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私はリン脂質水溶液に蛍光物質を混ぜた試料の蛍光スペクトル測定を行っています。

リン脂質は温度・圧力によって状態が変化します。私は温度を一定に保ち、試料に圧力をかけながら蛍光スペクトル測定を行っています。この実験では、リン脂質の状態変化に伴って、蛍光極大波長が変化します。それに伴って蛍光強度も変化します。

圧力または温度を上げていくことで、リン脂質の状態がA→B→Cと変化すれば、それに伴って蛍光極大波長もa→b→cと変化します。蛍光強度もα→β→γと変化します。それぞれリン脂質の状態に特有のものです。

なぜ、リン脂質の状態によって蛍光強度が変化するのでしょうか?蛍光極大波長が変化する理由は分かるのですが、蛍光強度が変化する理由が分かりません。

蛍光そのものに詳しくないので誰か何か分かることがあれば教えてください。

A 回答 (1件)

「電子が光などのエネルギーを吸収して励起した後、再び基底


状態に戻るときに光としてエネルギーが放出されるのが蛍光」と
説明されますが、例え蛍光を放つ物質であっても、光を吸収した
電子の全てが蛍光を放つ形で基底状態に戻るわけではありません。

つまり、「基底状態」と「励起状態」の間を一気に戻るのではなく、
その中間にあるエネルギー状態を経由して電子が徐々に基底状態に
戻った場合は、その電子分の蛍光は発生しません。
(「ある分子から励起した電子は蛍光を発したが、その隣の分子では
 熱振動に変換された」という場合がある、ということです)

このため、状態変化により、中間状態に移行する確率が変われば
(下記URLを参考にすれば、「より結合の回転しやすい状態を経る」等)、
蛍光強度も変化するものと思います。

参考URL:http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q16.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
以前より蛍光について知ることができて良かったです。
参考URLをよく参照します。

お礼日時:2006/01/28 10:46

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