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ウィキペディアの「歴史的仮名遣」の項目に
『GHQの民主化政策の一環として来日したアメリカ教育使節団の勧告により、政府は表記の簡易化を決定、国語審議会の検討による「現代かなづかい」を採用』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2% …
とありますが、なぜ「歴史的仮名遣」を当時の政府は捨てたのですか。アメリカ教育使節団の主要提言の「国語改革」では、「国語について漢字、ひらがな、カタカナを廃止しローマ字のみにすること。」であり「現代仮名遣」への変更ではなかったと思うのです。
 中学の時、塾の国語の先生が歴史的仮名遣について少し触れた上で次のように指摘してくれたのですが、このことが忘れられません。
「旧仮名遣のように、英語の単語の中にも発音しない語がたくさんあるじゃないか。」(例 Washingtonのgは、発音しませんよね)「それなのにどうして、現代仮名遣にさせたんだ。これは、奴らの陰謀で五十年後、百年後に日本人が馬鹿になり国が滅びるようにするための仕掛けだと先生は思う。文章中に「~してえ」を「~してー」とか携帯を「ケータイ」とか書くようになったら日本人は終わりだ。そして、今まさに奴らの計算通りになっている。」
と仰ったのです。
そこでお尋ねしたいのですが、まず歴史的仮名遣から現代仮名遣への転換理由はなぜですか。それから、言葉の表記が「~してえ」を「~してー」などになるとともに日本人は馬鹿になると思われますか?またそのように判断するのは、なぜですか?
ちなみに指摘した教師は、某私立中学・高校の国語教師で塾の国語の教師もしていました。
なお随時質問を補足欄に追加するかもしれません。それと参考URLを教えていただけるとありがたいです。実は、大学のレポートでこのことについて取り上げるつもりなのです。ご協力お願いします。

A 回答 (7件)

回答でなくて申し訳ないのですが・・・


陰謀!それは初めて聞きました。興味深いことを言う先生ですね。しかしそれは、きちんと信頼の置ける出典に寄った「説」なのでしょうか?先生のただの「意見」のように思いますが・・・。先生が自分の意見を信じることは個人の自由ですが、それを質問者さまが全面的に信じてしまうのも、いかがかと思います。今はそれを支える根拠がないのですから、とりあえず疑って掛かって、資料を調べてみてはどうでしょうか?
それに陰謀と言ったら、言文一致とか、かなり怪しいですよ・・・あれがなかったら、日本人の漢文の素養の必要性は、もっと維持されたかもしれないですよね~。ようはそこに他者(外国人)が介入したかどうかではないでしょうか?もし日本人のみで決めたことならば陰謀説は絶対に出てきませんでしたよね。・・・と、これこそ私の個人的意見ですが;

それから、重箱の隅をつつくようですが・・・
バカになった、という基準が分かりません。日本古来の自然を愛する心が理解できなくなったということならば頷ける点もありますが(日本人は元から本質的には自然を愛していない、という意見もあるようですが;)、どの着眼点でバカでしょうか。それにもよると思いますよ。No.2の方のおっしゃるように、簡略化は昔からあったと思います。そもそも、「~してえ」というのは文章中に書くのに適した言葉ではありません。
黙字についてですが(私も黙字は発音しないと習ったのですが・・・)、こんな意見がありました。No.3の方です。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=439290

ケチばかり付けて&質問に答えてなくてすみません; 同世代の方かと思います。お互い、レポート頑張りましょう♪
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この回答へのお礼

>きちんと信頼の置ける出典に寄った「説」なのでしょうか?先生のただの「意見」のように思いますが・・・。
僕も先生のただの「意見」だとは思いますよ。ただ、説得力があったんですよね。

>疑って掛かって、資料を調べてみてはどうでしょうか?
まだ全面的に信じてはいないのですが、先生の指摘されたことがそれなりに的を射ているように思え半ば信じている状態です。ただ、このレポートを書くにあたり良い機会だから「それを支える根拠」を探しているところです(ネットで探しています)。そうしますと、この陰謀だという判断もしくは、現代かなづかいになって日本人が馬鹿になっているという考えを表明しているサイトがちらほら見つかるのです。

