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 「脂肪が付きにくい油」としてエコナとかリセッタと言う新しい商品が売られていますよねえ。
 効能書きによると、消化吸収の段階で油は脂肪酸とグリセリンに分解されるのですが、エコナとかリセッタは対しては、人体がそれを元の油に再構成する能力が無いので脂肪になりにくいそうです。
 でも、エコナが脂肪にならなくても、お肉等から脂肪分を摂っていたら、これは脂肪になっちゃう訳で、結局、総カロリーを減らさないと身体には悪いのでしょうか?
 他方、オリーブ油も身体に良いと言いう定番商品ですよねえ。
 一体、どっちの方が、どう良いのでしょうか?
 健康状態は良くなくて、高コレステロール気味、血糖値高しの場合について教えて下さい。

A 回答 (2件)

<脂肪のとり方について>


(1)脂肪は1gあたりのカロリーが他の栄養素に対して高いので、とりすぎない事が重要です。普段食べる肉や魚などに十分含まれているので、油でとる量を控えめにします。また、天ぷらや揚げ物は油分を多く含むのでこれらも食べないか控えます。
(2)脂肪酸は多くの種類がありそれらをバランスよくとることが健康を維持したり、病気を予防する上で重要です。分類すると([]内が多く含む食品です):
  1.飽和脂肪酸
    [肉や乳製品]
  2.不飽和脂肪酸
    2.1.一価不飽和脂肪酸
     2.1.1.n-9系(オレイン酸など)
    [オリーブ油、キャノーラ油、品種改良されたひまわり油・菜種油]
    2.1.多価不飽和脂肪酸
    2.2.1.n-3系(αリノレン酸、DHA、EPA)
    [αリノレン酸:紫蘇油、亜麻仁油]
    [DHA・EPA:背の青い魚(鰯・鯖・鮪など)]
    2.2.2.n-6系(リノール酸など)
    [大豆油・トウモロコシ油・紅花油・菜種油など]
厚生労働省はこれらを次の比率で摂取することが健康維持に大切であると言っています:
  飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=2:3:2
  n-3系脂肪酸:n-6系脂肪酸=1:2
現在の平均的な日本人は飽和脂肪酸やリノール酸をとりすぎており、それが生活習慣病・アレルギー・ガン患者が増えている1つの要因になっています。逆にn-3系脂肪酸は不足気味です。n-6系の脂肪酸の過剰摂取は動脈硬化やアレルギーの原因となりますが、n-3系の脂肪酸はそれを抑制する働きがあります。
(3)以上のように、脂肪は量を控えめに、バランス良くとることが大切ですが、それらを食品からどのようにとればいいかが問題です。ポイントをあげておきます:
 ・肉は一般に脂肪が多いので時々にして、魚や大豆製品でタンパク質をとる
 ・ドレッシングに使用する油は、オレイン酸かαリノレン酸が多いものを使う(ただし、控えめに)
 ・天ぷらや揚げ物を極力控える
 ・炒め物や天ぷら揚げ物にはオレイン酸の多い油を使う
   ←多価不飽和脂肪酸(リノール酸・αリノレン酸は熱に弱い)
 ・マーガリンやショートニングは有害なトランス脂肪酸を多く含むので避ける
以上です。さらに高コレステロール血症・高血糖であれば、全体のカロリーを1600Kcal~1800Kcalくらいにして、栄養バランス良く食事をとり、適度な有酸素運動(ウォーキングがおすすめ)をすることが改善につながります。
<エコナなどについて>
エコナなどが脂肪が付きにくいことは実証されているようですが、発ガン性などの危険性については十分に検証されていないようです。現在、厚生労働省は製油会社に再調査を指示しているようです。ですので、健康法の基本である「疑わしきは避ける」の精神でこれらは用いない方がよいと思います。

あくまでも、適切なエネルギーで栄養バランス良く食べ、適度な運動をするということが基本であると思います。

以上、ご参考まで
 
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この回答へのお礼

 詳細な回答、どうもありがとうございました。
 「エコナ」って、危ないかも知れないんですかあ?
 びっくりでした。

お礼日時:2005/10/18 23:19

参考URLに答えが書いてあります。

日本の現状が書いてあります。インターネットでトランス脂肪酸と植物油を検索して下さい。オリーブ油はエキストラバージン以外は,健康を害します。うまい物倶楽部【03-5805-7791】では安いのを扱っています。肉を止めて魚にしないと問題は解決出来ないでしょう。
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