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薬についての質問です。

同じ疾患の飲み薬の処方として、例えばAという薬だと1日に50mg、それがBという薬だと1日に100mgというように、1日や一回の量が薬によって違うことがあるのですが、これは薬の成分やその強さの違いからくるものなのでしょうか。
(例:ルボックスは1日最大量が150mgに対してテトラミドは60mg、 またベンザリンは1回5~10mgまでなのに対してロヒプノールは0.5~2mg)

以前に力価ということばを聞いたことがあります。その意味もわからないのですが、それと関係あるのでしょうか。
また薬本体の大きさは何か意味があるのですか。(例えば成分が多いとか強いとか)

うまく説明できなくて申し訳ありません。わかりやすいサイトを紹介して頂いても助かります。

A 回答 (2件)

 #1です。



 ルボックスとテトラミドは、効果は似ていますがかなり作用は異なる薬です。ルボックスはSSRIという種類の薬で、テトラミドは四環系抗うつ薬です。
 作用が異なるので、使用に伴って出てくる副作用(有害作用)も当然異なります。

 原則的に、投与量の上限は「薬の有効作用による利益が有害作用による害を上回る」量しか投与しません。
 また薬によりますが、ある程度以上の量を投与すると予想外の作用が出現することがあります。従って、動物実験や臨床試験で保証されている量以上を投与してはいけません。

 ご質問の2剤でも、そのような違いから投与量が決められているものと思います。


 参考に、薬剤情報(添付文書)を検索できるサイトを挙げておきます。こちらで説明を読まれると、理解を深められるかも知れません。

参考URL:http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_ten …
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この回答へのお礼

たびたびありがとうございます。
だいぶわかってきました。

お礼日時:2006/02/18 17:20

 薬力学、薬物動態学という分野の内容です。



 同じ疾患の薬でも、量や飲み方が違うのには、色々な理由があります。

(1)体への取り込まれやすさ
 飲み薬の場合、有効成分の100%が作用している訳ではありません。胃液などの消化液や、吸収されてから肝臓などで分解されるためです。どれだけ残りやすいかは、個々の薬によって異なります。

(2)体内での蓄積のしやすさ
 一度体内に入った成分は、肝臓や腎臓などでいずれ分解されて体内からなくなります。その早さも、薬によって大きく異なります。例えば3時間で半減するものもあれば、4週間くらい残り続ける薬もあります。
 一般的に、分解されやすい薬は一日に何度も飲みます。

(3)薬が体のどこに作用するのか
 同じような効果をもたらす薬でも、体の中で実際に作用している場所(作用点)が異なるものも良くあります。そういう場合には、有効成分の量が全然違って当たり前です。
 また同じ系統の薬でも、作用点に対する親和性(くっつきやすさ)などが違います。そのような場合にも、量は違ってきます。

(4)薬の大きさ
 有効成分の量によって、錠剤の大きさが変わっているわけではありません。
 薬は、腸の中に入ったら速やかに溶けるものばかりではありません。急に全部溶けると体に負担があるものや、ゆっくり効かせたいものなどもあります。
 様々な理由から、剤型(薬の形)は決められています。


 メルクマニュアルという万有製薬さんのサイトが分かりやすい(少々難しいかも知れませんが)ので、参考に挙げておきますね。

参考URL:http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec02/ch011/ch011a …
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございました。

もっと具体的に質問すればよかったと思います。

例えば同じ抗うつ薬でも、ルボックスは1日の最大量が150mgでテトラミドは60mgなのはなぜかということなんですけど。

質問が悪くてすみません。

お礼日時:2006/02/18 16:44

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