>もし日本人のみで決めたことならば陰謀説は絶対に出てきませんでしたよね。
そうですよね。全くその通りだと思います。

>バカになった、という基準が分かりません。
あいまいですみません。まあ、全体的な学力低下でしょうか。それから、江戸時代に武士階級の十五歳の書いた文章と現在の十五歳の書く文章とでは精神年齢や教養の違いが歴然としています。そういうところからもバカというか、学力低下、教養低下という判断もできるかと思います。ただ、坂本龍馬の書く文章なんかは、親しみをもって読めます(笑)いくらかその時代特有の書き方もありますが・・・

>そもそも、「~してえ」というのは文章中に書くのに適した言葉ではありません。
もちろん、そうです。塾の先生がおっしゃったのは、こういう適していない言葉が文章中に使われだしたら「日本は、終わりだ」ということでした。文章における表現が、稚拙すぎるからだと思われます。

教えてくださったURLにアクセスしてみました。参考になりました!ありがとうございます。

同世代の方ですかー!回答いただけてうれしいです。お礼遅くなりすみません。ありがとうございました。

お礼日時:2005/12/28 17:31

No1です。

久々にログインしたらまだ受け付けておられ、様々なご意見が記載されてましたので、自分も考えを書いてみます。
私も質問者さんと同じく現代の人の方がバカになったと思います。というか、バカにさせられていると思います。理由は、明治以前と比べ現代は平均寿命がドラマティックに延びたため密度が薄い人生になっていると思うからです。「どれだけ生きたか」ではなく、「生きて何をなしたか」が人間にとって大事なのに、人生の約1/3をインプット(形而上の学問)に費やすことを当然としている時代にいるからです。
もし、今の時代を担えるはずのあるリーダー候補が短命だったとしたら、大学行ってる間に死んでるかもしれません。
明日に何が起こるかわからないということが、人間を研ぎ澄ますのではないでしょうか?

また話は変わりますが、質問者さんは愛国心あるその先生を尊敬されているようでしたら、苦言になりますが一言。
司馬遼太郎さん曰く「愛国心はいつの時代のどこの国の人にもある。それを自然にしておけば健全なものを、喧伝することによって、ろくなことにならない。つまり排他主義を喚起し、無用に助長するものである」
乾いたスポンジが水を吸収するように知識を吸収する中学生に、愛国心を不用意に語ることは危険な教育だとも思います。
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この回答へのお礼

>もし、今の時代を担えるはずのあるリーダー候補が短命だったとしたら、大学行ってる間に死んでるかもしれません。
そうですよね。それに、学歴社会に対応できない人も多くいたと思います。

>明日に何が起こるかわからないということが、人間を研ぎ澄ますのではないでしょうか?
現代でも闘病生活を送っている方は、まさに研ぎ澄ました生活をして生きていますよね。同感です。

>質問者さんは愛国心あるその先生を尊敬されているようでしたら
尊敬しています。ただ、教わった期間が中二の一学期だけでして大変残念でした。読解問題における先生の解法が、論理的な読み解き方だったのでまさに目からうろこが落ちる思いで授業に聞き入っていました。学校で教わる解き方は、自己の心情に頼るところもあり、はなはだあいまいなやり方だったんで、ますますこの塾の先生には惹かれました。また、ご指摘のように愛国心がある先生でした。郷土も愛していました。

司馬遼太郎さんのその言葉は、知りませんでした。教えてくださってありがとうございます。危険な授業だったかもしれませんが、僕にとっては新たな視点での見方を教えてくださった先生として脳裏に深く刻み込まれています。濃密な時間でした・・・
貴重な回答・ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2005/12/28 17:44

かなづかい変更を推し進めようとした集団の特に指導的立場にあった一部がその先生が喝破したような意図を持っていたと思われます



自国の文化・歴史を理解することができないような方向に捻じ曲げようとして・・・

そして、今、それに乗せられている、そして、乗せられていることにも気づけないマスコミ・政治家・学者・大衆の如何に多いことか
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この回答へのお礼

