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最近、国立大学を独立行政法人、はたまた、民営化して、
企業の手玉にしようという構想がありますが、
それによって、学費や入試、学生生活などは、どうなるのでしょうか?
私は、憲法上の観点から、この構想には反対なのですgが、
万が一、実行にうつされたときに備えて、情報を収集したく質問しました。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 企業の手玉という表現には驚きます。

まったく当たっていません。

“歴史的な遺物”とまで言われているほどの日本の劣悪な教育制度とその担い手たる組織に関する議論をまず収集することから始められたらどうでしょうか。
 憲法など関係ありません。日本の大学は、そもそもきわめて特殊で歪んだおかしなものです。東京大学の創立からして国家に奉仕するために作られましたね。こんな大学は、ヨーロッパにもアメリカにもありません。

 立花隆さんの『東京大学の研究』、潮木守一さんの『アメリカの大学』『ドイツの大学』をまず読むことから勉強を始めてください。
 そもそも“大学とは何か”をその歴史的な視点から研究してみてください。それから、大学の教育と研究の役割、大学のサービス機能に関するアメリカでの進展…などに関するアメリカでの議論と実態を情報収集してみてください。
 社会が腐敗すれば大学も腐敗するし、大学が腐敗すれば社会も腐敗するのです。大学の原型はアカデメイアでしょう。そこまで遡らなくても、ソルボンヌ、パリ、ボン、また英国のエジンバラ、セントアンドリュース、ケンブリッジ、オックスフォードなどでしょう。アメリカでは、ハーバード、エール…、これらの大学と日本の大学のあまりにもの本質的な差を考えてもみてください。

「学費や入試、学生生活などはどうなるか」…明白です。今のままでは本質的には何も変わらないでしょう。値上げがよくないのですか?学生生活が変わることに反対なのですか。そもそも、そうした事柄はほとんど考える必要もないほど日本の大学も、その制度も腐敗しきっています。

 日本の大学のレベル、実態をどうお考えなのですか。
privatization、に反対する理由は何もありません。
また民営化されたって、本質的には、鵺(ヌエ)社会主義国家“日本”のことですから、やはり公立でしかやっていけないでしょう。
 日本には、民営の私立大学など、今もほとんどないと言ってよいのではありませんか。一方、同様の論理で、アメリカには公立大学などないともいえましょう。
 収入構造をみれば一目瞭然です。父兄の授業料と公的負担(補助金)のみで運営されている大学が私立と言えますか?年間100億円以上の補助金を受けている○大を例にあげるまでもなく(他の大学も生徒比で金額が決まりますから同様です)、これでも私立大学といえますか。
 州立大学と言っても、運営費の10%も補助されていない大学は、立派な私立大学でしょう。
 このようなアメリカの大学が、世界でももっとも活気があり、成果も挙がっている現状をどうお考えになりますか。
 日本の気味の悪い公立大学(大学と言ってよいのかが疑問のケースが大半)を消滅させるため、あるいは少しでもまともにするためでしたら、独立行政法人でも民営化でも何でもやればいいでしょう。存在意義が少しでもあれば、存続はするでしょう。
 過激な意見に聞こえるかもしれませんが、日本の現状の方が“過激”を通り越してしまっているのです。
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高等教育機関としての国立大学には改善すべき点が多々あると思います。

ただしそれは、(ご質問者の着眼点でもあるように)大学に入学した者から見てよくなるような改善でなければならないと思います。しかし、現在の大学改革の流れは、研究経費を削減することと先端技術の進歩に追いつくことのジレンマに悩む産業界の思惑、構造改革の一貫として人と予算を減らすつじつまを合わせねばならない中央省庁の思惑、大学が大衆化することを嫌う(自分に自信のない)名門大出身者の思惑、等々が交錯して、本来の問題点を見失った混乱の様相を呈してしまっているのが実状です。こういう中で、ご質問者が使われた「企業の手玉に」というような表現が出てくるのも、一面、もっともなことです。
大学にとって一番大事なことは、学問に触れたいと思った人の知の欲求に対して、その人の個性やメンタリティに合わせた最良の方法と手段を提供できるようになることでしょう。残念ながら、今議論されているような国立大学法人がそのままの形で実現されると、このような機能はむしろ低下する可能性が高いです。予算配分を支配する評価や競争が、結局は中央省庁の意向の物差しの下で行なわれることが予想されるからです。
これからの時代に、大学を選ぶ際には、お役所が付けた大学のランクではなく、自分が関心を持っている分野で活躍されている個々の先生の個性と人間的魅力を判断基準にされるのが一番いいと思います。大学の教官も、もっと個々の人間的魅力をアピールする努力をする必要がありますね。
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この回答へのお礼

細かい分析をありがとうございました。

お礼日時:2001/11/20 19:22

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