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私は将来東京のターミナルの駅(たとえば渋谷)で内科医(総合・家庭医)、心療内科医として開業したいと考えている医学生です。大学は地方国立です。また、私は再受験生のため医師免許が取れるのが34歳となります。45歳程度で開業を目標にしています。都会の”赤ひげ”を目指したいと考えています。
今のところの私の計画を紹介します。
都内一般病院で研修後、都内一般病院で後期研修を受け家庭医専門医、内科認定医などを取得、その後さらに後期研修で精神科専門医を取得、ここまでで8年から9年、つまり43歳。雇ってくれる病院があれば精神科医として2.3年働き、その間に開業準備をして開業する。というものです。
そこで問題となるのが、
(1)専門医の資格をとるために後期研修を2回も受けるべきなのか。
(2)医局に入って精神科医として修練を積むべきなのか。
(3)重篤な精神疾患を扱いたいわけではなければ精神科に進まなくてもよいのか。つまり、一般病院で心療内科の修練を積むべきなのか。
(4)医局員から開業したほうが有利なのか。
まだ、医師免許も取っていないものが悩む問題ではないのかもしれませんが再受験生ということもあり一般の学生と同じ気分ではいけないと感じここまで考えています。よきアドバイスがあればご教授をお願いいたします。

A 回答 (2件)

目的が明確で将来のグランドデザインがしっかりとしており、大変好感が持てます。



大学病院勤務、卒後25年以上の内科系医師です。私がもしもあなたの立場であればどうするだろうかとの観点からお話しします。参考になれば幸いです。

> 内科医(総合・家庭医)、心療内科医として開業したい
内科と精神科とを別々に研修するのは時間のロスであり、あなたの目的にも正確に合わないので、精神科専門医よりも日本心身医学会認定医の取得を目指しては如何でしょうか。取得条件等は以下をご参照ください。
http://www.interq.or.jp/japan/shinshin/pdf/ninte …
認定医の取得に必要な研修期間は常勤で3年、非常勤で5年です。心療内科を専攻し、内科認定医も同時進行で取得することにすれば卒後6-7年でメドがたちます。

従って
(1)専門医の資格をとるために後期研修を2回も受けるべきなのか。
は、受けるべきでない。

(2)医局に入って精神科医として修練を積むべきなのか。
は、不要。

(3)重篤な精神疾患を扱いたいわけではなければ精神科に進まなくてもよいのか。つまり、一般病院で心療内科の修練を積むべきなのか。
は、その通り。

>・・・ここまでで8年から9年、つまり43歳。雇ってくれる病院があれば精神科医として2.3年働き、その間に開業準備をして開業する。
開業すると決めているのであれば、40歳前半までが望ましいです。上記のプランであれば、開業の準備期間を含めても42-43歳までに開業できそうです。

現在の医療行政はこれまでの医局制度の実質的な解体を目指しています。実際に医局制度を廃止した大学もあります。

医局制度には良い点も多々ありますが、いろいろと弊害があることも事実です。かっては勤務医として働くにしても開業するにしても、医局との密接なつながりがないと何かと制約を受けましたが、研修制度の変更によってこの点は大いに変わってきています。

また大学そのものが大学院大学として位置づけられるようになっています。早い話が研修機関としてよりも研究機関としての性格がより強くなっています。博士号も近い将来には他学部と同じように大学院に進んで、正味4年間の研究生活を送らなければ取得できなくなるでしょう。

従って
(4)医局員から開業したほうが有利なのか。
は、講座が充実しているという理由で入局を選択するのは大いに結構です。しかし、「医学博士」のための入局(開業するに当たって地域によっては医学博士号にもそれなりの御利益があるのかもしれませんが、都内であればまず不要)はお勧めできません。

開業予定地もおおよそ決まっているようですので、都内で心療内科の充実している病院を(大学病院とは限定せずに)研修の候補に考えては如何でしょうか。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。かなり細かく回答をいただき将来に目標、希望が持てました。心療内科の充実している研修病院を探してみようと思います。私は都会には増えているとはいえまだまだ心療内科が足りないと感じています。病気とまでならなくてもストレスを抱え病気寸前の人はかなりいるでしょう。通勤時などに気軽に通える場所で心と体の健康を支える医師目指して精進しようと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/03/13 05:17

■冷や水をかぶせるような回答です。



法的には内科と診療内科の看板を掲げることはできますが、ほんとうに患者さんのためを思うのであれば、どちらかにしたほうがよいです。特に心療内科は一般内科とは両立することが非常に難しい科です。

内科を一生懸命に勉強し総合家庭医となる力量ができるのはそれだけで10年かかります。精神科でも同じです。更に心療内科と内科を標榜すれば病気の中でも最も診断が難しい神経内科領域の疾患が必ず入ってきます。

そのような要素を考えると、非常に優秀な方でない限り患者さんはごまかせても、誤診の連続となるなるように危惧をいたします。現実にそのようになっている医院・医師が非常に多いことは専門領域の先生方であればご存知のことと考えます。

■「内科・心療内科」の看板はビジネスとして受けはよいでしょうが、本質的に患者さんのためになっているのかどうか、どうぞ今後十分に見極めてください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。なるほど、厳しいですね。自分の力不足や経験不足から患者さんに迷惑をかけることはしたくはありません。やはり、患者さんの力になれることが自分の目標であるので、先の方の回答も参考にし、自分なりにもう一度考えてみたいと思います。

お礼日時:2006/03/13 05:18

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