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会社四季報で銘柄の自己資本比率を知るには
どこを見ればよいのでしょうか?
また、何パーセント値はどう見ればよいのでしょうか?(?パーセント以上は良とか・・・)

A 回答 (2件)

自己資本比率はこの場合「株主資本比率」と示されています。

同じ意味です。上段の左から二つ目の大きなくくりの上のほうに載っています。

株主資本比率はだいぶ昔に30%以上は安全とか教えられたこともあったように記憶しますが、厳密な規準はないでしょう。10~20%といった低水準は各業種を通じてあまり好ましくないとは思いますが、大きければ大きいほどよいと言うものでもありません。業種によって借り入れをある程度しないと成り立たない性質の企業群もあります。よって、同じような業種のライバル会社同士の比較などの場合はその大小だけをみて部分的な優劣は論じられるかもしれません。

ご存知のようにそもそもこの比率は株主から調達した「資本」が、その他事業を拡大するために借り入れた負債をそれに合わせた「総資産」のなかでどれくらいを占めるかを示したものです。
そこで一般的にはその比率の大きさだけではなく、資本の中身を見てみる必要があります。四季報に下段の業績の「利益」の列を見てみてください。過去赤字が続いている場合は資本の中身が悪くなっていることがあります。
上段の「株主資本」と「資本金」との差は過去の利益の溜まりの部分です。事業が安定的なら過去の利益が溜まり資本金より株主資本が大きいのが普通です。もしこれが逆で株主資本比率が引き下げられているのだとすると、かなり過去の業績は悪かったと言えます。この場合は「利益剰余金」もマイナスでしょう。

また有利子負債を株主資本の大きさを比べて見てください。「有利子負債」は「総資産」-「株主資本」の部分の要素ですからこれがあまり大きくて株主資本比率が相対的に低いようだと、これから配当を株主に返してくれるより、借金の返済に利益が回りそうで、余裕の乏しい会社だと言えます。

では、株主資本比率が50%を大きく超えるような場合はどうか。昔は優良会社と確かに評価されていました。しかし、最近では企業規模が比較的小さい場合、このような会社は敵対的買収の標的になりやすいです。利益を過去に溜め込んで株主資本が高いわけですが、上段の「ROE」=株主資本利益率が低い(たとえば10%を大きく下回る)ような場合には、収益性がいまいちで、それくらいなら配当でもっと返してくれということに見られがちです。溜め込んだ株主資本をもっと効率的に利益につなげないのは経営者の怠慢と言うことです。新たな大株主が経営者の首を挿げ替えて、利益に出る会社に生まれ変わらせようという理屈です。この場合には、自社株買い入れや配当で株主資本比率を下げて、必要な資金は借り入れで補ってでも株主の資本を効率的に使う経営をしてくれという「逆」の判断さえあります。

どの程度経営者が怠慢だったかということの参考になるの上段の「最高純益」でしょう。いつごろ過去最高利益を記録したか。現在の回復する経済状況の中で利益が最高に達している企業が多いですが、あまり昔の利益最高記録が破れず今の利益を比べてそれが大きいようだと「昔の会社」ということになります。

まあ、株式銘柄選択の場合敵対的買収の標的にされるのも、値上がり益が期待できるのですが。

以上総括すると、一定水準の株主資本比率は望ましいですが、それがどのようなバランスシートの構成のなかであるのか、どのような業績の元で出てきているのか、効率的に利益を稼いでいるかが本当は大事だと思います。
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四季報に「株主資本比率」というのが載ってます。

これが自己資本比率のことです。(株主資本比率=資産-負債の関係を理解してください。)

これは貸借対照表の「負債」+「株主資本比率」の合計金額のうちの株主資本比率の割合を意味します。まあ、優良企業といわれているところは60%を越えている所が多いので私は財務諸表を見るときは60%を超えているかどうかを見ています。(要はこの数字が大きければ有利子負債が少ないって事ですから、財務的には健全ということです)

但し、電気ガスなどの公営企業はこの数字が20~40%程度の所が多く、企業の業態によって大きく異なりますのでこの数字だけで企業の優劣を決めることは出来ません。
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