>自国の文化・歴史を理解することができないような方向に捻じ曲げようとして・・・

これは、現代の古典教育にも問題があるかもしれないですね。
とにかく、口語体が文章に氾濫するとなんだか言葉に深みがなくなるような感じがしてきます。

お礼日時:2005/12/24 17:25

素人考えを述べさせてください。

日本語をローマ字で書いてみると解りますが、眼で見ても意味が解りません。声に出さないとまず解りません。英語の綴りが発音とずれているのは、それが必要な事だからです。英語の文章を万国発音記号で書いたらアメリカ人でも黙読できません。つまり陰謀を企てる事が不可能になります。日本人も現代仮名遣いを使うことによって深くものを考えにくくなっていると思います。陰謀といえばこれが陰謀ではないでしょうか。本当はローマ字だけにしたかったのではないですか。カタカナ語の多用も同じような陰謀であるという仮説も成り立ちます。
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この回答へのお礼

>日本人も現代仮名遣いを使うことによって深くものを考えにくくなっていると思います。
やっぱりそう思われますか!随分、アメリカもしたたかですよね。じわじわと滅亡に追いやっていく・・・恐ろしいです。

お礼日時:2005/12/21 22:48

つい数時間前までローマ字をテーマにレポートを書いていたので、親近感が・・・(笑)


私の求めていた情報とはズレていたので、斜め読みしかしなかったのですが、

国字ロ-マ字化の研究-占領下日本の国内的・国際的要因の解明 / 茅島篤/著 風間書房 2000.3

をお読みになることを勧めます。
GHQ絡みのことなど、延々調査して綴られています。


失礼を承知で青二才の私見を述べさせていただくなら、その某教師さまは頭が少々固いかな、と思います。
「携帯」、「ケータイ」。見た瞬間「携帯電話」だと判断できるのは、明らかに後者です。言語は経済的にできています。語の弁別という面からして、カタカナにした方が利便性が高いから「ケータイ」という表記が定着したのです。
さらに言えば、「食料を携帯する」の「携帯」より、「今日ケータイ忘れちゃった」の「ケータイ」の方が、現在の日本語の中で使用頻度が高いです、圧倒的に。すると、画数が少ない方が便利ですよね。
見分け易くて書きやすい、それだけ利点が多いのに、カタカナを使ってはいけないはずがありません。カタカナだって、立派な日本語の表記方法です。

「してえ」「してー」についても、本人がTPOをわきまえて文章を書くことができるなら、「してー」を使ってもなんら問題ないと考えます。
終わりどころか、くだけた表現に長けている、表現能力が高い、と捉えることもできます。
「してえ」しか言えない人より、「しとうございます」も「したいなぁ」も「したい」も「してー」も自分のものにして使い分けられる方が、言語生活が豊かだと思いますよ。

先生はどのような見地から、そのようなお考えに達したのか、大変気になる次第でございます。
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この回答へのお礼

おお!レポートお疲れ様です。参考文献もご紹介してくださりありがとうございます。
なるほど、使い分けるなら言語生活は豊か、ですかあ。
>先生はどのような見地から、そのようなお考えに達したのか
中学二年生のころのことなのであまりどういう経緯でそういう考えになったかまでは覚えていないです。ただ、その先生曰く、大学では語学科だったから国語の読解問題の攻略を論理的に説明できるんだ、ということでした。それから、この先生は愛国的な精神をお持ちでしたよ。

お礼日時:2005/12/21 22:46

たぶん、アメリカの陰謀ではないと思います。


また仮にアメリカの陰謀であったとしても、さらに携帯をケータイと表記しようが、日本人は馬鹿にはなってゆかないと思いますよ。
縄文時代も平安時代も江戸時代も、新しい表現や表記が生み出されていたでしょうし、そういった出来事に対して年長者たちは「今時の若いヤツは馬鹿じゃないのか?ホント言葉遣いも知らないのか!」と憤慨していたでしょうから。
#回答になっていなくてスミマセン(汗
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この回答へのお礼

