていました。
この時の鉛から銀を取り出す方法が灰吹き法と呼ばれるものです。(銀を含む鉛を空気中で加熱すると、鉛は酸化して高温では溶けて灰に染み込み、銀が残ります。なお、銀は高温で酸化しません。)

鉱山の絵巻などが http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/kouzan/
にあります。No.1,2の方が示されたHPも含めてご参考にしてください。

参考URL:http://www12.wind.ne.jp/tensyo/gh03/,http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/kouzan/
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普通自然金、自然銀のように金銀の露出は少ないのですが、砂金のように自然金が発見されることはあります。


従って岩石を砕いた時などに発見される事は考えられます。
一目で見分けるには山師という専門家でなければ難しいと思います。
鉱脈を砕いて掘り出したままでは金銀は得られません。
細かく砂のように粉砕して水中で比重差を利用して分別しますがこの方法は全ての金銀を集める事が出来ずロスが多いのです。

岩石中の微量の金銀は水銀(朱)と加熱しアマルガムとして溶解して集め、これから水銀を蒸発させて残磋として金銀を取り出します。
これを灰吹き法といいますがこの方法で今まで棄てられていた金銀まで採取出来、産出量が飛躍的に増大しました。
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>ひと目で、金銀と判別…



崖崩れで金色の岩塊が見つかり大騒ぎとなったが、江戸で鑑定してもらったら黄鉄鉱(愚者の金)だった!という話が、津山藩の柵原鉱山(硫化鉄)発見話として伝わってます。やはり、専門知識が必要だったのでは?

>イメージできません

実際に御覧になってはどうですか?

石見銀山
http://www2.pref.shimane.jp/ginzan/
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参考URLから各リンク先に行くとよくわかりますよ!



参考URL:http://www.sado.co.jp/goldensado/
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