質問内容はタイトルの通りなんですが。
最近、終戦60周年ということもありテレビなどで戦中のことを報道する番組を多く見かけます。
そして少年兵の出征や特攻隊の隊員の手記(遺書)戦地での過酷な状況などを紹介し感動的なエピソードとして放送しているものもあります。
しかし・・・。
どうも私は納得がいかないのです。
確かに特攻隊員の書いた家族への手紙など胸のつまる思いに駆られますし、召集令状により二十歳に満たない青年が出征の朝、朝食に使った食器を自ら洗い身を清め「行って参ります」といって両親に向かって敬礼をする・・・切なくも凛とした、ある種清々しさえ感じる光景であります。
でも例えばこの青年は「行って参ります」といってどこへ行くのですか?あえて感情を排して言えば、戦場へ人殺しをしに行くわけでしょう?
彼らの姿を「偉い」「立派だ」「男らしい」として評価するのは非常にシンプルでまた共感を得られやすいですが、しかしもしあの時代においてなお戦争反対を主張した人がいたとすれば、本当に立派だったのはそういう人ではなかったか、私はそう思うのです。あの時代に戦争に反対するのは大げさではなくリアルに命がけだったでしょうから。
そこで皆さんに教えて頂きたいのは、そういう人がいたとして
1.それはどんな立場の人で何人くらいいたのか?
2.具体的にどんな活動をしたのか?
3.その結果どうなったのか?
ということです。勿論「そういう人はいなかった」と言う回答もあるのかもしれませんが、よろしくお願いします。
No.3
- 回答日時:
こんばんは。
真珠湾攻撃の前年、衆議院議員の斎藤隆夫氏が近衛内閣の日中戦争処理を痛烈に批判する演説を行った為、「非国民」として議員を除名されました。しかし除名後も立候補しダントツの人気で当選しています。また終戦の前年には盧溝橋事件についても軍部を批判する記述をしています。くわしくは参考URLをどうぞ。
参考URL:http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/saitouta …
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
私は、石橋湛山が最初に思い浮かびました。
詳細は、下記を参照していただければ判りますが、戦争中、戦争反対を言ってのけ、しかも言論封鎖を絶妙に避けた手腕と先見性は、勇気ある良識としか言いようがありません。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%A9%8B% …
No.5
- 回答日時:
1それはどんな立場の人で何人くらいいたのか?日本共産党の方々。
数は判りませんがシンパの人々をいれると万は超えたでしょう。当時共産党は非合法組織で地下活動でしたが、現実には逮捕を避けるのが精一杯でした。特高の眼を逃れるだけでも大変でしたから。2.具体的にどんな活動をしたのか?何もできないというのが本当のところです。共産党の方々以外でも少しでも言動がおかしいと身分地位に関係なく拘留していましたので今の北朝鮮と変わりません。3.その結果どうなったのか?誰もが戦争について語らなくなりました。国民こぞっての戦争です。ものをいわなくなったことの問題はいまでも文学の転向問題としても未解決です。またジャーナリズム自身もいまだ総括したとはいえません。ひとつ付記します。>戦場へ人殺しをしに行くわけでしょう?この考え方はもう少し歴史を深く見ていただいたほうが良いでしょう。行きたくていった人はほとんどいなかったでしょう。人殺しとゆう次元で見ると歴史を浅くします。人殺しに行くのがいやだといえば自分が殺されるだけです。選択の自由がありませんから国の名においてあえて言えば天皇の名においての命に背く事は自分だけでなく一族郎党に危害がおよぶのです。そんな人々を人殺しに行くと切り捨てては失礼になります。選択の自由もなく法律で決められたことにしたがって行かれた方々です。.断っておきますが私戦争賛美者でもなくただの戦争体験者です。しかし徴兵制度の下戦場に行かれた方々の無念さを思うととても人殺しに出かけたと切り捨てられません。殺し殺され人間はいつまでも進歩しない動物と思っています。お答えにならず申し訳ありません。随分乱暴に端折って書きました。戦争を体験されたんですね。貴重なご意見、ありがとうございます。
言論封殺の時代にあってご苦労された方が沢山おられたんですね。
>この考え方は~〈中略〉~一族郎党に危害がおよぶのです。
そういうリスクを負ってなお戦争に反対した人こそ真に尊敬されるべきではないか?というのが質問の趣旨ですのでご理解ください。
ただし、戦場で命を落とされた方、またそのご家族等の方々のお気持ちに対して配慮が足りない表現であったことについてはお詫び申し上げます。
No.7
- 回答日時:
政府内にいた人も戦争反対をすると大変だったようですがとりあえず思いつくのは・・・・・・
1.昭和天皇
2.天皇は当時から単なる機関で民意の代表の議会で決まったことに意見しない(できない)立場ですがその中でも戦争には反対だったらしい。
そのおかげで、軍部の一部からの暗殺の危険があり、最後まで消極的反対で終わってしまった。
3.その結果が日本の悲惨な敗戦で、最後の最後で軍部にも無条件降伏を受け入れさせた。
1.鳩山一郎(鳩山兄弟の祖父)
2.1915年に衆議院議員に初当選、31年48才で文部大臣に就任。
日中戦争、日米開戦と軍部の台頭の中、平和主義の信念を貫き通し軍部に抵抗、戦時中は東条内閣を批判しつづけ、数々の妨害、いやがらせを受けても屈することなく、のちに軽井沢に隠遁。
3.終戦と共に日本自由党を結成、46年の総選挙で第1党に進出したが、組閣直前になぞの公職追放命令が下り再び隠遁。
脳溢血などを乗り越え、追放解除後、首相となり「日ソ共同宣言」など業績を残した。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C% …
天皇を持ってしても戦争を回避することはできなかったわけですね。
鳩山氏の反戦活動については有名ですね。危険な目にもずいぶん遭っているようで。
ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
後、東郷外務大臣。
最初から最後まで何とか講和に持ち込もうと懸命だった。
この人がいなければ本土決戦までいったかもしれない。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%83%B7% …
No.10
- 回答日時:
クレージーキャッツ植木等(と言っても若い人は知らないか)のお父さん。
植木徹誠さん。この方はお坊さんでした。
世の中の戦争熱が高まっている頃、招集令状を持って壇家の人が、徹誠に挨拶にやって来た時、「戦争というものは集団殺人だ。卑怯といわれても生き帰って来い。そして、なるべく相手も殺すな。」といって送り出したそうです。
で、当然の事ながら特高(思想警察)に幾度も連行され、暴行を加えられ留置されの繰り返しだったそうです。ところがこの人、坊さんでしょう。戦争が激しくなってくると、戦死者も増える。坊さんがいないと檀家も困る。そして、何より檀家の人に人望があったようで、結局連行→釈放の繰り返しだったようです。
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