>回答になっていなくてスミマセン(汗
いえいえ、回答してくださってありがたいです。

>日本人は馬鹿にはなってゆかないと思いますよ。
僕は、昔と比べて馬鹿になっていると思うんですよ。例えば、江戸時代に橋本左内という勤皇の志士が「稚心を去る」という文章を書いています。これは、彼が十五歳の時に書いているんですよ。お読みいただければわかりますが、現代の十五歳でこのような文体でさらにこんな立派なことを書ける人がいるかなと・・・まずいないだろうと思います。今の感覚からすると当時の彼は、精神年齢が高すぎるんです。まあ、彼が学問好きだったからとおっしゃる方がいるかもしれません。それでは、学問好きでない坂本龍馬はどうでしょう?彼の書いた文を読んでみれば相当語彙が多かったようだと僕は思っています。語彙が少ないということは、それだけ深く考えることが出来ないと高校の時漢文の先生から教わりました。現代人は、語彙不足のため馬鹿かなと思います。

お礼日時:2005/12/21 22:30

真面目で興味深い課題を研究されてますね。


まだ誰も回答されてませんので、自分の記憶を頼りにヒントになればと書いてみます。素人の戯言と流して下さって結構です。
アメリカ教育使節団が日本に派遣されて、驚いたのは当時の日本人の識字率の高さだったと記憶しています。調べられるならば、昭和20年当時の日本人の識字率とアメリカ人のそれを調査してみたいです。(日本人は世界一だったような気がします)
そこで、同使節団もしくは報告先の米政府が、日本はいずれ復興すれば世界有数の先進国家になると判断。ついては、戦略的な教育介入をすべき、となったと誰かに聞いた、もしくは何かで読んだ記憶があります。

単調な現代仮名遣を一般化させることにより、相手側(アメリカ)からは
(1)日本人の音感を後退させる⇒先進世界(欧米)との不通
(2)日本人の言語を理解し易くする
効果が期待できます。

例えばbusのアを英語教育を受けるまでは、普段意識できませんよね。これは幼児期から母音の発音が多彩な欧米言語圏とのコミュニケーションに相当のハンデを負う事になります。ところが歴史的仮名遣には音にも意味にも奥行きがあります。音の訓練容易になります。また彼等の発音だけの奥行きではありません。意味を含んでいます。
彼等側からは、学ぶのが困難な奥行きです。日本人の元来の色彩感覚(赤・紅・緋等)(青・蒼・紺・碧等)に通じるものがあり、何か千年以上の文化集積を喪失しているような気持ちになります。

陰謀とまでいえるのか分りませんが、意図あってのものだと思えますよね。
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この回答へのお礼

>真面目で興味深い課題を研究されてますね。
いえいえ、研究だなんておおげさですよ^^レポートの主題を「歴史的仮名遣は、現代仮名遣より便利か」にして序論まで書いてはみたものの、こりゃ論じる範囲が広くて大変そうだなと尻込みしています。というのは、ワードで3~5枚程度の枚数でいいのにこの主題だと5枚以上いきそうだな・・・などと考えています。もう少し論じる範囲を狭めた方が書きやすいナ、と感じ始めています。

>戦略的な教育介入をすべき、となったと誰かに聞いた、もしくは何かで読んだ記憶があります。
あーやっぱりそうなんですか!完全に日本人を骨抜きにするつもりだったようですねえ。

>歴史的仮名遣には音にも意味にも奥行きがあります。
え~~、そうなんですか!?高校の古文ではそこまで教えてくれなかった・・・(先生が発音出来ないからかな)ただ司馬遼太郎の著書によれば昔の高知の人たちは、「ず」と「づ」の発音の区別をきちんとしていたそうです。だから、歴史的仮名遣を使っていた時期の日本人の発音に奥行きがあるというのは何となくわかります。

>何か千年以上の文化集積を喪失しているような気持ちになります。
言われてみれば、そうですね。文化の断絶は由々しいことです。

お礼日時:2005/12/21 22:13

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