街中で見かけて「グッときた人」の思い出

3年前に、新築し木造軸組みの外断熱(外張り工法)で家を建てました。
先日、夫婦間で今度建てるなら・・・と言う話で盛り上がったのですが

主人が言うには
外張り工法は、「大工さんの手抜き。素人が知らないと思って手間を省いているわりにコストがかかる。
ぼったくりみたいなものだ。
本当は、内断熱(?になるのかな)トステムのSW工法のような
柱と柱の間に断熱版を入れてきっちり造れば
こっちのほうが、高断熱・高気密の家である。
(木は水分を通しにくい。熱も、ボードより通さない。)
だから、手間のかかる分コストもこっちの方が高くなる。」
と、いいました。

外断熱とSW工法どちらもきっちり造ったとして、
どちらが高気密・高断熱の家として優れているのでしょうか?
どちらがコストがかかるのでしょうか?
また、利点・欠点などありましたらアドバイス下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

鉄筋コンクリート住宅であれば外断熱は内断熱より優秀であることは間違いないところです。


鉄骨住宅の場合も事実上外張断熱(外断熱とは言わない)でなければ断熱欠損が著しいので、外張断熱にすべき話です。

しかし木造住宅の場合は話がまるで変わります。
そもそも外張断熱だとか充填断熱という言葉は、平たく言えば柱の間に断熱材を詰めるのか外側にまきつけるのかというだけの話でしかないので、そもそも分けて考えること自体が既にナンセンスになっています。

基本的に外張断熱の場合は外壁を保持する関係で断熱材の厚みは50mmが今のところ限度です。(100mmを試みた住宅があるのですが、地震で外壁が剥がれました....)

外張50mmと充填断熱100mm(柱は最低105mm以上あります)で比較すれば、木材の断熱欠損が多少あっても充填断熱の方が断熱性能は高くなります。そのため単純な外張断熱というのは寒冷地ではまず行われていません。

つまりこの制約がなければ全体を包む外張断熱は悪い考えではありません。
一方充填断熱にしても柱の間にしか断熱材は入れられませんから、やっぱり限度があります。

最近では付加断熱といって充填断熱した上で更に外張断熱するのが寒冷地では常識になりつつあり、こうなるともうどちらがいいのかという議論自体が意味をなしません。外張でもあるし充填でもありますので。これは別に私の意見ではなく、先月あたりの建築知識(業界紙)でも同じ趣旨の記事が掲載されていましたから。

施工の手間ということでいえば、充填断熱の方が手間がかかります。しかし寒冷地では外張断熱だけでは明らかに不足なので外張と充填の混在が常識になっていますから、大工さんなどが手馴れていることもあって、そんなにコスト的には違いは出ませんね。

ちなみに充填断熱も施工をしやすくするために断熱材を初めから入れたパネルを工場で生産してはめ込むだけというやり方がかなりあり(SWもそうだしそれ以外にもごまんとあります)、これだと現場作業の手間はほとんどかかりません。(パネルはめ込みは結構大変ですが..)

ちなみにSWは工務店によってその性能がかなり変わりますので工務店選びが重要ですよ。
パネルになっているとはいえ、気密施工をきちんとしないと性能は落ちます。温暖な地域だとなかなかこれが....
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我が家は外断熱の家ですが、運良く丁寧に造ってくださる工務店に巡り会えたおかげで、数字的にも体感的にもかなりいい家に仕上がりました。

義理の親が千葉県で地熱利用で有名な外断熱の家に住んでいて、その家のデータと我が家のデータを頻繁に比べますが、運良く我が家の方が良い温熱環境下にあります。手前味噌ではありませんが、家ができるまでを一通り見てきて私は#2さんの『「丁寧な施工」が一番重要ですよ。』に激しく同意してます。SWでも外断熱でも建て方によって結果が大きく変わると思います。ただ、違う工法でも建てる場所が違えば、その場所の気候が大きく影響する事は間違いありません。よって、直接の比較は難しい部分はあるとは思います。極論ですが、そういった意味では隣同士に建築して比べないと正確な比較は不可能だと私は思っています。ちなみに、もし私が次に家を建てるならまた外断熱にしたいです。

参考URL:http://www.mokusei-kukan.com/act-4.html
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#2さんの答えでほとんど補足するところがないですが(^^ゞ



外断熱と言われているものは木造では「外張断熱」です。内断熱も木造では「充填断熱」といいます。
普通に木造住宅で「外断熱」と言うHMなどは信用しない方がいいと思います。
”とある本”で「外断熱」が有名になりましたが、外張断熱については#2さんのおっしゃるとおり厚さの限界が狭いです。
また地震に弱いという説もあるようです。
一番いいのは「充填断熱で補助的に外張断熱を採用」だと思います。
ただしこれも北海道や東北などの寒冷地の事で、比較的温暖な地域ではオーバースペックになります。

最終的には「丁寧な施工」が一番重要ですよ。
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外断熱の方が優れてますが・・・。



参考URL:http://www.passive.co.jp/dannetsuichiran.htm
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